まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

強気の価格設定。マンション続々新築。

2005年09月30日 | 社会的全般
東京の城南地区の不動産。結構すごいことになっています。
マンションクラスで、この1年、おそらく、1000戸、売りに出ています。
今年の初め、80㎡クラスが4000万円前後で、70㎡は3000万円の
攻防なんて、感じがありましたが、いやいや、強気強気。
多摩川沿いに、昨今、大型マンションが、続々と建てられているが、
温泉付で売り出されていたマンション。クリニックの併設。シアター完備。
プレイルームやらゲストルーム。コンビニに完全駐車場。
80㎡で4800万円。
売れ残っています。かれこれ、売り出してから、半年経っています。
チラシなどで、広告を出している、販売会社も異なっており、
色んないきさつで、仕入れた会社が、新築ということで、再販しているのは
見え見えですが、
その横に、また、どでかい、マンションが建ちました。

今度は、80㎡で5800万円。
1000万円、値が上がっています。

なんだか、年末にかけて、どんどん、値が上昇しております。
少し、内陸に目を向けると、大井町、大森という、京浜東北線沿線。
億ションに近い物件もでてきました。
また、丘のような高台をならして、住宅地にし、42棟、売りに出ている
住宅群。立派なつくりです。HPでは、今、流行のカメラで、内覧ができますが、
この半年、一棟も売れていません。
確かに土地が30坪弱。7000万円前後の物件ですが。

どうして、不動産屋さんて、ギャンブラーなんだろう。
土地を仕入れるときに、当然、売り総額と、一戸あたりの単価など、
マーケティングはかかせません。
売主と販売会社は異なることが多いのは、売るに関して、そういう専門の
マーケティングをしながらの、販売会社がいるからです。

なのに、この金額。
計画自体、2年前から始まっているはずですが、今年、続々と完成を見せ始めている
マンションやら、一戸建て。
金額の状況は、バブルです。
もう、1990年の再来みたいな、不動産、大喜びの、バブル状態です。

ターゲットは、そのバブル経験層の40歳前後から、そうです!
団塊世代、狙い撃ちです。退職金、つかみ取り大会、開催中状態です。

さんざん、不動産の下落を予感していた私としては、
正直、この、値上がり状態に驚いております。
一方、モデルルームを作っていること自体、デベロッパーの神経はやや、まとも?
というのは、マンションギャラリーやら、モデルルームを作ること自体、
ブームですが、以前であれば、負け組みと言われておりましたから。
んなもの、余計に作って、どうすんじゃ。図面で売って、なんぼだろう。
という時代が、長きに渡ってあったからです。

一戸建ても、全戸、完成してから、ようやく、完売、というのも珍しくありません。
これも、とても遅いです。
よく、第3期販売、全戸完売御礼!という、詐欺まがいな売り方が流行しました。
それすら、やっている、余裕はないみたいです。
が、この値段。

思いました。商売です。バブルを創出するなり、煽っていくのは、当然ですが、
それに乗っていく、消費者が、未だに、たくさんいるということです。
大変だぁ、今、買わないと、もっと、値段が上がっていくぞ!
今が、買い時だ。   という風に。
インフレは、エネルギー問題を契機とすると思っていましたが、
自主的に情報収集できる、この時代に、デフレはあっても、インフレや、
ましてやバブルなんぞ、と思っていましたが、
まだまだ、消費者は、甘っちょろいです。
食べごろでした。
今年1年、建築会社やら、不動産関係が、息を吹き返してきたら、
また、土地本位制の復活です。
今が、本当に、その境目、なんでしょう。

世界史は避けて通れないです

2005年09月29日 | 歴史
本を整理していたら、すっかり購入していたことを忘れていた本が
幾冊かでてきた。
なんか、当時話題になっていたんで、何冊か同系のテーマで購入したんであろう、
「これだけは譲れない 歴史教科書 10の争点」

ハードカバーなんで、先に読むことにいたしました。
ただ、読んでみると、いくつかのテーマ毎に、筆記者が異なるのだが、
事、歴史である。意見など、立場など、そりゃもう、色々あるのは承知。
でも、やっぱり、歴史は面白いんですわ。
まだ、途中ではあるんですが、巷では、聖徳太子は存在しなかった、
に命をかけている、歴史家の集団がいて、ちょっとした論争になっているらしい
など、読んでいて、勉強になります。

大御所の西尾幹二さん。色んな話を、今まで、目にしたり、読んだり
いたしましたが、日本史と言えども、世界史の観点から見た日本。
これも、いい勉強になります。
高校時代、どうも、世界史というと、あの、古代の一連のカタカナ、ながい
人名に、おなか一杯になってしまって、日本史一辺倒という過去があったので、
しばらく遠ざけていました。

しかし、言ってみれば、偏狭な隣国からの教科書問題やら、歴史認識など、
触れ続けていますと、やっぱり、世界的なスケールで、歴史をみていかないと、
本当に理解できない、事実に気づきます。
もちろん、起こった事件、事実は受け止めながら、さりとて、
なぜ、そうなんだ、という因果を含めた理を、知っていないと、
それは、もう、知識ではない。

