まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

医療費増加は、高齢者だけをどうのこうのじゃないと考えるんですが

2015年11月11日 | 社会的全般
社会保障。とりわけ医療費に関して。

大きな問題の提起やら、身近なあれこれに関して、マスコミ含めて様々に論じられているが、
こんなに低価格で、気安く医療が受けられる国は、
日本をおいて世界では類をみない。

昨今、児童医療費の助成が、各自治体で「導入」されているが、
「世帯数」、しかも生産人口「世帯」を増やすために格好のテーマなんであろう。

医者にかかる際には一律100円 とかね。
薬剤に関しては、小学生までは無料 とかね。

対外的な効果も含めて、いわゆる「世間様」向けにおいても、PR力は抜群かもしれない。

実感では、
物凄い「来客数」になっているのをご存知であろうか?

インフルエンザ、ノロウイルスなど、感染性が高いと認識されている「病気」に関して、
現在では、「すぐに医者に行く」ことが普通になっている。

まぁ、いいと思います。

が、子供に関する「状態不良」は、今や、「絶対正義」に近い「信仰」を感じる。

まず、具合が悪いという「症状」は、教育機関はその「考えられる責任の所在」を含め、
素人の判断を避け、病院での「診断」をエビデンスとして求めるのも、下支えになっているのかもしれんが、
良いか悪いかはおいておいて、一部の話ではなく、大概の話として、
子供のあらゆる「状態不良」は、無条件に「要求」を叶えてもらえるもんだという感じ。

もう、小児科、内科は、大フィーバー中である。

肌荒れから、虫刺され、切り傷から、なんであれ、
OTCで済むであろう「症状」でさえも、「ただ」だから、もう、医者にかかりまくる。

財布をお持ちにならない。

さらに政府が懸命にジェネリック転換をすすめていようとも、
薬局に70%やら将来100%の導入を、厳しく規則をつくろうとも、

「子供はただだから、先発品でお願い」
「私は、お金がかかるから、ジェネリックで」

さらに、学校では、本人が具合が悪くなった際に、急場で処置するために必要な「薬」のストックを
学校に「置いておく様に」という、たまげた指示さえでている。

とうことは、修学旅行の際には、今や、OTCで購入する一般薬ではなく、
トレンドは、処方された「薬」を子供たちは「携帯」する世の中になっているのだ。
胃薬とかさ、目薬とかさ、解熱剤とか、酔わない薬とかさ、、、、。

案外、数字的に、いい感じの「医療費」になってんじゃないのかしら。

良いか悪いかとか、どういう点で考えるかによって一概に言えないんであれだけど、

こういう風な感じになっているんだよって、
これが普通の風景になっているんだよって、
考えてみるのもいいと思います。

以前、テレビにて東京新聞の誰それが、「院内処方」と「院外処方」に関して、
なんで「薬」を外に出したんだと、利便性の観点から、費用の観点から、
いい塩梅の年齢の方だったように思うんだが、言っておったけど、

まず、医院と病院の区別を明確にしようよ。

さらに、医薬分業が始まる前、病院の会計時と、薬の受け渡しに「気の遠くなる」待たされ方に
物凄い「論議」があって、散々パラ世間が盛り上がったことを、
みんな、とっくに「忘れて」しまっているのかしら?

にしても、本当にこの国は、このめちゃくちゃ安価な医療サービスを
当たり前のように思って、かつ、
病気、大好きなんだなぁ、と、
本当に、大変な方々が、すっかり見えなくなってしまう、いつもの世の中の在りように、
面白いともいえず、ただただ、見入ってしまいます。


いや、本当に、そこが知りたい

2015年07月14日 | 社会的全般

沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場の移設に反対する「辺野古基金」の共同代表に就任したアニメ映画監督の宮崎駿さん(74)が
7月13日、東京都内で記者会見を開いた。

「軍事力で中国の膨張を止めることは不可能で、もっと別の方法を考えるために、日本は平和憲法を持ったのだと思う」

いや、本当に、そこのところが、本当に知りたい。

70年にもわたり、戦争というものに、ぎりぎり直接かかわりを持たなかった国が、
不変でありようもない、この世界の中で、
同じように、この平和憲法が、どのような実効性を持たせられるのか。

