深*龍宮の使いのブログ

色々なことを書いていきたいと思います、よろしくお願いします。

福島原発と原子力発電の話、

2011-03-21 10:37:12 | 社会
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    どうもこんにちは、



  なんだか知らないのですが、今日の5時ごろ福島の原発で発光があって、その結果関東一円で放射能の量が増加したらしいです、

  なのになぜか政府は放射線量の公開をやめ、よく分からなくなっていますね、


  データの書き換えでもしているのかな、多分やったのは昨日言われていた放射性物質のガス抜きであろうが、事故って可能性もあるね、


  まあそれほど上がってはいないようだけど、自然に放射能線量が上がることはないので、東電か保安院のアホがまたなんか問題を起こしたのでしょう、(そういや菅のやつも視察をやめてたな、、)



  というわけで今日こそ休もうと思ったのだけど、まだ心配なものであれこれ書いてみると、

  今回のことは原子力発電の問題みたいなものではありますが、原子力発電というのは分かりづらいので、ちょっと説明みたいなものを書いてみようと思っているのですけど、
  

  といいつつ学んだのがずいぶん前なので、ちょっとというか結構あいまいなのですが、ただいろいろ調べている内に思い出してきているので、多分大体はあっていると思います、



  それで原子力の説明みたいなものですが、原子力の発電というのはウランやプルトニウムの崩壊現象を使ったもので、火をつけて燃やすようなものとは違うのですね、


  どういうことかというと、まず、原子というものは原子核と電子からできていて、原子核の中には陽子と中性子があります、

  陽子というのはプラスの電気、電子というのはマイナスの電気、中性子は中立で普通はこの三つがバランスをとっていて、あまり変化はおきないのですが、

  ウランとかはこのバランスが悪くて、特に中性子というのが飛び出しやすいのですね、



  普通物質の反応というものは、電子と陽子の関係、つまりは電気的なプラスとマイナスの関係で動くことが多いのですけど、

  ウランの場合は中性子が飛び出して、無くなっちゃうんですよ、

  
  で、中性子が出て行くとどうなるかというと、電子の変化は大した事ではないのですが、原子核の中のものが出て行くと別の物質になってしまうので、そのときにすごいエネルギーが出るんですね、


  感覚的には、錬金術の鉛を金にするとかいうああいう話に近くて、物質自体が変わってしまうのですよ、

  そしてそんな事をすればすごいエネルギーが出るので、それを発熱に使って電力に転換しているわけです、


  ただそれが起きただけではほんのちょっとの変化ですから大した事ではない、

  問題はその飛び出した中性子が他のウランにぶつかってエネルギーを与え、またそのウランが中性子を放出して、連鎖的にどんどん反応していくこと、


  これを止めないでおくと原子力爆弾になり、コントロールすれば原子力発電になる、


  じゃあどうコントロールするかなのですが、ここまで見てみれば分かるように、中性子というものをあまり飛び出さないようにすれば、反応も小さくなのでコントロールもできるようになる、



  それでコントロールをする方法は色々あって、

  チェルノブイリの場合は、炭素の棒に中性子を吸収させて、コントロールをしていたのですね、

  それが、炭素の棒がうまく入らなくなったり、操作ミスがあったりしてああなったらしいです、



  今の日本の福島のタイプは、これは軽水型というもので、水を使って中性子の抑制をしているものです、

  水は結構中性子を吸収するので、ウランに対して水を接させることによって、ウランの発熱を発電エネルギーに変えつつ、同時に中性子の抑制にも使っているわけです、

  だから何で水がなくなると怖いかというと、制御するものがなくなるからなのですね、



  ただ福島のものもそうだけど、一応安全機能はありまして、

  それが非常時に、固形的な制御棒みたいなものが差し込まれて、反応を強制的に押させてしまうので、普通ならば緊急時でも問題にはならない、


  今回の場合は、そういう制御棒みたいなものが差し込まれて、それによって安定化した上で水の循環という、もう一つの中性子の吸収剤且つ冷却材を持って安定化させるという手が使えず、


  水がどんどん蒸発して、制御棒みたいなものでは押さえが利かなくなって、爆発がおき始めているというところだと思う、


  
  じゃあそれがどうなるかですが、状況が分からないのである以上は分からないのですけど、

  問題が発生している可能性があるのは、

  1水の循環ができるか、

  2制御棒や燃料棒はまともな状態にあるか、

  3原子炉は壊れていないか、


  の三つが問題になり、


  まず一つ目の水の循環というのは、いまやってはいるようだが、放射能汚染や海水に浸かってしまった状態では、原子力内部の機器で水の循環ができるかは怪しい、

  またできたとしても、いつ壊れるか分からず、放射能汚染の強いところにある機器を長期的に使うことはできない、

  というわけで使えたとしても急場しのぎ、根本的解決には水の循環のシステムを、一から作り直さないといけないんじゃないかと思う、



  二つ目の制御棒や燃料棒はまともかですが、私の見たところ3~4日くらいは空焚き状態でしたから、その間は2~3000度の熱で熱せられていたので、中がまともになっているかが分からない、


  制御棒の材質は分からないが、その高温ではダメージはあるだろうし、燃料棒自体も破損があるかもしれない、


  また水素爆発が起きましたから、それが原子炉内でも影響を与えていると思うので、燃料棒や制御棒がその影響を受けている可能性はある、


  ただ軽水炉ですから、水が流れていればそれが制御にはなるのですけど、中が粉々になっていたら水も流れづらいでしょうし、水のパイプが詰まったりするかもしれない、

  この問題は、燃料棒とかがどの程度まともに残っているか、それが水の循環の邪魔をしないかとか、そういう所にあるような気がします、



  三つ目の、原子炉が壊れていないかですが、これはアメリカなどでは福島の原発の原子炉は壊れていて、水を入れてももう意味がないのではないかといっている、
  

  それに政府側は反発しているようだけど、正直現状だとアメリカのいっていることのほうが正しいように感じるので、壊れているんじゃないでしょうかね、


  程度にもよりますが、少なくとも原子炉に穴のようなものはもう開いているらしいので、その穴の位置とか大きさとかによると思います


  上のほうで小さいというのならば、原子炉は大きいですからなんとかなるかもしれませんが、下の方ででっかくあいていた場合は、、、まあ逃げよう、



  まあともかく、福島のものでいえるのは、まず水の循環ができるか、そしてたとえ内部設備でできたとしても放射能を考えると長期的には難しいので、水の循環の環境を整えれるかどうか、


  次に、燃料棒や制御棒のような原子炉内部にあるものがどうなっているか、それが変な風に壊れていた場合、それをどうにかしないといけない、


  三つ目が、原子炉そのものの破壊がどの程度起きているか、穴が開いているというははっきりしているので、どの程度壊れているのかということを考えないといけない、



  そしてこれは原子炉の話、これ以外の原子炉外にあるプールは別に考えないといけない、

  まあただこっちは、水が回ればなんとかなりそうだけど、こっちもプール自体が壊れているんじゃないかとか、

  またプールに保存してあった燃料棒が、水素爆発で吹き飛んだんじゃないかという話もあるので、もしそうならばそのあたりのことも考える必要がある、



  とまあ、思い出しつつ考えてみたのですが、もしかすると間違っているところもあるかもしれませんけど、上がってきている情報からするとこんな感じですかね、


  つまりはあちこち壊れているということですね、少なくと水をかければ治りますとい話ではないので、もうちょっと内部の状況が分からないと、楽観は出来ないと思います、