例えば、「国際的な」という単語一つとってみても、
西欧が感じている内容と、日本が使っている意味合い、違うんですよね。
そもそも、西欧が、スタンダードなので、そもそも、国際的なんて
概念、あったのかしら?
ヨーロッパにおいて、1000年の長きに渡って、平和な時は、5年も
なかった、と言われる、ヨーロッパ。野蛮ですねぇ。
そんで、話合い。ローマ法王が決めたんでしょ。
地球に、勝手に境界を引く。そんで、こっちは、あんた。そっちは、あんた。
有名な「トルデシリャス条約」。
そうして、1914年ごろまでには、世界の84%が欧米によって支配
されていくのです。
なんで、先の言葉。「国際化」。
これ、支配国家が、共同で、その地域を管理する、という意味なんですって。
戦争など、お互い、疲弊するから、共同で管理しようぜ。
だから、満州の国際化、なんて言葉は、日本だけで管理すんじゃねぇ。
お互いで、管理支配しようぜ、という意味なんですって。
だから、日本の国際化、という意味は、日本語の意味で、世界に発信したら、
いよいよ日本も白旗か、と、とられてもしょうがない。
そういうことなんですって。

言葉は、もちろん、歴史に支えられて、その意味を付加、変化させてきました。
当然、国によって、言葉は様々です。
主語にしても、日本は、何種類も使い分けていますが、欧米は、どうですか?
アイヌは、水に関する地形的な言葉をものすごく持っています。
もちろん、木に関する言葉も。
他には、「学力」という言葉は、欧米にないそうです。
しいていえば、アチーブメント。達成力。
我々が、今まで、考えていたこと、知っていたことなど、
それは、ほんの小さな世界の事象に過ぎないということ。
まざまざと、理解できます。
世界の理解は、本当に遠いなぁ。




杉村太蔵氏に見られる映像世代

2005年09月28日 | 社会的全般
昨今の子育て、必需品はなんと言ってもビデオカメラである。
以前より、ビデオ狂想曲については、さんざん語り尽くされていたが、
話は、そこに留まらない。

卓球の愛ちゃん。この方も語り尽くされているが、CMのコマーシャルに
見て取れるように、過去の映像。すごいよね。
なんだか、本人の記憶を超え、両親の記憶を超え、さらには、関係者の記憶をも
超えた映像が、大量に残っている。
これは、セピア色に彩られた、といった、過去のノスタルジーを、
いやいや、そういうことを踏まえた小説だの音楽だの、そして飲み会だの、
全てを一変させた、革命的状況、ではないのか?

自分の子供にも、実は、それをネタに「脅しを」かけている。
「えらそうに、生意気言ったら、過去のビデオを編集して、親子鑑賞会を
 開くことになるからな」
「それだけは、勘弁してください.......。」

写真の時代は、まだよかった。
都合の悪いことなど、平気で忘れられるようにできているのが人間だ。
会話も、それをネタに、弾んできたという、歴史があった。
のに、この大量の映像。残ってるんだよ。

そこで、思いのほか、すぐに、気づいた、と思われるのが、
今回、衆議院の新人、杉村太蔵氏。
えらい先輩に怒られたから、など、殊勝なことを述べていたが、
全映像、残っています。
一般人として、長かった本人、驚いたことであろう。
何しろ、彼の映像が、流れない日がない。
破天荒を自認していたが、特に連休中、本を読んだと言っていたが、
自分の映像を、しっかりと、見まくったはずだ。
少しでも、理解力のある人間であるならば、どう感じるか。
恐怖であろう。しかも、様々な方々の、コメントつきだよ。

これからの人間は、くっきり、しっかりとした、映像に焼き付けられた
記憶ではない、過去の事実に、向き合っていかなかればならない。
データの保存が、安易に軽くできるご時世だ。
もはや、過去は、いい経験でしたで、すまない、時代になっているのは
どうやら間違いないのではないか?

この本をわかりあいたい ?

2005年09月27日 | 本・映画
本を読みました。
光文社のペーパーバックより、簡単に読めました。
タイトルが気になって、いくつかの本と一緒に買ったんですが、
今頃、読んだ、というわけです。

「日中はなぜわかりあえないか」
 莫邦富著 平凡社新書 720円(税別)

えー、自分は、最後まで、この本と、わかりあえませんでした。

真面目に申しますと、かようなタイトルの中身ではない、に尽きます。
反日行動の根源に迫る!と仰々しい、帯キャッチが踊っていますが、
全く持って、そんな根源、見当たりませんでした。
しかも、思想面なり、考え方が、あわない、なんて問題ではなく、
あのう、結局、何を書きたかったんでしょうか?
に始終してしまって、多分、1年後には、覚えていない、本の代表です。

ああ、なんて、謙虚さが不足しているのだろう。
ごめんなさい。
言い訳をさせていただけるのであれば、そもそも、このタイトル。
このあざとい、タイトル、これ、売らんかな、みたいなタイトル、
本当に、勘弁してください。

確かに、中国が変貌を遂げているのは、理解しております。
共産党が、組織を保持できず、末端より崩壊を見せ始めているのは
周知の事実です。
でもね、未だに、情報統制下にあって、自由な論議がしにくいことは、
事実だし、インターネットですら、管理下にあり、テレビ、衛星放送ですら、
なんと、ロックがかかる状況下で、
「日本国内の中国を敵に回す言動なり、行動こそが、中国国民を
 反日にたたせる側面を、反省しなければならない」みたいな話。
ねぇ、どこの誰が、それを、伝達しているの?
だって、日本の映像も、テレビも、スポーツも、見ることができない
特殊な国って、言ってたじゃん。その気になれば、全部、見せることできるよ。
日本のすべて。近いんだもん。電波の距離からすれば。
丸ごと見ていただければ、結構、理解が進むと思うのに。
誤解も、最小限になるよ。
何にも、考えていないくらい、すぐわかると思うよ、この日本が。

日本の努力が足らない。人的交流も含めて、流れが止まってる。
ご指摘は、確かです。
中国の政府関係者の海外研修システムが、日本だけ消極的っていう指摘は、
初耳でした。海外などは、積極的に受け入れているが、日本はやんないらしい。
長い目で見れば、そも若い幹部候補生が、役に立つことにもなろうが、
その後に、中国では、親日であるこがわかると、立場が悪くなる、
なんて平気で書くんですよ。
だったら、本当は、日本が消極的じゃなくて、中国のほうが消極的なんじゃない?
って思うのは、私だけでしょうか?