世界の枠組みの中で。

どのように担保できるのか、担保してもらえるのか。

まさか、この70年間のうちで、かの中国が、「膨張」という単語で済まされる程度ではない。
実際に、積極的に「戦争」をしかけているわけで、
それを知らない、単なる「膨張」ですよ、ではさすがに「無い」わけで、

1国が、何を言おうと、力あるものにとっては

何の関係もない「事実」なんだろうな、ということを、
何度も映像やら、ニュースで見ている中で、

その「もっと別の方法」とやら、

いや、まじめに、本当に知りたい。

安倍さんの「やり口」とかで、世論(笑)が沸騰している中、
本当の実効性が高い議論こそ、行く末を考えるには、本当にしなくてはならない作業のはずだ。

言えないんだったっら、場をもたないでくれ。

安全管理面、社会福祉の充実なんか、どうしてできるのかしら。

2012年09月18日 | 政治
簡単な話のような気がするのだが、
エネルギーをかけず、縮小する「社会」を既定路線にするのであれば、
すなわち、

今よりさらに「不便」になることを享受する。

のはずなんだが、どうやら世間では全く認識が違うらしい。

安全管理面、社会福祉、行政面
社会、ならずマスコミの論調はどなっているのだろう。

例えば先日、女子高生がホームから転落した件。
ニュースでは、救助した2名の男性に焦点をあてられ、素晴らしい話になっていたが、
コメンテーターは、ホームの安全管理面として、例のホームドア。
なぜ急がないのか。

そういう話にまとめていた。

1駅、普通に2億円弱かかる設備で、それだけでなく、管理ソフトとして運用するために
80億円かかる話だ。

実際どうなのか本当のところわからないのだが、
この国を維持するためにかかる予算。
国債が国内流通している限り、他国のようなデフォルトにはならない、というのではなくて、

すでに借金して、自転車操業してなんぼという現実。

つまり1億2千万人の人口を、上にあげた安全管理面、社会福祉面、行政面で、もちろん
もっとあるわけで、むしろどなたか、詳細を教えていただきたいくらいなんだが、
すでに、まとまりとして維持できない。
そういう現実がある中で、誰も、正面切って具体的な話をしない。

原子力発電がすでに「民意」としても、総意としても立ち行かないという流れ、
個人の家庭の問題として、取り上げるナンセンス。
「新エネルギー」のコスト。さらには、旧資源の活用によってかかるコスト、さらには環境破壊を含めて、
この電力というエネルギーは、家庭の暮らしが云々というはなしではなく、
企業が収益をあげるためのエネルギーとして、考えるべき話だと思うのだが、
どうも、家庭の話が大好きらしい。

企業が収益をあげて、上げていく中で、雇用が充実し、社会資本が充実し、
その後で、ようやく福祉が充実していく中で、
企業が衰退し、雇用が減少していく中で、福祉が、社会資本がさらに充実できるわけが無い。

どう考えても、不便になるに決まっていると思うんだが、
そうなると、ニュース番組なんか、キャスター付のニュース番組なんか、
製作できるわけないか。


こういう展開になると、韓国はマジに暴発するかもよ。

2012年08月25日 | 政治
国内向けのパフォーマンスは止めた方がいい。

 「韓流だとかK―POPとかも禁止したらいい。少女時代もKARAもアウト。
  韓国製の電化製品なども日本に入ってきますが、不買運動もきっと起きますよ」
  (自民党関係者)

誰が言ったのか、本当に言ったのか、マスコミのいつものやり方なんだが、
いかにも誰かが言い出しそうな内容なのが困る。

確かに、いつぞやの日本で「鬼畜米英」などと、
シンプルな標語で、大衆の劣情に踏み込んだ扇情をした経験がある日本だが、
今の韓国は、ほぼ、この状態に近い。

そもそも、いわゆる「慰安婦問題」で、韓国の高等裁判所が出した判決こそが
今の韓国の政治のチキンレースに拍車をかけたと言われているが、
すでに、ロンドンオリンピックで問題になったサッカー。

