坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

お母さん、きいてよね

2013-09-08 | レッスン室から
発表会が終わって、2カ月近くになるけれど、今でもレッスンに来ると
私と連弾した ポピュラーが好きで、毎週 一緒に弾いて帰る中学生がいます。

じゃあ、このソロの楽譜を探して、1人で弾けるようにしてあげようかな、と
思いますが、連弾に慣れてしまった 良く弾きこなした曲を 別のソロ楽譜で弾くのは
億劫かな、とも思って、今のところ連弾で楽しんでます。

本人は、とても気持ち良さそうに弾いています。


別の中学生

練習嫌いの代表か?というくらい練習してきません(笑

でも、好みがはっきりしている子なので、中学生になり、運動部にも入り、
塾まで行き始めたので、 ハノン系と、エチュード系も宿題には出し
(こっち系を、弾いてこないので)レッスンの1時間の半分以上は、こちらに
費やしています。

で、好きな曲 は、「こっちは、疲れてても、 気分が 低くても
弾く気がするでしょう?」というので、家での練習は、こっちだけは、ちゃんとすること!
という風にしたのだけど。

なんか暗い表情でやってきました。

「オカアサンガ  コンナ キョクジャナクテ モット マトモナ クラシックヲ
ヒケ、トイウノデ ヒケマセンデシタ」


いくら お母さんいわく 

「反抗的で、 私の言うことは 聞きません」っていうような子でも
所詮は、可愛い中学生 

お母さんにそういわれたら 弾けないよね。


小学生のうちは、出来るだけ 基礎練習 と思うので
生徒の希望より 私の 考えで 曲や 本を選びますが。

毎日、ヘトヘト  イライラの中学生
それぞれの気持ちで ピアノに向かってほしい

でも、生涯 使う事のできる ピアノへの向き方 もしっかり
知って欲しいと思って 接したり 伝えているつもりだけど

生徒には、けっこう 伝わってると、実感できる瞬間がありますが

おうちの方には、 まだまだ 伝え方が足りないんだなあ、と思った日でした。