さらに、中国で人気のある企業50社に、日本の企業が入っていない。
中国の理解やら、根付く努力が不足しているからだ、傲慢であったり、
ユーザーに対してのサービスに、落ち度のあるせいだ、
IBMなどは、常に、2位、3位。この努力を見習うべきだ!
なんて、この方は、日本の努力不足を指摘されるわけです。
(はい、見習ってしまうと、中国の会社になってしまうんですね。最近、
 そのかいあって、IBMは、中国のレボノに買い取られました)
いやいや、つまんないことを、申し上げました。
そのくせ、別の統計資料をもってきて、日・中・韓・米系の主要企業に対する
評価。という、ネット上に現れる単語を、精査して、配点するといった
イメージ調査なんだが、サービスに関しては、日本の企業が軒並み上位に
入る、ていう資料持ってくるんだよね。
「消費者の立場を純粋に反映していると評価してよい」って言うんだ。
おいおい、どっちが言いたいんだよ、正反対の資料並べて、
正反対のこと、同じ本の中で述べるの、何回あった?

結局、こうなってくるんじゃん。
反日を騒ぎ立てているのは、そういう情報にさらされた、教育を受けた
若者なんじゃん。ご年配の方々などは、今でも東芝東芝といって、
製品を探し回る方も珍しくない、って、あなた、書いているんですよ。
こっちが、フォローして、どうすんですか?

すいません、謙虚さを失っていました。

おすすめの、一冊です。
(誰かフォローしてください)

貧しいが正しいという共同幻想は嫌です

2005年09月26日 | ニュースに絡んで
たまたま、社員の貢物として、東京スポーツがてに入った。
読んでいる。いつもの東スポだ。

その中で、桂歌丸さんが、政治家について、コメントを出していた。
「昔は井戸塀議員と言いましたよね。選挙などで資産を使い果たし、
 あとに井戸とか塀しか残らなかった、という。
 アタシはそれが本当の政治家じゃないか、と思うんです。
 ところが、今の政治家はお金持ちが多い。お金を持っているからこそ、
 我々庶民のことが分からないんじゃないか、という気がしますね。」

へいへい。

この意見は、国政を預かる、政治家ではなく、市会議員などに向けて
言っていただきたい内容でございます。
多分、日本は、鎖国しているわけでは無いので、政治は、言ってみれば、
世界を相手にする、経済戦争になっています。
一番利害が衝突する案件だからです。
そもそも、井戸と、塀しか残らない、選挙のあり方を問うて欲しい気が
いたしますが、数十年前の内容を語られているようで、
現実感が、古典の領域に入っておられるのではないかと、心配です。

金を持たない政治家こそ、官僚をうまく取り込んで、政官の癒着を創出し、
お金の製造機関にしてしまったのは、紛れも無い事実です。
お金に頓着が無いことと、貧乏は、全く別物です。
逆に、こういう意見は、かえって、拝金主義なり、底辺に妬み、嫉妬が
見え隠れしていて、陰湿な、差別を醸し出しております。
見事な、戦後教育が行き届いている、見本のようなコメントでは
ありませんか。
まさに中流意識。抜け出ない、微妙な共同思想が、如実になっております。

食べるに困らない設計をしていくのが、そもそも人間の本懐でございます。
金銭の過多なんて、それは手段であって、意義ではございません。
貧しいのと、苦労ですらも、実は一致していないのが、現実です。
貧しいから苦労しているなんて、そんな一方的な見方。
貧しいから清貧だなんていう価値観。
食うに困らない設計さえしていれば、それは、どうであろうが、
その方のスタイルです。

こんな職についているから、しょうがねえんだ。
という言い訳通用させてしまっている、ご年配方の良識を疑います。
言いまくっていたはずです。
一所懸命やっていりゃ、お天道様も、みはなさねえぜ。
といった、語り口のほうが、とても素敵です。
よって、だから、金持ってる政治かなんてぇのに、ロクな奴はいねぇんだ、
なんて、お天道様にむかって、ぜひ、言わないでいただきたい、
そう思う次第でございます。

横浜市。指定管理者制度について。

2005年09月26日 | 政治
ちらっと見ただけなんですが、テレビで、横浜市がおこなっていた
指定管理者制度がとりあげられていました。

詳しくは知らなかったので、単に、公共施設を、民間に委託するんだと
思っておりました。
当然、民間ですから、ビジネスとして、採算が取れるように、使用料も
それなりにあがるんだろうな、なんて考えていたところ、
なんと、市が、かかる経費については、ちゃんと委託先の民間の団体に
払うそうです。と言うわけで、使用料も、市との協議の上、決められるそうで、
しっかり、予想される収益、そして、差っぴいた感じで、かかる経費の
支払い、てな段取りになるそうです。

公共施設といえば、ほとんど何にも考えずに建てられては、維持管理など、
誰の話、見たいになって、外郭団体やら第三セクター、特殊法人など、
公務員に事業をやらせると、とんでもないことになります、
の見本市状態な昨今ですが、
ご存知でしたか?あの郵貯、簡保で建てられた、ホテルや旅館。
そこの支配人は、郵政省やら、郵便局の局長など、定年された方々で
構成されています。
はい、全くのど素人が支配人です。
言ってみれば、天下った、ど素人が、なんと、いきなり、ホテルを経営
しているわけです。信じられますか?