当たり前の対応をした韓国サッカー協会の会長が、国会で、
「お前はどちらの国の人間か」と罵られ、
身分立場ともに絶体絶命に陥っているという按配。

あらゆるところで、今や、日本というキーワードは、韓国人にとっての
「踏み絵」と化している。

これ、真剣にやばい。

こうなったら、もう、全てにわたって、後先考えない展開になるもの。
かの時代で日本でも「アカ」というキーワードで、魔女狩りみたいな経験があるだけに、
「親日」というだけで、財産が過去に遡って没収される、名誉を剥奪される、
こういうヒステリーになった国は、正味、怖いよ。

これ、日本が、同じレベルで突っ込んだやり取りしたり、付き合うと、とんでもないことになる。

だから、この自民党何某が言ったのかどうかわからんけど、
日本は過敏に対応したり、そもそも政治家が、劣情に沿った発言なんてしてはならんと思う。

とにかく、日本は、国際的に「王道」だと思われるアナウンスを全方位的にすべきだし、
野田総理が、会見で述べたように、
きちんとした言葉で発信はすべきだし。
(ただ、誰が起草したのかわからないが、国際社会に理解を求める力が弱い気がする)

どの国も、領土問題、植民地問題で様々な歴史的経験を持っているわけなんだから、
国際社会の理解を求めるアナウンスなり、外交努力を、
まさに目に見える形で、やるべきだと心底思う。

マスコミは、こうやって、煽ることで、売上伸ばしたいのはわかるけど、
国内向けの興味半分の「扇情記事」は、最終的に日本の首を絞めることになるから、
これも「大人の努力目標」として、やるべきではないと思います。

多分、本当に危険水域に入ってしまったと思います。


竹島問題。鳩山さんが明言してしまった事実。何でも言うんだなぁ、この人。

2012年08月23日 | 政治
普段と変わらない日常が続いているように思える。
ネットとか各新聞の情報を読まなければの話だが。ああ、あとテレビとか。
週刊誌とか。

ここまで憎悪むき出しの感情を、国を挙げて向けられるとは
日本も凄いことになったものだ。
あえて言わせてもらうが、60年以上前の日本のあれを見ているようだ。
見たこと無いけど。

いつも大変勉強になる、内田先生のブログであるが、
「内田樹の研究」に書かれている記事。

領土問題は終わらない

竹島に関して言えば、決して軍事的な問題になることが無い。
その根拠が後半に書かれているが、
これを読んだ時には、なるほど、と安堵した気になった。

  というのは、もし竹島で日韓両軍が交戦状態に入ったら、当然日本政府はアメリカに対して、
  日米安保条約に基づいて出動を要請するからである。

  それに米韓相互防衛条約というものがあることを忘れてはいけない。
  これは「戦時」における作戦統制権は米軍にあると定めている。
  だから韓国軍の竹島上陸という「作戦」は在韓米軍司令部の指揮下に実施された軍事作戦なのである。
  つまり、「韓国軍の竹島上陸」はすでに日米安保条約をアメリカが一方的に破棄した場合にしか実現しないのである。

抜き出しただけなので、実際にお読みいただければ、もっと言葉を尽くした上での内容であると
ご理解いただけるはずなんであるが、
韓国ともども、過去の歴史からいって、アメリカと抜き差しなら無い関係であることを
再認識いたしました。

ところがである。
「極東ブログ」に書かれている記事を見て愕然とした。

このところ話題の竹島と尖閣諸島のこと

  尖閣諸島への侵犯は中国政府の意向で適当に繰り返されるだろうが、
  意外と中国政府は状況を冷静に見るので安易な暴発はしない。
  韓国はその逆。残念ながら、ここまできたら日本もごく普通の国家として普通に対応せざるを得ない。

安保はどうしたんだ、どういうことなんだ?って言うと、

  鳩山さんが首相の時代、竹島に臨む島根県選出の亀井亜紀子参議院議員が竹島問題に関する再質問主意書を出し、
  これに形式的にだが鳩山首相が答えている。

  ようするに、竹島には日本の領有権はあるが、施政権はないと日本国が明言している。
  そして、日米安保は、領有権に関わるのではなく、施政権に関わるから、
  よって、施政権が及ばない竹島に米軍は出て来ないというのだ。

鳩山さんが、国会で、竹島に関して、施政権が及んでいない!
と、どうやら明言してしまっていたらしい。

首相が言い切ったということは、日本が、竹島に関して、そういう存在だと国際社会に明言したことになる。
それが事実であるにせよ、何にせよ、
この鳩山さんは、いったい、どういうつもりだったんであろうか?

