WAKIは週に一回ぐらいの割合で電車やバスに乗る、加齢とともに足腰も弱って年相応余り無理をせずに空席があったら座るようにしている。いま電車に乗るとこんなポスターが貼ってあるのが目につく、実に明快でわかり易い優れたポスターだ。あまり上手くない字だがこうして見ると荷物を横において腰掛けたり隙間を開けて平気な人がまだまだ居るらしい、ただでさえ着膨れの時期、知らぬふりして寝込んでいる人も不思議と目を覚まして降りてゆく。観察していると、このような横柄な人は若いOL風の人に多い気がする、でもなかにはどうぞと言って譲って呉れる人もいる。電鉄側も人数分の区画を入れたりデザインを工夫したりで改善は進んでいるが・・・。
ちょうど見守り隊の配置に就こうと所定の場所に着いたら中学校のマイクが3.11追悼の時を告げて黙祷の呼びかけをした。今年はマンションの自治会の役員が回ってきたこともあって通学路の安全を守る「五常っこ見守り隊」の仕事をさせて頂いた、月2回の当番であるが子供たちの下校時にきめられた辻にた立って見守る、「おかえり!!」と声を掛ければ「ただいま!・さよなら!」と元気な声が帰ってくる。手を上げてハイタッチをすれば元気な手のひらを返してくれる。こうして元気を貰ってもう1年になろうとしているこの坂を登ればもう子供たちの自宅だ。黄色いキャップだけは1年生、今月は18日が卒業式で24日が終業式、来月はもうこの子供たちは2年生、子供の成長は早い。大雨の日も酷暑の日も北風の寒い日もあったが子供たちから大いに元気を貰うことができた。それに今日は嬉しいことがあった、孫が所望の大学に受かってサクラガサイテ二人共安堵の胸を撫でている。
あれから早いもので3年が経った、早いものでといっても時間が止まった人もいるに違いない、あの日の惨状はテレビとか新聞とかのメデイアでしか知らないが、自分にとって人ごととは思えないショッキングな出来事であった。以来報道される数々のことを見てきたが未だに仮設住宅で不便を強いられている人が何万人も居ることや放射能で汚染された土地に帰れずにいる人が居ることに心が痛む。亡くなられた人のご冥福を祈るとともに,避難されている人が一刻もはやく元の暮らしに戻れることと原発の不安を取り除く施策を進めて貰いたい。
おおさか川柳3月10日(月)産経新聞夕刊掲載 礒野いさむ 選
お題「坂」「織田作の銅像が立つ坂の街」 枚方市 WAKI
きのうは日本海には冷たい風が居残って東北から北海道にかけては吹雪の寒い一日であったがおかげさまで大阪はまずまずの天気であった、午後はショッピングカーを引っ張って買い物に出た、もうあちこちで春を待ちかねた花が咲き出した、水路脇の沈丁花はほのかに芳香を漂わせている、緋寒桜も美しいミモザは黄色い花を一杯に付けて咲き誇っているやっぱり春は待ち遠しい。
バレンタインデーに意中の人からチョコレートを頂くと、ホワイトデーにはお返しをするのが礼儀と聞いたがWAKIはいつも貰いぱなしで返したことがない。そこは抜け目のない商魂たくましいショッピングセンター、一階中央の吹き抜けの催し場一杯にホワイトデーの贈り物が溢れんばかりに並んでいて目移りするがWAKIはオーソドックスにマシュマロにハンカチでも付けてと考えた、でも売り場には堂々と女性用ショーツが並んでいる。こうして並んでいるところを見ると買って贈り物にする男性が居るのだろう。
ここは京阪電車枚方市駅駅前ロータリーに面した一等地、元は近鉄百貨店枚方店が堂々の威容を誇っていたが2011年9月21日に閉店してかれこれ2年半になる、長崎屋と三越がなくなり、われわれ利用者は不便をかこっていたがようやく再開の工事が始まった、覆われた壁面には立派な完成予想図が掲げられてBookstoreやCafeshopなどができるようでコンセプトも示されている。以前は駅周辺には家電量販店などもあって便利であったが今はこのような店舗は国道筋にしかなくて不便、どのように展開するのか興味津々である。
ビルの高さが300メートルその名も「ハルカス」が今日晴れやかに全面オープン、当分賑わうことだろう。途中の階までは部分開業していたので行ったことがあるが目のすぐ下に天王寺公園や動物園に通天閣も見えていた。このビルにはあべのハルカス近鉄本店(B2~14F)・あべのハルカス美術館(16F)・オフイス(17~18F)・大阪マリオット都ホテル(19~20F)・オフイス(21~36F)・大阪マリオット都ホテル(36~57F)・ハルカス300(展望台)(58~60F)が入っている。下の二枚の写真は今年1月に車で通った折に撮影したものでその威風堂々の姿に感動した。
冷蔵庫にコーラが入っていると娘が帰って来るのだなと判るくらい、若い人たちが好むコーラ。この大きなポスターはおととい4日朝刊の全面Pepsiの見開き広告。先ずはその大きさにド肝を抜かれた、そうして中身を見たらライバルのコカ・コーラを500人のコーラ飲料者を対象に実施した「ペプシNEX ZERO」と「コカ・コーラゼロ」との飲み比べの結果を発表している、以前からこの2社はコーラ戦争と言われる露骨な宣伝合戦を繰り広げて来たことで有名で話題を呼んできた。そしてきのう地下鉄に乗ったら巻き返しのコカ・コーラの吊り広告がぶら下がっていた。どちらが先に仕掛けたのかわからないがいま世界を騒がせている数々の民族紛争は困るが、コーラ戦争は大いにやってもらっていいと思っている。
いま入ったばかりですよと魚屋のお兄さんの勧めで地場産のイカナゴを1kg買ってチャレンジしてみたが意外と簡単に出来上がった。このイカナゴ産地は大阪湾、今が旬売り場では親切に調味料も必要分を傍に置いて売っている、前にちりめん山椒を作った時の要領と大体同じでほぼ小1時間で炊きあがったが最後の見切りが難しい。当分お茶漬け、おにぎり、酒の肴にと重宝、カルシュウムの補給はバッチリだが塩分と糖分の摂りすぎには気をつけて戴くことにする。
ここは京阪枚方公園駅のすぐ西、淀川の河川敷に沿って旧国道1号線が走っている。この日は土曜日で第2回寛平マラソンが行われていて河川敷公園には多くのアスリートが集まっていたが午後は時折り小雨模様であった。淀川の堤防は災害に備えての1車線の拡幅と法(ノリ)面の強化のための工事が進行中であった。左側の土塀の後ろには郵便屋渡し跡の石碑があって「郵便屋さん走りんかもうかれこれ十二時や」とあり、昔はこの渡しから対岸に届けたのが判る、後方の蔵と屋敷は鍵屋資料館だ、そうしてすぐ横には明治十八年の洪水碑が、この堤からの眺めは枚方八景「淀川の四季」だ。