箱物なんていわれている、博物館やら、プール、市民会館など、
あらゆる公共施設。支配人なんて、ど素人のかたまりです。

テレビでは、利用されているご高齢と言ってはなんだが、主婦の方など、
「私達の払った税金で建てられた公共施設を、なんで、民間に経営させる
のですか。大反対です。私たちのものですから、これは!」
なんていきまいていたが、ええ、赤字なんです、そこは。
その赤字は、そんなところを利用もしたことの無い、人間が払った税金で
賄われているんですよ。ご存知でしたでしょうか?
きっと、先の選挙では、社民党か、共産党に入れた方々なんでしょう。

だって、今まで、3時間200円で借りれた部屋が、1700円になった、
と言って、困惑していた利用者がいましたが、
単位は、1人ではありません。1部屋です。
10人もいたら、1人1時間60円弱です。
しかも、カラオケ設備がついている。カラオケ代、通信費ですが、
どうやらタダのようです。いいのかジャスラック!
というより、こんなことやってるから、おお赤字になるんだよ。
怒る先が違うだろう。
ああ、高齢者の方は、いいのか、関係ないもんね。
立て直すのは、我々の世代だものね。はああ~。

何十億もかけて建設した、あれやこれやの施設を、ただ同然で払い下げる
国やら自治体もありましたが、この方向は、どうなるにしても、
楽しみな展開でしょう。
やがて、経費なんぞ支払うことなく、家賃収入なんてもらえるように
なれば、いや、そりゃ、無理か。

素人なんかに、維持管理なんてやらせるほうが無理。
よくしようなんて、インセンティブ働くわけが無い。
これからは、本当に、新規に建てるのではなく、いかに、維持管理を
していくかが、問われる時代なのです。

映画、ファンタスティック4なんて見ちゃいました。

2005年09月26日 | 雑感(日記)
本当は、1000円で見ることができる、夜間上映で、
スターウオーズⅢが見たかった、が、残念なことに、時間があわず、
何を見てしまったかというと、ファンタスティック4。
見てしまったのである。

1960年代の、アメリカンコミック。
これだけの力と、能力を持っているのに、なぜか、見た感じの印象は、
ローカルだ。
先に、アニメのインクレディブルをみてしまったので、
スーケールといい、悪の形といい、愉快さも含め、
そして、能力。一部異なるが、ほぼ一緒。
ファンタスティック4が、パクリかと思ってしまいました。

軽いです。本当に、軽いです。CGはとてもきれいで、今時、この技術を
云々いたしませんが、テンポもよくて、飽きませんでした。
ただ、正規料金を払って、我々が、文句無く楽しめるかというと、
こりゃぁ、疑問であることも事実です。
確かに、よく練られた笑い。本当に、笑えましたが、設定と、それを
いかす背景。例えば、その能力を持ってしまうに至った過程があるんですが、
なんか、すぐに原因がわかってしまって、
あげく、元に戻すことができてしまうんです。すっげー、安易。
ええ、一人は、いったん元に戻りました。
その上、悪が出現する前にして、なんでか、すぐにヒーローに
なってしまって。この当り、ポカーン状態でした。
悪が出現し、ストーリーが進むと、元に戻っていた奴が、突然、また
能力者に戻ります。
こっちのほうを、深く追求したら、結構、優れた映画ができそうな気配です。
能力者の大量生産。絶対、こっちが、面白いって。
だって、作れるんだよ、簡単に。

アメコミ、ましてや、マーベルコミックに詳しくない人にとっては、
満足できないだろうな。X-MENや、まだスーパーマンのほうが、楽しい。
多分、これから、2や3が出てくると、がらっと面白くなってくるんだろう。
ああ、そういう意味で、スターウオーズⅢが見たかった。

中国で、仕事をするということ

2005年09月24日 | 隣国問題
中国で、雑貨を扱っている会社の方と話す機会があった。
世界の生産工場として、一躍発展を遂げているのは、周知のことである。
簡単に言えば、人件費が安いのである。
そのため、日本のように、生産工場といっても、機械やらオートメーションが
進んでいると思ってもらっては困る。
完全に人の手で、作業しているところが、未だ多いのである。

例えば、ビニール傘。
今ではコンビニなどで、1本100円で売られているのも珍しくないが、
これ、全部、手作業です。
もちろん、傘の骨などは、それを専門に作る会社があって、
機会で、がしゃこん、と作れますが、部品を組み合わせて、傘にするのは、
手作業です。
一枚一枚、傘は、たいてい8面なので、8枚の三角形をミシンやら、
熱で貼り合せる。
そして骨にあわせて、最後、傘の先端。あれ、金属でとがっている部分。
今は、安全のため、プラスチックの保護をかぶせていますが、
3人でやっています。
1人が、その先端保護のプラに接着剤を入れます。
2人目が、それに傘を差し込みます。
3人目が、きれいな地面に、がしがし、と打ち付けて、完全にはめ込むのです。
お手製です。

また、旧正月かな、2月。工場は、ほとんど、停止状態です。
物、作れません。だいたい、2週間。完全停止です。

最近は、新聞でもお馴染みですが、電力事情。最悪です。
新しいマンションやら、工場、デパート、無計画に建てられます。
まじで、無計画です。
なので、1日に使用できる時間帯が、突然当局によって、割り振られます。
違反すると大変な目にあいます。
ために、工場では、夏場、エアコンなど、入れられません。
ついに、夜間作業になってしまいます。
決まりを守っていても、突然、停電はやってきます。
工場ですから、その瞬間、そのラインで製造されていた「物」は、
恐らくだめになってしまいます。
それでも、ロスを少なくするという、インセンティブより、
彼らは、1日、何本完成させたかによって賃金が決定するので、
そちらが優先します。