この間は、自分が総理の時には、アジアの友愛をといてきただけに、
こういう問題が起こらなかったんだと、胸を張っていたようだが、

学者なら、いいですわ、こういう方がいらっしゃっても。
今起こっている事を、なんにせよ、どういう風に解説しようと、提起しようと、
一向に構いません。

が、政治家を標榜し、政治家としてフィーをもらう(この人にはお金はいらないか(笑))
であるならば、まさに、こういう問題を解決してこそ、が問われるはずなんだが、
そういう思考には、1ミリもならないらしい。

民主党が自分の目指す方向とは異なる道を進み始めました。、
これからは政権に影響力を与えませんと言いましたが、反原発の首相面談には反原発はとして参加します!
沖縄問題が混迷の極みになっていますが、僕は、沖縄の皆さんの味方です。

あれやこれや、右に困った人がいれば聞きに行き、左に問題があれば聞きに行き、
どれもこれも、聞くだけで、そのソリューションを政治家として発揮しない。
政治家としては、現状を簡素にまとめて、全てを、呑気にアナウンスして、先送りにしてしまう。

自分の意が伝わらない。
自分の意を曲げてしまった。
自分の自分の、思い通りにならない。

政治家、止(辞)めてください。

とはいえ、竹島に関しては、施政権がどうやらないらしい。
ひとえに、内田先生が仰られるように、アメリカの統帥権を頼みにするしかないということ。

日本で、こういう難しい「国難」を「外交」を仕切れる政治家はいるのだろうか?


北朝鮮も含めて韓国民族のあり方が世界で評判になりかねない

2012年08月15日 | 政治
お隣の国ということで、本当に国内のメディアは韓国をとりあげるが、
韓国の「迷走」ぶりは、とんでもない様相を呈してきている。

李明博(イ・ミョンバク)は、次の選挙で、間違いなく負ける。
姻族の不正が明るみになり、仮に失脚した場合、本人もかなりのダメージを負うことになる
そういう可能性を含めて、負けると読んだのかもしれない。

8.15 光復節。韓国の独立記念日。
そもそも、どこと戦って勝ち得たのか、理解できないのであるが、
対象国は日本である。

この日を目指して、反日の姿勢は、言葉においてもヒートアップしまくりである。

大統領が、反日色を強め、竹島に乗り込むことは、
仮に、日本と、もしくは世界を相手に広く交易なり交流を図ろうとした場合、
メリットが多いとはいえない。

このことは李明博が、大統領に就任した当初、日本とは過去の件を争点にしない。
経済において、自国の存在を高めて行きたい、みたいな話から、きっとそう思っていたはず。

詳細は、専門の方が解説されておられるのであれとして、
要は、サムソン、LGだと、韓国の躍進が言われているが、
内政はいつでも火がつけば、とんでもない事態になる。

というか、韓国におけるメディアは、そういう切り口で現政権を非難している。
財閥とか大手に、富の集中が進み、格差社会が厳しいことになっているとかね。

簡単に言って、その矛先を外交として、日本的視に持っていく、そういうのは
誰でも理解できる話だが、
次の選挙で、負けるとわかったら、

次の大統領に、爆弾背負わせた方が、その次の選挙でセリヌ党に流れがくるかもしれない。
そういう「長い将来を見据えた戦略」が炸裂していると言っていいかもしれない。
だって、あんまりにも、あの李明博にしては、馬鹿っぽい発言なんだもん。

次の選挙で、セリヌ党が負けた場合、
民主統合党の李海瓚が大統領になった場合、かれは、さらに反日をベースにした駆け引きを
この世界が注視する中で行わなければならない。
大変。
少しでも、親日の姿勢が見えれば、セリヌ党が今際の際にみせた、超攻撃的な姿勢。
評価が一日にして一転してしまう時限爆弾のように、
李海瓚はぶれる事は許されない。

