深*龍宮の使いのブログ

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労働ダンピング、-雇用の多様化の果てに、(中野麻美著、岩波新書、定価780円+税)

2006-12-14 11:12:02 | 
    どうもこんにちは


  今日はあったかいですね、もしや前回書いた暖かい冬が来たのか?、と思うとたぶん明日あたりはまた寒くなって、寒い一日だなあと思ったりするのでしょう、どうも最近の気候は、暑いのと寒いのが交互に来るようになっていて、変な小さな波がありますね、なぜだか。 さて、それはいいとして今日は、労働ダンピング、雇用の多様化の果てに、という本のことでも書いてみようかと、この本は最近よく言われている格差社会、もしくはワーキングプアー、という問題が雇用の多様化によって問題化しているという内容の本です。


  それで内容としては、非正規雇用(パート、アルバイト、派遣雇用の人のこと)の問題を中心にあげています、読んでみてこの本はへたなホラーより恐いな、と感じたのですが、内容として書いたあったのが、非正規雇用というのは実は法律的保証がほとんどなく、そして労働組合がない、だからほとんど奴隷みたいになっちゃっているらしいんです、最初のほうに書いてあった文で、

「無料お試しキャンペーン実施中!、一週間無料、一ヶ月35%オフ、三ヶ月13%オフ」

  という文が書いてあるのですが、何の文章だと思います?、これは実は派遣社員のセールスの文章なのですね、つまり派遣社員を人間扱いしていないのですよ、どうやらそれが今の現実らしいです。


  それでそういう奴隷のような派遣の人々は、実際は正社員と同じ仕事をして、残業も同じか、正社員より多くて、それでいて賃金が三分の一くらいの上に、契約が三ヶ月以下が多くて、三ヶ月ごとにいつでも首を切れて、一切の社会保障はなく、また契約更新をたてにどんどん労働状態が悪化しているようです。 そしてそれが正社員にも影響を与え、正社員を首にしてそういう立場に落としてこき使ったり、過剰なサービス残業、あちこち飛ばされても文句が言えなかったり、そういう状況に正社員もなりつつあると書いてあります。


  それが結果として労働ダンピングを起こし、労働崩壊、産業崩壊へと進むであろうという内容の本です。 それに対してヨーロッパでは、それに対する対処ができていて、その対処をした結果経済が好転したということも書いてあります。


  
  ただ個人的に読んでいて思ったのが、言っていることは真実で間違いがないとしても、この方はそういう労働問題関係の人なので、そういう問題に触れすぎているのではないか、という感じもします、実際は派遣労働の問題を考えている経営者もいるだろうし、労働環境の悪化は、労働の質の低下招くわけだから、それは企業としても危険なわけだし、わかっている経営者の方は、そう単純には手を出していないようにも見えるということと、もうひとつが労働組合はそれに対して対処しているのかということ、そもそも労働組合は会社ごとなので、派遣のような会社をまたぐ人は保護ができない、そういう労働組合自体の問題を考えるなら、たとえば派遣の人のために職種ごとの労働組合というのを作って、彼らを保護する必要もあったのではないだろうか?、つまり労働組合は彼らを保護する義務があるはずだが、それをちゃんと全うしていたのか?、そういう疑問点は見えてきます。


  まあしかし、全体的に見て非常にいい本なので、何らかの形で読んでみるといいと思います、前回書いた「公は民業を圧迫、、、」というのはこの本をヒントにしたのではなくて、私も同じことを考えていて、なかなかいい資料だなと思ってこの本を読んでいたのですか、しかし思ったのが、五年続いたバカ総理時代にこのバカはこんなことをしていたのですね、まさしく犯罪者、国民の敵でしょう、個人的にはこのバカを何らかの懲罰にすべきだと思うのですが、さてどうなるのでしょうか。





    それでは来週からは週一回になるので、次回は来週の水曜になります、では次回まで。