まなびの途中

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ネット上の「うそ発見器」?国が予算をつける

2006年08月26日 | 政治
ネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ

  真偽が見極め難いさまざまな情報が乱れ飛ぶインターネット。その中で、ウソ
  や間違いらしい情報を自動的に洗い出し、ネットの利便性を高めるシステムの
  開発に総務省が乗り出す。ネット上にある関連深い別の情報を探し出し、比較
  参照することで、情報の「デマ率」などを示す。研究機関と協力し、2010年
  までの開発を目指す。07年度予算では、まず3億円を要求する。

  ネット上の情報は、何人もの目で事前に校閲された出版物などに比べ、誤った
  内容が少なくない。信頼性を確かめるには、利用者が他の情報と付き合わせる
  などの作業を行うしか手がない。

  総務省が構築を目指すシステムは、この選別をコンピューターで自動的にやら
  せるものだ。ネット情報のウソや間違いの「発見器」といえる。

  完成すれば、ある情報のデマ率を調べたり、ネットで検索するときに信頼性の
  ある順番に表示したりできるという。「この情報はデマ率95%ですが表示し
  ますか」などという注意表示もできるようになる。

本当ですか?この情報。
昔、「ゲーム脳」という、脳生理学者から素人が考えた症状と、酷評されたものが
あったが、なんと、このテーマに沿って、確か数億円の予算がついた。
いったい、このテーマに関する研究は、ちゃんとその予算分の検証なり評価が
きちんと出されているのだろうか?

で、今回の「デマ率」発見器?ですか?
この手の情報の第1次ソースは、もちろん、大手メディアの独壇場であって、
もちろん、様々に言われているが、自分も、その情報をベースにこれを
やらせてもらっております。

あちら中国など、民度の発展を示す事例として、ネット上での「自由」な発言、
民衆の体制からの「自立」なんて見出しで、各メディアが「高評価」。
一方、日本では、ネット右翼やら、ネットでは匿名性のために、信用できるものが
なくて、まさに「でたらめ」という、「低評価」。

いったいこの差はなんなんでしょうか?

そして、今回は、何を目的にしての「研究」でしょうか?
誰が、どの機関が、この予算を獲得したのでしょうか?
このネット上では、あらゆる言語、あらゆるソースが氾濫しております。
それをまとめて、どのように正誤を判断するのか。

グーグルが、コンピューターによる、自動生成で、使用者の特性を判断し、
その使用者にとって、最適な環境をつくる、といった、ものすごいことで、
「エンジン」を越えた、世界標準を目指されているようですが、
同じように、この研究されようとしているシステムは、
まさか、何かが、きちんとオーソライズされていないと、正誤はでなくて、
まさに単なる統計値での、判断になりかねません。

ウイキペディアも、ある意味、出版社の脅威になっているという話ですから、
この方向も念頭にいれているのかしら?
にしても政府が予算をつけたわけですから、毎年の、検証と評価は、
こちら側に届くようにしていただきたいと、思います。