坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

運命

2015-11-13 | レッスン室から



このマンガ レッスン室に置いておくと 小学高学年や 中学生が
読んでみたり、 借りていきます。

「運命」って ベートーヴェンの 「ジャジャジャジャ~~ン」の交響曲ですが

ベートーヴェンは 「運命」という題名はつけていません。

本人が 「運命が扉を叩く・・・」とか言った・・・と言う説もありますが、
ほんとうは周りのだれかが 言ってみただけみたいです。


ベートーヴェンの作った9つの交響曲のうち 彼自身がタイトルを付けたのは
第6番 「田園」  だけ。


また、ベートーヴェンは 32の ピアノソナタを作曲していますが

タイトルを付けたのは 第8番 「悲愴」と 第26番 「告別」だけです。

有名な 「月光」も「テンペスト」も「熱情」も まわりの人が
そう言っただけ。

ベートーヴェンさんは お墓の中で びっくりしているかも?


先日、ちょっと大人っぽい雰囲気の 小学生生徒のママが
娘ちゃんに 「いつか悲愴を弾いたら、あなたに合っていそう」って
リクエストしました。

まだその生徒には ちょっと弾くことは難しいので
 
「中学生まで 頑張って続けて 悲愴(2楽章のことを言っているのですが)を
弾こうね」 と話してました。

ちょうど、私が 振り替えをお願いして 時間の余裕がある土曜日に
母娘で レッスンに来たので 最後に  「悲愴」の2楽章を
弾いてあげました。

二人とも 全部通して 聴いたのは初めてだったので

「今の季節にぴったりの 素敵な曲」と喜んで聴いてくださいました。

すっかり木の葉も落ちて 急に晩秋になりましたからね。




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