坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

会話

2017-12-09 | レッスン室から
来春の発表会に向けて、大きい人たちの選曲を進めています。

その人の好みや 生活の状況を考えて 何曲か 弾いてあげながら、

おうちで 考えてきてもらう事が多いです。

私は 器用じゃないから ささっと 候補の曲を弾いてあげられるわけではないので、

けっこう時間をかけて 練習して・・・


でもいざとなると 


緊張したり 指がかじかんだりして なんだかあまり上手なお手本ではないのですが・・・



先日 けっこう「おとこまえ」な中学女子に 


「これ、絶対に好きな感じだと 思うよ」と ギロックのスターライトワルツの最初の方を

弾いてあげました。

スカっとした感じが 彼女そのものです。

彼女も ひとめ (じゃなくて ひとみみ)で気に入ったもようです。

だいたい 「スカッと」した曲を弾いてきたかな。


でもでも もしかしたら・・・・・たまには

ちょっと大人な女子を感じさせる曲も いいんじゃないかなー 

恋に恋するお年頃~~~

ショパンの一番有名なノクターンを弾いてみました。

「あ、これは聴いたことあります。これも、いいなーーー でも弾けるかしらん??」

今まで 弾いたことがないくらい 黒い小さい音符が並んでるーーーー


「でもね、この曲 4小節ずつの左手をたった2種類しっかり練習すれば、


その繰り返しが 何回も出てくるだけだよ。最後の盛り上がりだけは違いますけどね。


右手も 1つのメロディが どんどんアクセサリーが 増えてくだけですよん。

例えば、『あなたのことが好きなのよー』って言ったのが
 
次は 『走ってる時のあなたが 好きなのよー』

その次は 『ブルーのシャツを着て、走ってる時のあなたが すごくかっこいいから 好きなのよー』

って 言葉の装飾品が増えてくだけなのよ」

というような事を話したら 隣で ビビっと ノクターンが 急に近距離になった空気を

感じましたよ。

今までも こういう瞬間をたくさん持ってきました。

その積み重ねを もっともっと増やしていこう。


↓これも コツコツと積み重ね 

今は 「C」の楽譜で ちょっと難しいから一度に1曲しか弾いていませんけど。。

高木東六さんの曲って 難しいけど きれいな曲です。