坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

基本

2013-05-03 | レッスン室から

連休中のはざまの先日  偶然、久しぶりにレッスンに来る生徒が二人いました。

高校や、専門学校の新学期も落ち着いて 時間が少し出来たので 何カ月ぶりかにレッスンに
やってきてくれました。

実は もう1人 数日後に約束している 久しぶり組の子(と、言っても社会人)も
います。

こういう人たちは、
練習する時間もなくても  レッスンにも来れなくても
自分の好きな音楽があって ほんの少しの暇が出来た時に
コツコツと自力で弾いていて

「でも、なんだかこれでいいのかな?」っていう事を解決しにくるんだ。。。と
本人が言ってました。

そして、ちゃんと 「自分なりに 解決ができた」ようです。

また、

「最近になって、スケールを弾いたり、レガートやスタッカートで
練習したり、する事の意味が なんとなくわかってきた」

と言う子もいました。


すごい、すごい!先生なんか高校生の時に、そんな事の意味は
わかってなかったよ。


楽器を演奏する事も  身体という楽器を使って声を出すことも

それから、 粘土や 絵の具や ペンを使って ものを描く事も

 

楽器や 道具と 自分の身体(ピアノの場合は指や、身体全部)

と、目でみた楽譜 と耳  との対話  だと思います。



その事を 上手に していくために 色々なアプローチをするけれど、
一番時間をかけてするのは、一番大事なのは、

楽器と仲良しになる  
楽譜と仲良しになる
耳を磨く

というシンプルなことだと思います。


生徒のために 良さそうだと思って、色々な事をしてみたり
小道具を使う事もあるわけなんだけど。

「先生って いろいろ知っていてすごい!」ってお母さん達に言われて
いい気になっちゃってるわたし。


でも、立ち止まって 考えると

一番大切なのは

音楽を聴く耳を使った 楽器と 楽譜と 身体の対話 
(内緒話が聞けるための地獄耳ではないよ)

(これからも、あちこち 寄り道はするかもしれないけれど)

結局は、ここに帰ってくるのだな、と思います。


















2013-05-03 | 日々
自宅から駅に向かう道の途中に、立派な藤が咲くおうちがありました。

もう何年も、5月になると、甘い香りをただよわせ 紫色の花をいっぱいにさげていました。
毎年、毎年どんどん大きくなっていき  

そして、2,3年前に (たぶん) 切られてしまいました。
立ち枯れたのでは、なく(たぶん)意図的に切られたのかな、と思います。

失礼ながら、あまり広いお庭ではないおうちの角に 過度に育った藤の木
綺麗な花ですが まわりに たくさんの花ガラを落としていましたから。


ちょっと かなり 残念な事でした。
5月にその道を通る楽しみがなくなってしまいました。





今年は、天候が 不順なので、 春の花も 初夏の花も
一緒になって咲いてます。

夏が近くなると、紫色の花がたくさん咲きます。

ムスカリ(今年は、もう早々と枯れた)

クレマチス(例年より早く咲いた)








しょうぶ  




勿忘草(うちの庭にはありませんよ)

紫陽花(これは、いくらなんでもまだ咲いてない)



一口に 紫 と言っても Purple  Violet  Lavender  いろいろ

一番 美味しいのは  茄子の紫