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現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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消費増税

2013-10-01 | 日本語どうなるの?
消費税8%が決まった。2014年4月から増税である。日本語どうなるの、よりも、日本はどうなるの、ということだが、首相は3本の矢の効果を言う。産業競争力会議で、長らく続くデフレによる、縮み志向が変化しつつある、投資を喚起するための大胆な減税や産業の新陳代謝を促す税制の創設を断行すると語った。増税の一方で減税がある、新たな税制を作る、と。その経済対策に5兆円超を打ちだしている。それが法人税を減らすことで企業収益の改善ができ労働者の賃上げにつなげる、そのためには復興法人税1億円の前倒しの廃止、企業の法人税を減らすというわけであるが、増税にまつわる減税と復興税の廃止をする、これは労働者の賃金を上げることにつながるのだろうか。さきに消費税を5%から8%に引き上げて庶民の暮らし向きはこの増税による買い控えがおこりさらに身近な商品の購入には小売商などが打撃を受けてしまう。賃上げの産業はどの業種で税の苦しみをあおりとして受けるのはどの階層になるのか。 . . . 本文を読む

二重語法

2013-10-01 | 日本語百科
二重語はミシンとマシンのような語を指す。二重形ともいう。一つの語が使用される経緯で意味を派生させるのではなくて、その使用の場面や時間のずれで発音、表記に起こる。トランプカードと、イロハかるたは、同じ語から、さらに、カルテともなった。この二重語の現象は日本語では外来語を取入れるときに起こったことで、語が移入する事情がある。その二重語とは異なる二重語法というのがある。doublespeak という。ある状態のことをいうのに、ことばをストレートに表現するか、婉曲に言うかと言うようなことである。もう少し二重語法を利用すると、かつて戦争中に、撤退、退却を、転進 と言い換え、侵略を進出といったりした例がある。また、直接的に、従業員を解雇する、首を切る、と言わずに、スリム化する、合理化する と言い換えることがある。同人用語の基礎知識のサイトで、この二重語法を解説している。 . . . 本文を読む

235 上昇を押し上げる 後押し

2013-10-01 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 870  物価の上昇を押し上げている を、例題にしている。コラムの解説は、上昇 と、押し上げる の表現が同語反復であると言う。上の字を繰り返す表現であるから、説明の通りである。これを言い換えて、物価の上昇を押し進める というべきだとしている。用例を検索すると、物価を押し上げる という言い方と、素材価格の上昇 という要因があって、関連価格の上昇が物価を押し上げる というふうに、原材料や燃料の値上がりによって、物価が押し上げられた、と表現しているのが多くみられる。物価押し上げ要因について言及するが、物価の上昇を押し上げている と言う表現は用例検索ではヒットしない。したがって、物価押し上げと、その要因となるものとの関係で、消費者物価を押し上げた要因は、電気代の上昇 という言い方が表現においては正しいようだ。 . . . 本文を読む

日本語語彙論 形態

2013-10-01 | 語と語彙
語は形態論では形態である。文法の単位として形態を論じるものと語として論じるものがある。文法論の形態論では形態が単位となり、統語論で語が扱われる。あるいは文法の品詞、構文では語が単位となる。形態論は文法論の一部門で、単語などの形態変化、活用、曲用などにみられる語形変化や語の構成について研究する。形態素 morpheme は、意味を持つ最小の単位として、ある言語においてそれ以上分解したら意味をなさなくなるところまで分割して抽出された、音素のまとまりの1つ1つを指すと説明される。その形態素の性質、結びつきなどを形態論で明らかにする。 あめ という単語は、自立形態である。その意味を、雨として、雨傘 と言えば、あめ-かさ の結合で、あまがさ となる。雨、傘ともに自立形態が、熟合して結合形態として、あま--がさ となっている。この雨と雨傘であるそれぞれの語は、形態素の あめ を持ち、あめ と、あま- は、それぞれの形態で、異形態の関係にある。語形変化をする語で、書く、という語を、書かない 書きます と、変化させたときに、kak- という形態素について、kak-u という形態が語となり、また、kaka-nai kaki-masu という形態が、それぞれ語となる。このときに、書か 書き は、書く についての異形態であると言う。 . . . 本文を読む

日本語教育の歴史 戦後60年代まで

2013-10-01 | 日本語教育の歴史
第2次大戦後の日本語教育について見よう。教科書と教授法をとりあげると、長馬直兄による、標準日本語読本巻一 1964 にはじまる、同 巻五 1967 のテキストがあり、この教授法にはH.E.パーマーのオーラルメソッドを用いていることがわかる。別冊に、文法とグロッサリー 1950 が、ある。その後の初級教科書の、構造別文型、表現意図別文型、語の用法別文型の選択配列に影響を与えた。この標準日本語読本は再訂版である。最初に、1931‐1934 次いで、改定版が 1948 全8巻で出版されていた。これは言語文化研究所付属の日本語学校の編であった。一方で、取り上げるのは同じく戦前に出版されていた国際学友会の教科書である。NIPPONNGO NO HANASIKATA 1964 読み方 1959 そして、日本語読本一~四 1957 で、これは入門用テキストとして編まれた。文型分類が、表現の種々の場合に於ける文型 とあって、表現分類に工夫があってわかりよい。 . . . 本文を読む