坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

今年もあとわずか その2

2012-12-29 | レッスン室から
昨日の記事に、お母さんに「今年のわたしのベスト2や、ベスト2」
(子供によっては「ランキング!」って言っていた子もいましたね。)

これをレッスン室にお母さんに来てもらうのがどうしてもイヤな中学生
(高校生になったら、イヤがらない生徒が多いですよ)
は、「拒否権??」を行使してもいいよ、と親子に伝えたというような事を
書きました。


ちょっと前ですが、
男の子で小学高学年にさしかかった頃から、「むずかしいおとしごろ」を発症して(笑
発表会、大勢集まっての遊び(もちろん!)、お母さんがいる時間にピアノを弾くこと、
をやめていた生徒がいました。
ピアノを持っていましたから、ヘッドフォンで聴かれないように練習、というのも
できなかったんですね。

お母さんが、仕事で出かけている時間をねらって、練習していたようです。

ピアノを弾くのは、とても好きだったので、高校入試直前までレッスンに
来ていました。


何年かまえにも、「レッスン室で、ミニコンサート」をしたのですが、
もちろん、それも、「私と2人」で(でも、ちゃんと)しましたよ。
(お母さんは、とても残念がっていましたけれど、深く彼に要求は
しませんでした)

そんな状態が、ずっと続き

いよいよ高校入学とともに、勉強に専念するので、ピアノを卒業することになりました。

お母さんは、何年も、息子のピアノを聴いていない・・・・

最後の挨拶に母子で来てくれる、という・・・


ので、思い切って

イヤだったら、良いけれど、せっかくだから、お母さんに最後に練習していた、ソナタか
ソナチネを聴かせてあげて、レッスンを卒業にしませんか?と提案してみました。


答えは、すんなり「いいよ」という事

1,2年前の彼だったら、考えられないですが!

というわけで、無事、お母さんは、息子の弾くピアノを何年かぶりに聴くことができて、
レッスンを卒業しました。


生徒が辞めていくのは、寂しいことでもあるけれど、
必ず、レッスンに来られなく時はくるので、
そういう時に、だれもが納得して、嬉しい気持ちで、卒業してもらいたい、
そんな事も思い出した、年末の、レッスン室で、ミニコンサート、でした。