近代化された工場では、補助電源をもてますが、そんなの無い。
しかも、ヘイハイズ。戸籍の無い人間が多いこともあって、
都市やら、賃金の高い社会では、当然、無国籍ですから、面接なんて通りません。
そんな人間がうじゃうじゃ集まります。
技術は当然高い収入を生みます。
特に、デザインなどを生業にしている会社や、人間。
狙われます。ベンツなど、2ヶ月に一遍、燃やされる話など、よく聞きます。
だから、厳重な作りにしている建物があったら、それは、
儲かっている会社か、個人の家だそうです。

また、その私の知人、ようやく、製品の製造で、ある工場と契約を
取り付けました。これが、結構、大変なんです。
契約内容も大きな金額でした。その方、流通を確立し、当然、送るべき
賄賂も渡しまくって、現地法人も作って、中国の役人に紹介された人間も
会社に入れ、さぁ、これからだ!
一週間後、その工場は、全焼いたしました。
呆然としていました。よくある話です。ええ、自然発火ではないですよ。

今、その方は、生産拠点を、モンゴルか、ベトナムにしようか、考えて
おります。頑張ってください。


勉強になりました。日露戦争秘話。

2005年09月23日 | 本・映画
たまたま手に取ったこともあって、衝動買いをしてしまった本がこれ。
「栄光の日露戦争」宝島社。円道祥之著作。1429円。

空想科学裁判とやの著作物、多数ある方だが、なんというか、読みにくい。
なぜんなんだろう。ああ、講談口調なんだ。
というより、ごめんなさい。自分の文章にも似ている。
あんまり、うまくないのだ。点で、フレーズをくぎっては、
が、やら、に、し、は、などの助詞がどうも、リズムを崩す。
ごめんなさい。自分もそうだ。反省だ。

さてさて、内容なんだが、これは、正直、参考になります。
知識と言うより、勉強になりました。
歴史の教師でもあった自分としては、なかなか、良い副読本として推薦できます。

当たり前なんだが、この当時、戦争に従軍しているマスコミがいた。
要約すると、もちろん、国内への士気を高めることもあろうし、
戦況を客観的にレポートすることもあろうし、何より、あいつら、
負ける危険性がなかったから、悠長なもんだ。

いやいや、この時代、なんだか、とてもビジネスが進んでいたのである。
そのために、マスコミがとても有力な情報の手段になっていたのだ。

ロシアは、軍艦、フランス製である。日本はイギリス製。
しかしながら、ドイツは虎視眈々と、ロシアへの参入を狙っていた。
一方、日本は金が無い。戦争を仕掛けるにしても、植民地を獲得しように
しても、金が要るのである。
西欧では当然、アジアへむかってきている。
どこが獲得するか、ってな問題で、制圧するのは当然。
早い者勝ちができるかどうか、占有権を巡って、西欧同士が戦うことがあっても、
アジアの黄色い連中なんて、全く、相手にもされなかった。
そんな時代だ。

外債でお金を集めるわけだ。
日本も、アメリカに行っては、断られ、イギリス、フランス、全然
相手にされない。もちろん、ロシアに集まるわけだ。
日本の歴史学者の中には、日本が、当時、ロシアの危険性について
そこまで認識していたはずはない、なんて、堂々と言う人がいる。
多分、今の日本についても、同じように、コメントするんだろうな。
日本には、戦争を仕掛けてくる国は無い。ましてや、主権を侵すことなんて、
いつあるのさ。なんて感じで。

どこでも、世界は、ことビジネスは貪欲である。
ロシアがアジアの中国、そして日本を狙ってるなんて、当たり前に知っている。
だって、その為の外債を、ロシアは募集してんだもん。
そんな中に、日本は行ったさ。相手にされない。
だから、ロシア、来てまっせ!なんて、上層部じゃ当たり前の知識。だよ。
だから、日本、必死になって、戦力を整え、どのようにエリアを確保すべきか、
どこの国と手を結ぶか、朝鮮半島をどうするか、
考えるわけだよね。
生きている、歴史だ。

なんと、日本に乗ってきた、ある集団がいた。
ロシアで、迫害を受け、国がなくとも、ビジネスで力を持っていた集団。
ユダヤだ。
勝つとは思っていなかったらしい。少しでも日本が、粘ってくれて、
ロシアの国力が削がれる、外債が集まらない、そんな方向で外債を買って
くれた。これだけではない。
アトランタ州のユダヤ人は、寄付を集め、日本に軍艦を寄贈する計画さえ
あったのだ。実現はしなかったが。

歴史と言うものは、実は、こういう歯車で回っている。
それが、こういう史実で確認ができるのだ。
世界の中で、歴史は動いている。
国同士の腹の探りあい、駆け引き、あって当たり前。
どの国が腹黒いか、で、勝負が、当然決まる。
知らないからではすまない。日本ははめられて当然。
ただ、日本は、随分真面目だった。その時集めた外債、全て完済。
条約も、守る。当時、まったく、間違ったことはしていなかった。
だって、外債、買ってもらえないもの。

新聞、雑誌は土地のバブルを煽るだろう。さてさて。

2005年09月22日 | 社会的全般
基準地価が発表された。
10数年ぶりに、地価の上昇、といった文言が踊る。
だがどうだろう、よくよくみると、わずかたが、上昇しているのは、
商業地である。
地目が、住宅地では、ほとんど変更がない。
さらに言うと、地域格差が、歴然と明確になっている。

