GSゲルマニウム原人の退屈な日々

見わたせば、気になることばかりなり・・

ブルースセッションでもどう?

カーネーション

2006年05月17日 08時27分00秒 | 徒然なるままに
花キューピッド~♪

って、べつに母の日に花なんざぁ贈ったりはしないけど。
母の日にカーネーションって言うののルーツは調べればすぐ解ることなので別に触れる気はないけれど、むかし松任谷由実の曲とかホラー映画でもあったよね「リーンカーネーション」確か輪廻転生ていう意味合いで使われる言葉なんだけど。
この言葉を聞いた時に「なんでカーネーションなんだ?」って思ったのよねこの「リーン」の所てのはすぐ解るんだけど「Re in」だから英語力の著しく乏しい私にだって「再び入る」的なことだってわかる訳だ。

で、当然カーネーション(Carnation)に再び入るって言うのが解らない!
物の名前ってそもそも付けられた時のことがわからないことが多い訳で、物に名前が必要になった時に仮に呼ばれていた通称みたいのが語源になってそれが使いやすい様に略されたり他の意味合いを乗せたりして原形をとどめなくなってたりするんだよね。

でもって輪廻転生と花の名前の関係だけれども「Carnation」の『carn-』の部分、ここが重要な訳でこれが「肉」や「肉体」の意味があるらしい。分かり易いところではカーニバル(Carnival)って有るじゃない、これは謝肉祭って意味だけれどこの『carn-』と同じ意味なわけだ。

ここでかつて日本で良く目にした説で謝肉祭カーニバルと、人肉食いのカンニバル(Cannibal)が元々同じ語源から始まったという説、確かに似ているものね音は。しかもミサの時に小さなパンと称するミルク煎餅みたいな物を「これは私の肉」ワインを「これは私の血」みたいな言い方で儀式をするから余計もともと奴らは人食いの習慣があってそれを神との契約でやめたんじゃないかとかの説もあったりで、けっこうカーニバル=カンニバル同義説は気に入っていたんだけど……

いや、これはぜんぜん違ってましたね~(^^;)日本人は音で考えちゃうからねぇ、似てんじゃん!て感じ。

カンニバル(Cannibal)はカリブ海で有名な『Canib-』から来ていて西インド諸島のカリブ族が元々の語源だそうだ、コロンブスが航海日記に「カリブ族は人食い人種だ」と書いたことが元で16世紀頃に作られた結構新しいスペインの言葉なんだと。
カーニバルも宗教的に肉断ちをする断食の様な時期を過ごした後に始めて肉を食べる「謝肉祭」からきていて同じように16世紀に出来た言葉なのだけどこちらはラテン語なのだ。

でま、はなしが違う方に言ったけれど「カーネーション」には肉・肉体を意味する言葉が入っている。これは花の色が真っ赤だったことから肉の色とかキリストが流した血の色から来ているようだけれど、ationていうのは再び作り上げるとかの意味があるからキリストの復活的な意味も重ねてあるのだろうかね?

とすると、新たな肉体に再び入り生まれ変わるということで輪廻転生とカーネーションが完全に意味がつながるって事になる!やった~♪

ただ、カーネーションの語源説の一つとしてギリシアの神ゼウスに捧げる花の王冠を作るのに使われていた花で花の王冠・花輪の意味の「CORONA」から来ているという説もあるって事だ。

ま、これはこれ♪
コメント (5)
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