深*龍宮の使いのブログ

色々なことを書いていきたいと思います、よろしくお願いします。

堀江メール騒動に見る、国家制度の不備、

2006-02-27 13:33:45 | 社会
    どうもこんにちは


  メール騒動がうるさいので、私も気になっていろいろ調べてみたのですが、どうも私のいつも見ている、きっこの日記(http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20060222)によると、どうもメールの送信先は、ライブドアの人らしいです、もちろん、このメールが本物かどうかというのがあるので、確実にそうという言うわけではないですが、ただ、今ニュースでいっていたのですが、永田議員の持っているメールは、送受信の人物の名前が、情報提供者のフリーライターの名前に変わっていたらしいので、多分フリーライターの方は名前を変えておいたのでしょう、そうなると、このメール自体は確実に存在はしてはいるようです、存在しなければ名前を変える事は出来ませんから、後はメールの信憑性をどう確かめるかですかね。


  さて、それに関連しますが、そもそも今日ほんとに書きたかったのは、もしこの堀江メールが偽物であっても、それによって実は問題が見えてくる、この国の国家制度の不備のようなものが見えてくる、ということを書いてみようかと思っていたのですが、どうもメール自体は本物らしいので、どうしたものだろかと思っているのですが、まあ、とにかくメール自体が存在していても立証は難しい、しかし与党は立証しろという、その意味を探っていくと、どうもこの国の国家制度の不備のようなものが見えてきたので、そういう事でも書いてみようかと、



  まず、国家制度、日本は民主主義制度ですから、政党があり、与野党がありますが、ではその与野党の役割とは何であるか、と考えてみると、与党は政権の運営をし、野党はその監査をする、ということは誰にでもわかる事だと思います、ではその点が成り立っているか、そういう問題が今回の話では実は発生しているように思います。 なぜかといえば、野党は問題の追求をし(問題があればですが)、与党は答えるわけですから、野党としては、問題の追求が出来るような権限が必要になる、小泉氏は、野党に証明責任をいったが、それに対して野党は答えられなかった、それはなぜかと考えていくと、そういう権限を野党がもっていないから、という所に話が行くと思います。


  国家制度の不備、そもそも、与党と野党の関係とはなにか、そういうところから考えていって、制度を作らなければいけない、しかし、今回の事で露呈したのは、いわゆる保守革新の関係が終わって次の段階になった、そうなって、与党は今まで通りでいい、しかし、野党はどうなのか?、今までの野党は社会党を見ればわかるように、利害関係で反対反対と騒いでいただけだし、実体のしての政策も無く、政党としての意味も乏しかった、しかし、民主党は違う、ちゃんと政策もあるし、現実性もある、ならば、制度的に監査の役割を担ってもらったほうが良いだろう、例えばこれだけ借金があったり、不正があるのは、監査監視がなく不正がやり放題だったからではないか、それを抑えるためには、野党の監視体制を作らなければならない、たぶん与党の構造改革よりも、こっちの方が百倍は効果がある。


  今回の事は、根本的には、自民党とライブドアが実は、同じような事をしていた、もしくはしているという面があると思います、例えばライブドアは、ライブドア側に問題があったとしても、その監査審査さえちゃんとしていれば、問題が起こる事はなかった、つまり監査審査制度に問題がある以上、ライブドアを叩いても意味がなく、制度の抜け道があるならば氷山の一角である可能性が高い、だから、ライブドアがどうこうではなく、監査審査制度の不備を考えるべきだと思います。 その点は自民党も同じ、自民党の不正腐敗の温床は、なんといっても監査制度のなさによるものが多い、役人の事についても同じ、監査審査の制度がなければ何をしようが意味がない、それで監査審査が出来るのが野党ではないかと思います、民間では難しいし、やはりそういう専門の所がやった方がいいでしょう、ならば野党に監査審査の権限を与えておいて、この国の問題の解決のあたらせればいい、与党だろうが野党だろうが同じ政治家であるわけで、役割分担をして働いてもらうのが、一番いいと思います。


  たかがメールされどメールですが、根本的にこの問題は奥が深いように感じます、やはり国家体制の不備があるのではないかと思ってしまいます、監査審査がなく、勝手に与党や役人が好きにできる状態で、はたして国家の将来などというものがあるでしょうか?、私は今回の事は制度不備が問題にあると思います、野党に監査審査が出来るレベルまでの情報を与えていない、与党が悪い、だからいまの与党は、ライブドアの粉飾決算のような、でたらめで税金泥棒のような事しかしていない、それを防ぐには野党に監査監視のための権限を与えるべきで、それこそが今回の騒ぎの根本的解決の、唯一の方法ではないかと思います。