ファンドによる、資金の流動化が最近顕著になっていて、
資産価値というより、年を通しての、利回りが期待できる建物。
これの値段が上昇している。
多分、そういった、流れに便乗せざるを得ないのが、住宅関連だ。
基準地価が、1㎡、いくら、と表記されているが、
実際は、坪単価(3.3㎡)で表現されるが、
売買される値段は、50%上乗せされている。
つまり、基準地価がせいぜい坪120万円なのに、取引価格は、
180万円。というのが、彼らの、一応、期待したい取引価格だ。

もっとも、その根拠になっているのが、相場の賃料。
商業地では、前回述べたが、場違いな、パチンコ店が総床面積に対して、
坪5万円とか、7万円とか、平気で提示するものだから、
800坪のところなどは、月、6000万円で、一棟貸しが計算できる。
そうなると、基準地価なんて関係ない。
計算は、約10年の利回りで、行うので、1年で、7億2千万。
10年で72億。それに手数料などを乗せると、はい100億から
どうぞ。となってくるわけだ。

住宅に関しても、この方式に便乗を仕掛けている。
ところが、最近は、所有者が、ゾンビのように復活し始めている。
要は、土地の値段があがった!売り時やねん!だ。
中古物件など、都内では、探すと、すぐに1000も2000もヒットする。
見にも行ったが、この値段は、ギャグ?っていうのも、ある。
そういった値付けで売られているのは、そのほとんどが、あのバブル時代に
建てられた物件だ。ちょうど、15年の築年数ものだ。

築5年など、あるにはあるが、かえって、良心的な値段だし、まだ新しいので
すぐに買い手がつく。そういった意味で、不動産は、今でも、
起こった歴史をひきずっている。
新築物件でさえも、読みを誤ると、本当に一等地なんだが、売れずに
晒されているものもある。
2007年までに、マンションを含めて、ものすごい供給過多がおこる。
一方、賃料も、更新(東京では2年に一度、契約更新といって、
なぜだか、1か月分の家賃を余計に納める風習があります)のとき、
まったく値段があがらない。し、下げることは死んでもしない。

その為、バランスをとるため、新しい住人に、安い値段を提示できず、
数軒、未居入の部屋を抱えておくことになる。
素人が簡単に、マンション経営やらアパート経営など、できる日本だから
已む無いこととはいえである。
ただ、この辺も、そろそろ限界らしく、ポストに賃貸のチラシすら
投函されるようになってきた。
家賃が下がると、住宅の値段も、比例して下げざるを得ない。

この連鎖が、どう、なるのか。
慌てて、急ぐと、予想したように、住宅の値崩れがおこる。
実際基準地価は、下がっているところが多いからだ。
うまく、あせらず、国民に飢餓感を与えて、バブルのイメージを創生できれば、
生き返る不動産屋も銀行も、建築会社も、しめしめ、といったところだ。
マスコミも、あてにできる広告収入が復活と言うこともあって、
多分、暫くは、バブルを煽った記事のオンパレードになるのだろう。

屋外遊具の撤去。公園の安全化?

2005年09月21日 | 教育、文化、少子化
最近、産婦人科のなり手が少なくなってきたという。
知人のおめでたの話しが、先日あったが、
直前まで、性別がわからなかった。
以前は、割と気安く、多分、男だろうな、なんて教えてくれていたものだが、
聞くところによると、万が一、生まれた子供の性別が違った場合、
最近は、訴訟沙汰に発展することが多いということだ。
五体満足という言葉も、最近は、差別用語として、不用意に発言できない。
もっとも、出産か死産か、そして、障害児かによっては、
その後の家庭の将来を大きく変化させる事象であるが故、
原因を何かに託して、追求するといった心情は理解できる。
が、性別の予測にすら、かみつくのは、最近の傾向とはいえ、いかがなもであろうか。

小学校の登り棒で女児が小指切断…支柱すき間に挟む
これまた、痛ましい事件ではあろう。
マスコミも、最近、こういったニュースを取り上げる傾向が高く、
注目を集めている。
国民生活センターも、2年ほど前から、報告書を作成し、
各自治体における、公園の遊具のあり方について、規模の大きい調査をした。
危害情報から見た屋外遊具の事故
以前、記事にも書いたが、公園管理は、各自治体やら、学校関係が、
「管理」しているようだ。
しかし、そういった事故が、甚大なものになると、管理責任をも問われるご時世
なこともあって、遊具の撤去。そして、園内の規定の強化。やがて、ただののっぱら
にて、話をすることぐらいしかできない、といった、とんでも公園が出現。
走るのも禁止。食物の持込も禁止。大声も禁止。すっげー。

先のレポートにもあったが、製造業者に仕様を徹底させ、危険個所の工夫を
促すことはもっともとして、遊具に対しての、遊び方を指導していくことは、
さすがに、考えどころではある。
リスクとハザードという文言で、危険をつまりリスクを認知し学ぶということまでも、
除去することはいけない、とレポートしている。
その分、遊具の物的ハザードをいかに防ぐか、としている。

子供の発想力は、奇想天外なものである。
滑り台にしても、まさか、すべる部分の裏側をつたって登るなどとは、誰も
予測しないし、もちろん、楽しいからなんであろうが、上から滑ってくる
人間がいようとおかまいなしに、下から登っては、激突し、けがを負うことも
ある。それで、撤去はないだろう。
理由がわからないのは、砂場の撤去だ。
衛生面の心配などもあって、昔、砂場の洗浄なるビジネスがフランチャイズを
求めて広告を出していたが、結構面白そうなビジネスだった。
それが、管理費用として、維持できなかったのであろうか?

