GSゲルマニウム原人の退屈な日々

見わたせば、気になることばかりなり・・

ブルースセッションでもどう?

ちょ、これはさすがに

2010年07月14日 08時31分12秒 | 徒然なるままに
参院神奈川選挙区で落選した千葉景子法相は13日の閣議後の記者会見で、「ずっと参院議員という立場でやってきた。それ以外を考えたことはない。ひとつの区切りだ」と述べ、政界を引退する考えを示した。菅首相の法相続投要請を受け、参院議員として25日の任期満了後は、民間人として法相を務める。(2010年7月14日 読売新聞)
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なんかおかしくないですかね?

区切りで政界を引退……ここまでは良いんですけど、今後は民間人として法相を務めるって?法務大臣って言うポストに就くというのは「政治」じゃないのかな……。

まぁ本当はそこでは無くってね。

今回の選挙で現役の議員達は当然、在任中の業績が評価の対象だったはずでしょ。この人はこれだけの事をやってくれた、だったら今言っているこれからの事もきっとやってくれるだろうと判断して一票を投じるわけですよ。だから、国会中継の放送の中でも張り切ってヤジを飛ばしたり、質問者として意見を言ったりするのは選挙区民へのアピールの一つだって言うのは常識な訳じゃないですか。

始めて選挙に出る人とはそこが大きく違う所で、選挙は一つの通信簿になるわけですよね。そこで、有権者がこの人は「やるべき事を果たしてこなかった」「国民にとって益をもたらさない」って判断したら違う人に投票するわけです。

つまり、現法務大臣はその仕事としてやるべき事をやらなかった、やらなくても良いことをやろうとしたと、評価された結果今回の選挙で落選したわけでしょ。

逆に言えば現大臣がやっていたことを(やらなかったこと)を地元有権者が「そぅ、それで良いよ」って判断したら当然当選するわけですから。

私自身は「死刑廃止論者」では全くないから少なくとも冤罪の恐れのあるような、刑確定後も議論が続くようなものでは無い「無差別で人を殺した」ような者は死刑という刑があるのなら迷わず執行してもらいたいと考えているわけですが、当然、それは良く無いという意見もあるわけで死刑廃止論者の大臣が居たって別にかまわないですが、でも、今回の選挙ではその部分も含めて評価されたのですから総理から「留任」を依頼されてもいさぎよく断るのが普通の考えではないでしょうかね?

まったく新しい人を民間から投入するというのならまだしも、有権者から「NO!」と言われた人を引き続き続投要請する内閣とそれを当然のように受任する大臣……ちょっとおかしいのレベルではなく「異常におかしい」じゃ無いのかなぁ……。
コメント
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