にしてもだ、
この国の反日教育の徹底振りは、そもそもテレビや週刊誌に全くとりあげられないが、
小学校の展示会で、憎き日本を懲らしめる「絵」を描かせ、
あげく公共の場に「貼り出す」という映像は衝撃的だったし、

北朝鮮が「交戦」してきたらどうしますか?
という質問に、迷わず、日本を攻撃します!
と平気で応えてしまう韓国民。これも有名な映像でしたが。

本気で心配になるんだが、
これって、あの時の日本の状況と、すごく似てない?
今の韓国のマスコミにしても、教育にしても、さ。

さらにこういう国のあり方って、北朝鮮と同じっぽくて、
そろそろ、漢国民族はそういう感じなんだって、一緒くたにされると思うんだけど、
一種のマインドコントロールだよな、どう考えても。


こういう方々の少数意見が、無垢な政治家を過剰に動かしていく。

2012年06月22日 | 社会的全般
なんだか、マスコミがどうのこうのと、粘着しているのではないかと、
その通りです。自分でも自覚があります。
子供みたいだな。

こういう記事がありました。

欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか

これからは、解釈次第なんだろうが、このように他者の記事を「切り貼り」して、
自分の「私用」に使用すること、違反になるんだろうな。
解釈次第だろうけど。

   高齢あるいは、がんなどで終末期を迎えたら、口から食べられなくなるのは当たり前で、
   胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると、国民みんなが認識しているからでした。
   逆に、そんなことをするのは老人虐待という考え方さえあるそうです。

いや、ここだけ切ってしまうと、変だ。全部読んで下さい。

   ですから日本のように、高齢で口から食べられなくなったからといって胃ろうは作りませんし、
   点滴もしません。肺炎を起こしても抗生剤の注射もしません。内服投与のみです。
   したがって両手を拘束する必要もありません。
   つまり、多くの患者さんは、寝たきりになる前に亡くなっていました。寝たきり老人がいないのは当然でした。

スウエーデン、デンマークのような「モデル」の国をことさら取り上げるのは、
基本的に好きなことではないんだが、
だって、人口、1000万人いないんだよ。
東京より人口が少ないんだよ。国ですか?って小ささ。

まぁ、その記事にコメントを寄せる方々が、これまた少ないけど、いるんだな。
何かに「毒されて」しまった人達が。
多くの方は、自分の身に置き換えて、冷静にコメントされているんですが、

「日本の医療に問題あり」って、
言い切る人達が、出てくるんですよ。必ず。

  意思疎通能力を失った人を、物体として扱い、延命治療をすることは、医療側にとって利益をもたらすものかもしれませんが、
  患者の家族の心を深く傷つけ、家族に生きる意欲を失わせ、また、本人は、天国(または地獄)で、
  非常に、恥ずかしい思いをしていることを考えて、医療側は、家族とよく話し合って、対応をしていただきたいものです。

こういう風にね。
もう、相当、いい塩梅に、テレビのニュースバラエティーに毒され、
もう、これこそ、自分のアイデンティティと化してしまった典型。

また、こういうコメントを、マスコミは、それきた!って取り上げてしまうから、
もう、しっちゃかめっちゃかになるんだろうけど。

  日本の医療は異常です。たぶん厚労省と日本医師会でそういう国民のコンセンサスに長い年月を掛けて誘導したのでしょう?
  そして今では莫大な医療費が社会保険から支払われている。赤字を補う為に消費税を上げようとしている。
  厚労省官僚と医業界と製薬業界を焼け太りさせる仕組みです。

とかね。
よくもまぁ、こんなコメントを「寄せよう」と思うよな。
それと、コメントのタイトルまでつけて、記事に「投稿」しようと思うよね。

個別の色々な事例、特殊性は、それぞれの自分に、当たり前のようにあって、
それはそれで、私の事情として、散々主張は激しくするんだが、
医療とか、ひとくくりになるともう「個別」は関係ないんだな。全ての医者は信じられないという展開。

冷静な読者が、マスコミからのバッシングやら、他の親族からの「目」、
さらに「死亡診断」を恐れる医師の問題や家族の問題とか、
この国に「育ってしまった」そういう風潮が、
「本人」の事情を超えて、まさに世間体のために胃ろうを選択してしまう。

