坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

小さなピアニストと 大きなピアノ

2015-05-05 | ピアノの話


先週 二日間 ホールを借りて、発表会のリハーサルをしました。

発表会に出演するほとんど全員が 参加してくれたので 
二日間借りても、一人に20分くらいしか
割り当ててあげられませんでしたが、、


「これ経験をしてから子供の様子がかわりました!」
(もちろん、良い方に)

という報告や

「あまりにピアノの音がきれいで、うっとりしていたら間違えてしまった!」と
言ってました~

というような報告をいただきました。


私と同じように 古びて 狭い わたしのうちのレッスン室

望みは 持っていても ひとそれぞれ自分の与えられた場所で
やらなければいけないこともたくさんあります。

そんなうちのレッスン室を選んで 音の階段を 上って
ピアノを弾きにくる生徒たち

発表会のたびにできるだけ良い大きなホールで

大きなピアノを弾かせてあげたいと 思っています。

(「近所のホールでいい」ってお母さんが言ってた、、って
言われちゃうこともあるんですけどね)


下に記載したのは、発表会のプログラムの あいさつ文です。













私自身が5月生まれということもあるのか、新緑のこの季節が
一年で一番好きな時です。

  前の発表会から、1年と10か月の間が空いてしまいましたが、
大好きな5月に生徒のみなさんの発表の場を持つことができました。
  
  今日までの準備期間に 私の家のピアノでレッスンを
受けるだけでなく、よそのホールで大きな外国のピアノを弾いて
リハーサルもしました。

 初めてピアノの発表会に出る小さな子供たちが
初めて出会う特別に大きな黒いコンサートグランドピアノ。
 広いステージにたった一人でこの大きなピアノを
弾きます。

心細くて ドキドキする瞬間です。
 皆さんの人生の中で こんな特別な瞬間はそうたくさんはないでしょう。
この特別な瞬間を持つことが、ひとを素敵にするのではないかな、、、
なんて思います。

だから  これからも色々な場所で、たくさんの大きなピアノに
出会えるようお手伝いをするつもりです。

明日は 母の日です。
私はみんなのピアノのお母さん(正しくはおばあちゃん)
生徒の皆さんが 自分のお母さんに寄せたメッセージとともに
最後まで演奏をお楽しみください。
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