いずれにしても、子供の運動能力の低下は目を覆うものがある。
平均台が、どんどん撤去され、跡地に何も導入されないなど、公園についての
世代間の断絶は、もう間もなくだ。
子供を預る、スポーツクラブ形式のものが、最近、増加しているが、
なんにせよ、子供の教育には、お金がかかる、そういう風に間違いなくなっている。
さてさて、少子化がかように問題になりつつも、
対策も保護も管理も、しばらく迷走という感じなんだろう。
他人事では、決して無い。


渋谷駅前、Q’s EYE。終了ですか?

2005年09月20日 | 社会的全般
渋谷駅前に、屋外大型ビジョンが3面並んでいる。
このうち、真ん中の、Qs EYE。
今日、たまたま見たら、停止していた。
一面に倖田來未のベストアルバム、リリースでか広告が展開されていた。
ええ、映像でないですよ、簡単にいうとポスターです。
終了でしょうか。

あの設備を作るときに、消費される電力のために、
新しい、電力施設を作ったとも言われている、あのビジョン。
スイッチを入れると、渋谷全域が、停電すると言われた、あの大型ビジョン。
終了なんでしょうか?

新宿で始まった、大型ビジョン。
あっというまに、全国に広がっていきました。
広告料は、似た感じで、一日の放映時間は決まっています。
深夜には放映されません。
見る人間がいないところでは、広告にならないからです。
例えば、1日15時間。放映時間としても、1時間のタイムテーブルを
単に15回使いまわすだけです。
よって、1時間あたり、15秒を3回として、1日10万円。
広告制作料は別途。とかいう感じになります。

Qs EYEは、15秒2回で、1日10万円。
180日で670万円。なんて感じになりますが、1日合計で、7分半。
決して、安くはない広告です。
そんなかんだで、5,6年前から、結構苦労している話を聞きます。
設置したが、スポンサーが集まらない。
あげく、その権利を他者に売るところまで、出てきております。

しかし、あの渋谷の、ど真ん中。3面使って、シンクロ広告は、
それなりにインパクトがありました。
が、止めちゃうんでしょうか。
色々あたりましたが、なかなか不明です。
これは、また気づいたら、報告いたします。

ダイエーの思い出。

2005年09月20日 | 社会的全般
特に、自分が語れるものは、さすがに多くないが、少々の感慨を込めて。
ダイエーの中内さんが死去しました。

およそ、10年ほど前、自分は、よく家族と、何かにつけてダイエーに
行っておりました。
当時、バブルが崩壊し、百貨店も、その存在理由を失いかけていた頃、
あくまでも、ダイエーは元気でした。
もちろん、内実は惨憺たるものであったに違いませんが。

少し前には、リクルートを援助し、すわ、情報産業に進出か?
やら、超拡大路線を突っ走り、どういうコンセプトがあるのかわかりませんが、
忠実屋らの買収など、随分、地図屋さんを困らせたものです。
だって、数年で、ダイエーマークが増えていくのだもの。
一方、同規模といったらなんなんですが、イトーヨーカドーも行っておりました。
ただ、自分としては、雑っぽい、ダイーエーの量販店という設定が好きで、
安い商品、安い値札に感激して、ついつい、色んなものを買い込んだ
記憶があります。

しかし、事件がありました。
当時のファミリー層。幼い子供を抱える家族が、いきなり、ダイエーを
見放したのです。というより、ヨーカドーを選択したのです。
結構、劇的でした。
簡単なことです。
ポケモン、ビーダマン、カードゲーム、そして、コロコロコミックです。
このイベントを最大限に利用したのが、ヨーカドーでした。
ゲームのソフトは、ほとんど、ヨーカドーで予約です。
おもちゃ売り場から、ショッピングが始まるかの如しでした。

そんな中で、ダイエーは、全く、その潮流を理解も示していませんでした。
当時のマーケティングの役職者が知人におりますが、
店内の仕入れや、事業の拡大には興味があるが、所詮、量販店として、
安く売る、という話ばかりで、付加価値を取り入れて、売っていくことに
ほとんど興味を示していなかった、ということでした。

ヨーカドーは、ここぞとばかり、力を入れ始めます。
子供の進行に合わせて、遠足グッズやら、運動会グッズ、夏休みグッズなど、
おもちゃ売り場からのマーケティングを基に、親のタイミングをも
周到に準備いたします。
これが、ダイエーときたら、なんにも用意していない。
考えてるのか、あんた達、というほど、反映されていない。
そして、ヨーカドーは、次々に、親の趣向を考えていきます。

年始の福袋などは、もう、ていうか、今でも、なんだか行っています。
最近は、イオンに、やや変更してきてはいますが。
だって、面白い、食品の福袋やってんだもの。
そうして、ダイエーは、足元から、ドンキーホーテに取って代わられ
(ただし、ドンキーは、量販店という言葉がお嫌いなようで、
バラエティーショップと呼んでくれ、と言っていますが。)
洋服もユニクロにしてやられ、家電も撤退し、見る影もなくなっていきます。
おもちゃ売り場なんて、えらい、悲惨な状態でした。
だから、惣菜関係だけ?ってな感じでした。
家具類なんかも、特化した量販店が増えてきましたし。

コンビニも、セブンイレブンに対抗して、ローソンもありましたが、
ローソンも、他者を買収して、規模を大きくしてきました(サンチェーンとか)。
これも、当時は、あるだけのローソンに対して、何か面白いセブンイレブン。
といった付加価値の部分で、全く異なる仕様を見せていました。

その10年前、12月31日。最後の買出しに、ダイエーを夕方訪れて
いたとき。
混雑する、食料品売り場。いきなり、係員が、数人、道を空けようとしています。
そこには、背が小さいが、顔が結構大きい中内さんが、自ら、視察です。
はい、邪魔でした。
西武鉄道の堤さんよりは、ひどくはなかったですが、
このタイミングで、来店し、店内を視察する理由がわかりませんでした。