もう、この意見に結構集約されていると思うんですが、、、、。

結局、死のほとんどは、その周りに存在する「他者」にとってのもので、
いかに本人が自分の尊厳を言おうとも、
それが病の延長であれば、支える誰かの意思を、どう省みるのか。

死について、どう向き合うのかは、死に直面している本人よりも、周りの人間に訪れる状況なんである。

なので、向き合いたくない、どうしていいかわからない。
そういう方々も、確かにいらっしゃって、医療に「全てお任せ」してしまうケースは確かにあって、
心の整理がつく間もなく、つくはずなんてありゃしないんだが、
結果、少数ではあろうが、その気持ちを、愛情憎悪すべてを「医療」にブン投げてしまう方々はいる。

もう本当に、医療の、医療技術のスペシャリストに、さらに家族の、関係者の
メンタルケアをやれと、
それは、もう、考えただけでも物凄い「無茶振り」としか思えない。

  日本医師会は医師の生活レベルは一般人は数段高いレベルにあることを肝に銘じていただきたいと思います。
  いい意味の選民思想を持っていただき国民全体の生活を守っていただきたい。

こうなっちゃう。

もう、恨みしか残らない。

少なくても、出来ない、無理に近い。
こういう「報道」を、少しでもされていかないと、
ここまでくると、相当、勘違いした方々の「意見」が世論だと、
そういう状況が、世慣れていない「政治家」集団を、どう導いていくか。

散々、医療の問題点を、医者のモラリティーを、医療の窮状を、センセーショナルに取り上げる一方で、
「ゴッドハンド」みたいな、誰でも受けられやしない医者の「特集」を組む。
こういう「なりふり構わない」構成でいくんだったら、
いちいち、この番組は「報道局」だとか「バラエティー局」だとか、免罪符みたいにしても、
身内のマスターベションに近くなると思うんだけど。

どうなんでしょうか。


LEDに変えて、原発13基分?いつの時代の数字なのかしら。

2012年06月14日 | ニュースに絡んで
昨日のニュースにて、LED照明を強力に推進することが報道されていた。

白熱電球がその「使命」を終えようとしているのは、この数年で理解していた。
今や「100円ショップ」でしか、40W 60Wは買えない。
寿命尽きるときに、一瞬、強く光って消えてしまう。
あの喪失感にも似たあの気持ちも含め、また一つ遠いものになる。

経済産業省所管の財団法人・日本エネルギー経済研究所の試算

 日本中の白熱灯や蛍光灯を消費電力の少ないLED(発光ダイオード)照明に換え
 た場合、国内の年間電力消費量の約9%に相当する922億キロワット時の節電に
 なることが、経済産業省所管の財団法人・日本エネルギー経済研究所の試算で分か
 った。節電分は原子力発電所13基分の発電量に相当し、同研究所は「導入促進は、
 即効性が高くて持続性もある省エネ対策となる」と指摘する。

日本エネルギー経済研究所の試算。
2011年5月に発表されたものである。
1年前の「報告」。 今になってなんで?

そしてもう一つ。

産業部門で、白熱電球を使っているところ、どんだけあるのか?

今やダイソーでしか買えない「電球」であるが、60Wに替えがきくLEDは、
確かに消費電力は少ない。
にしても、研究所の試算でいう8分の1。7.5Wなのか?

最近発売された「日立アプライアンス」の白熱電球型LEDは、

 国内のLED電球の一般電球形(E26口金)広配光タイプで、業界で初めて白熱電球80W(ワット)形
 に相当する明るさ(1160ルーメン)と、業界トップクラスの消費効率を実現したLED電球
 「一般電球形(E26口金)広配光タイプ 電球80W形相当(昼光色相当)」を、2012年6月15日に発売する。
 白熱電球60W形に比べた場合、消費電力は約5分の1、定格寿命は4万時間と40倍長持ちする。
 白熱電球80W形相当の明るさでかつ消費電力が11.4Wと少ないため

