坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

思いが伝わる

2015-04-08 | レッスン室から

「楽譜に書いてある音符の玉だけを ただ弾くのは
やめようね」


いつも言っていることです。


メッゾフォルテ(少し強く)と楽譜に書いてあっても


「エリーゼのために」や「「トロイメライ」などの曲に書いてあるフォルテと


「ルパン3世」や AKBやももクロ?の曲に書いてるフォルテでは
きっと 全然 違うはず




いつも言われていても あたまではわかっていても


弾く本人が その気になってくれないと 音として実現しません。

そしてそれはそんなに簡単な事ではありません。


たいして 気をつかわなくても 

表現力のある音楽を表現できる子もまれにはいますが、

たいていの子供は みんな同じようににぎやかになっちゃうか

みんな同じように 大人しくネコをかぶった弾き方に

なっちゃいます。


自ら 欲してくれるのを待つのは 時間がかかります。


でも待ちます。(何もしないで待ってるわけじゃないですからね)


何年もたって ようやく 自分から 「こう弾きたい」「このままじゃイヤ」と

自らが 感じてくれます。


奏でる音が変わります。

嬉しいです。







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