好きなグループでした。
愛着もありました。中内さん、見たこともあるので、嫌いではなかったですが、
そんな経緯もあって、ダイエー、今はどうしているのだろう、
と、本日も、ヨーカドーに行ってまいりました。

本来会社は、一人で生きていけないからあるんだ。

2005年09月18日 | 雑感(日記)
会社は、でかくなるにつれ、
実は、システム的に、ほとんど、幼稚化してくる。

でかい会社ほど、思考能力の無い、無能な人間を雇用する可能性を
まず、前提にする。
自立性があって、柔軟性があって、自己責任がとれる人間を対象としていない。
それが、社内規定、と言われるものである。
これこれの時は、こうしなさい。
こういう事態が予測されるときには、これを参照にしなさい。
例えば、突然、休みを希望するときは、これこれの書類を事前に.....。

会社は、リスクをヘッジしなければならない。
その集大成が、管理規定である。
事ほど、人間は、自己中である。
起こったことを、自己責任に帰して、思考できる人間は、あまりいない。
あいつが、こうだから。
あの時、こう思っていたんだ。
なのに、まさか、こうなるとは。
あいつには、困ったもんだ。

それぞれの観点がある。
その時々の状況もある。
それぞれの精神状態もある。
当然、置かれている、会社の仕組みもある。

だから、人的な要領のミスに仕立てれば、全て、人間が行うことである。
あって当たり前だし、そのくせ、これは言わなくたって、普通やってくれる
であろうと、無責任な期待をもする動物なんである。
矛盾しているだろう?

だから、リスク、というよりは、会社がでかくなっていくほど、
こいつらは、もともと、全体のことなんて、少しも考えない奴なんだ。
だから、どんな奴でも理解できるように、社内マニュアルを
作んなくてはいけないんだ。

という発想で、コンサルティング会社が、にょきにょきと、増えてくる。
だから、自分は、会社をでかくするのが、本能的に、嫌なんだ。
それぞれが、どんな起こったことにおいても、能動的に、自己責任という
発想で、他人のせいにすることなく、
起こったことを、あげつらうのではなく、今後起こらないように、
冷静に、だったら、システムを作っていけばいいじゃんと、
自省的に発想していける人間と、仕事をしていければいいと、考えている。

人を理解するのは、好きだ。
だが、一方的に非難して、あげつらうのは、大っ嫌いだ。
そして、結果を出していくことに、使命を見出す人間が、好きなんである。
えっつ?自分ですか?
それは、聞かないで下さい。
一人で食っていくこと自体、ものすごく、難しい。
だから、人を巻き込んで、会社にしていくわけです。
でも、大きな会社は、面倒くさいなぁ。

これだけの多くの大人がいるのにもかかわらず。

2005年09月18日 | 政治
そんなこと、あるわけ無いじゃん。
そう言って、何のリスクもヘッジせずに、事を決断したが為に、
時の衆議院、解散総選挙は、行われることになった。
公示があって、選挙活動が本格される、まさにその時、
郵政反対の議員は、それまでみせたことのない勢いで、
論理的に、反対の根拠を、述べ始めた。

民営化される前に扱っていたお金は、どうやら旧勘定というもので
くくられ、民営化後、なにやら新勘定に、何がどのように移管されるのか
不明だが、過去の所業は、どうやら、闇に葬るつもりらしい。
さらに、運用と言っても、今まで、運用は、全て、財務省でおこなっていた。
民営化がなっても、誰が、その後、何百兆円ものお金を運用できるのであろう?

引き合いに出されるのは、外資。しかもはげたかファンドと呼称される。
国内も含めて、ほとんどが、外部に委託して、運用される。
しかし、これをもって、外資に、郵貯、簡保が食いつぶされる。
そして、日本が食いつぶされる。そう、かみつく人間が多い。

以前、三洋証券が、長銀が、拓銀が、山一證券が、崩壊したとき、
時の政府関係諸氏、マスコミは、少なくとも、支援を決めたとき、
しかし、支援後も、結局売却にはなったが、もしくは、つぶしたが、
同じように、外資に食われる、そして、日本が暴落する、と叫んだ。

現在、未だ、日本は、無くなっていない。
ただ、生存を支えていたのが、実は、郵貯、簡保であった、
とは、誰も言わない。
ルーズに、そして、国民がバカであることをいいことに、
そのほとんどを、投資ともいえない案件に費やしていたこと。
その事実に目をつぶり、景気対策を、声高に叫んでいた、当時のマスコミ。
ろくな、仕事もせずに、保険金を支払うことが、
その本来の意味なのに、払うことが無能なごときシステムにしていた保険会社。
そして、批判も、指摘もせずに、漫然と、国民の意思の代弁者という
役割をかぶって、ただ権威化してきたマスコミと評論家。
日本の金融システムは、実は、そこまで、成長しきっていない。

そして、郵政民営化。
とうとう、外資に食われる日。
そういった、危機が煽られていく、まぁ、こんなもんであろう。
何が、機能していて、何が機能していないか。
この国は、鎖国をしているわけで無い。
もはや、うちの金なんだから、勝手に使わしてもらうぜは、もう、全く
通用しないことを、腹を括って、考える時に来ているのではないか。
そういう観点で、「なまいきな若者」やらの突出した考えを、
眉をひそめてばかりではなく、取り入れていくべきときに来ているのではないか。

同じように、国のリスクについても、ただ、戦争反対を唱えるやからも、
同じ匂いを感じるのも、むべ無からぬところである。
多分、そのときが、来ようとした際に、
これだけの、いい大人が、大勢いるのにもかかわらず、
多分、また、議論のための、議論を重ねていくんであろう。