白熱電球で、おそらく、5分の1。

ようやく、5分の1。

そうそう、事務所、施設は、ほとんど「蛍光管」の世界。
直管と呼ばれる、駅にも工場にも天井についている、あの長い蛍光管です。
20Wとか40Wのもの。

というより、これがほとんどでしょ。事業所は。
まぁ、飲食店とか、工場とか、まだ白熱電球が「現役」のところはあるかもしれませんが、
槍玉に上がっているパチンコ店には、白熱電球は1個もありません。

その蛍光管。
20Wの代替品LEDで、その消費電力は、なんと13W。
半分にもいってません。
40Wで、26W。
アイリスオオヤマ製でごめんね。

別に日本エネルギー経済研究所をどうのこうの言うつもりはありません。

言うつもりはないのですが、
一言。
どこを、どう調べれば、こんな数字になるんだよ。

昨年から、LEDへの切り替えに対して、助成金が出る。
そういう絡みで、相当数の会社が、コンサルと称して動き回っておりました。
そして、そのほとんどは、照明をLEDに!という営業でしたが、
その電力消費量を見て、驚愕しておりました。

大して、効果が無い。

そりゃ、半分でも、大したものかもしれませんが、
実際、節電と称して、数を半分にしたり、点灯時間をカットしたりして、
どこの企業も、結構な省エネを実行しております。
その半分に近い位の「量」を。

それで、昨日のニュース。
LEDに全照明をチェンジ!
原発13基分に相当!

これだ、原発13基分ね。これを言いたいのね。

こういう数字ばっかり出しているから、信用されないんだよね。多分。


扶養者が増えるんだったら稼がなきゃならんでしょ

2012年06月03日 | 社会的全般
スカイツリーが開業した。
東武鉄道の誰とは言えないが、強力な「雨男」がいたことは間違いない。

読売新聞で取り上げられた「地元商店街」。
スカイツリーの開業は、今のところ期待はずれだったという話。

こういう記事を、なんで書くのかが理解できない。
記者というか、メディアの「劣化」が甚だしい。

押上に、目立った商店街など無い。

何をどういう視点で取り上げるか、それこそ、そこに
メディアとしての根幹があろうと思うのだが、
あまりにも「適当」。知り合いにでも聞いた話を載せたに違いない。

最近のニュースバラエティーショーは、
司会者の問題もあろうかと思うんだが、
忌み嫌う「2ちゃんねる」の寄ってたかっての雰囲気と
さほど違わないんじゃないかと、気がしてきた。

いくら芸人だからといって、モラルがどうだと言ったって、
要は「制度」の問題と、担当する「行政」の問題になるわけで、

ニュース番組は、トピックスを取り上げて、
コメントを入れればいいんじゃないかという安易な構成。
そろそろ止めた方がいいんじゃないだろうか。

この構造自体、もう、「2ちゃんねる」とさして変わらない。

で、消費税?原発再稼働?民主党?自民党?

まぁ、野田総理を「家」の主(あるじ)に例えれば、
先人の政治家の連帯保証人になったばっかりに
家計が火の車になった、さぁどうしましょう、
何から手をつければ、自転車操業からぬけだせるのか、

引退した爺さん婆さんにもパートに出てもらわなければならないし、
奥さんにも働いてもらわなければならないし、
子供も、高校卒業したら、進学なんて到底無理!

という風情にみえて痛ましい。

なのに、マスコミで「合唱」している声は、
爺さん婆さんには手厚い福祉を!
子供には健康で文化的で平等な人生を!
困っている親戚縁者には愛の手を!

で、パパが困っていても、そこがパパの勤務先であっても、
儲けている「会社」があったら、
問題を「起こして」しまったら、
後先考えずに、怒りの「鉄槌」を!

だって、あれやこれや正確ではないかもしれないけど、
今、日本は「国ベース」で、
80兆円ないとやっていけないんでしょ?

パパの収入は40兆円しかないんでしょ?
借金多すぎでしょ?

生活、環境レベルを「半分」に落とすの?出来るの?
それとも、企業と一丸になって、稼ぐの?

みんなそんなに生きる「才能」あるのかしら?
自分はそこまで稼ぐにおいて、才能がねぇんじゃないかと、思うからこそ、
大企業の連中には、最大限のリスペクトをするわけで。

体一つで、農作業して、畜産もして、
誰からの助けも受けずに、一人で生きていけるとも
全く思わないからこそ、
今は、誰かの「えさ場」の下で、しっかり作業を分担しているわけで。

どこぞの「えさ場」の親分が、私腹を肥やしていようが、何しようが、
それで食える人間の数が、増えるんだったっら、
まずはそこは全力でやるしかないでしょ。

その企業が「悪」であるかどうか、モラルも含めて議論はあろうが、
ここまで情報がタイムレスでボーダレスになった世の中で、
100年前のように、
国が国を「食う」くらいの凄惨な時代に比べれば、、、、、。

ああ、そうね、またそういう世界に突入するわけね。
流れ的に。
人間は、どうやらなかなか進歩しないもんだなぁ。実際。



電力の自由化をして、本当に満足なの?

2012年05月24日 | 社会的全般
電力問題に関して、まぁ、色々な議論がされている。
「発送分離」であるとか、
ユーザーが選択できる様に、競合の原理を、とか、
自然エネルギーを、そもそも活用しようとか。

時間がたつにつれ、
脊髄反射のように、なんでも「反対」を主張する層が減りつつあるようで、
以前に比べると、格段に情報の精度の浸透度が、スピーディーになったようだ。

相変わらず、マスコミは、「どの目線」で何を伝えているのか。
政府より、安直な「国民の声」への迎合振りをみせ、
将来振り返ってみて、あの当時のマスコミのレベルについて、
どう判断されるのか、楽しみなところでもある。

というのも、この度の「東電」の始末のつけ方から始まって、
電力会社の「独占」に応じた議論。
選択性を担保するために、どういう「仕組み」がいいのか色々議論されているようだが、

国民が「選択権」を持つ、ということは、
当たり前だが、
企業側も、「選択権」を持つ。

わかっているのだろうか? こんなことを。

こういう「事実」を解説している番組を、自分は知らない。

すでに「銀行」は、当然のように「客」を選んでいる。
知らない人がいること自体が驚きなんであるが、
今や、事前審査で、新規口座開設を断ることは日常茶飯事である。

ついでながら、「両替」という創設以来の「業務」。
これも、自行口座所持者でなければ、
両替すら「自由」にできない。

金融の自由化、世界標準ともてはやされて何年も経つが、
消費者金融を「大洗浄」したり、あれやこれやの結果、
金融機関は、大手を振って、客を自由に選択できるようになった。

なにもこれだけに留まらない。
ゴミの収集も、おそらくだが、医療機関も、
昔であれば、「公共サービス」とされていた、
尽くしてくれて当たり前と思っているサービスが、

雪崩をうって、国民を選別し始める。

利用できる人、利用できない人。
どんどん、あらゆる場面で起こってくるであろう。

特に、電気で言えば、
スマートスイッチデバイスを組み込めば、節電もでき、電力の自由化に対応できる
夢のような「仕組み」と言われているが、

簡単に言うと、電力会社が、電力を完全にコントロールできる、ということ。
つまり、電気メーターの検針も人手がいらなくなるし、
電気料金未納、延滞も、その都度スイッチ一つで開け閉めができるようになるということ。

風力発電が、原発何機に相当するとか、「数字」を言ってどうだ!という声も聞くが、
最大発電量と、毎時、どんな天候であろうとも、発電しなければならない数字を
混同して言ってはならない。

風が吹かなければ、発電量は、原発何機に相当しても、その時間帯は、「ゼロ」なんである。

そういう際に、電気会社は、当然のように、個人の家庭をシャットダウンするであろう。
客が自由選択なのであれば、
企業も、「お得意様」を優先するのは、当たり前だ。

東電が個人家庭の料金から、利益の9割を確保していたとニュースになっていたが、
「大口」の方が、安いに決まっている。
何を今更言ってんだと言うこと。

逆に言えば、東電が「国営」であれば、平等性を言えば済む話で、
どうも、あれやこれやをごっちゃにして、合理的なニュースになっていない。

自由化というのは、聞こえはいいが、
排除される理論が、必ずベースにあることを、しっかり肝に銘じなければならない。