述語文 日本語の文法について その23 述語3 主語述語の文に対して述語だけからなる文というとらえ方である。動詞述語文、形容詞述語文、名詞述語文を分類するのは述語文の下位分類となる。述語だけで文が成り立つか。文には主語述語が必要であるとすると、必須要素の見方があって、述語だけでは成り立たないのは自明である。しかし何を文と規定するか、主語が必須でないならば、文が文であるゆえんはほかに考えようがないとするなら、文には述語があると考えることになるのだろう。これまで、一語で文をとらえることがあった。
文の構成要素を考えると、そこで議論された一語文の例が思い合せられる。棚から落ちようとする荷物を、あ、落ちる、と発言した時の一語文、おちる であった。この文単位としての見方には学説があった。一語に認める言語意識を言語過程説からとらえ文法単位を言語の伝達場面の諸要素を勘案して文章の単位とするものである。列車に乗って、がたんと動き出した、その時の、棚の上の荷物を見上げたひとが、思わず発したひとことである。いかにも時代が感じられる、それを文章の場面として、語の単位を分析すると一語文を認めることになるのである。これは語の表出の現象であったが、学説を理論として文となりうる。
述語文についてみると現代中国語文法で動詞述語文、形容詞述語文、名詞述語文、主述述語文を分類し、二重目的語文を加えるものがある。維基百科によれば、「述補短語是短語的結構分類之一,它的前後兩個組成部分稱為述語和補語。」とあって、基本短語に、主謂短語 · 述賓短語 · 述補短語 · 偏正短語 · 聯合短語と説明する一つである。ちなみに文の成分は、句子成分として、主語 · 謂語 · 賓語 · 定語 · 狀語 · 補語 · 獨立語 · 中心語を挙げているし、單句、単文の分類には、主謂句 · 非主謂句がある。http://zh.wikipedia.org/wiki/述賓短語 より。述語文の中の主述述語文は主語と主語述語を述語にする文のことである。
いま日本語の述語文を見ていくと文末に置かれる語の構造とその特性においてそれぞれ文を表し意味情報を伝えている。それは述語動詞に代表する分析が可能であった。いわゆる丁寧の語末にあるのは、~でありんす であります の変化したものとしての ~です であって、ある という語を持つ。~ます は、まっする まする ます となり、現代語の ~ます につながる丁寧の用法である。まいらす は、まいらする の音変化と見られ、謙譲の表現であった。いずれも言語現象に現れた口頭表現としての変化である。
丁寧の ~です ~ます による語末は話し言葉に現れた用法でそこに名詞述語をはじめ形容詞述語および動詞述語の変容をとらえてそれぞれは述語文であり、述語動詞に大きくとらえることができるのは日本語特有の言語変化の結果である。話し言葉の言語をどうとらえるかは談話における発話の分析によるところが大きい。日本語の述語文というとらえ方が文法分析にどうかかわるか、それは文とは何かを改めて文章にとらえてみなければならない。 述語文という分析を日本語の文法にとらえてみた。 品詞を分類して文の分類基準とし、――述語文と名付けている。文はすなわち述語文とはならないが、しかし文を規定するものが述語にあるとすれば述語の出現によって、動詞文、形容詞文、名詞文とすることがあり、それは述語文にほかならない。
文の構成要素を考えると、そこで議論された一語文の例が思い合せられる。棚から落ちようとする荷物を、あ、落ちる、と発言した時の一語文、おちる であった。この文単位としての見方には学説があった。一語に認める言語意識を言語過程説からとらえ文法単位を言語の伝達場面の諸要素を勘案して文章の単位とするものである。列車に乗って、がたんと動き出した、その時の、棚の上の荷物を見上げたひとが、思わず発したひとことである。いかにも時代が感じられる、それを文章の場面として、語の単位を分析すると一語文を認めることになるのである。これは語の表出の現象であったが、学説を理論として文となりうる。
述語文についてみると現代中国語文法で動詞述語文、形容詞述語文、名詞述語文、主述述語文を分類し、二重目的語文を加えるものがある。維基百科によれば、「述補短語是短語的結構分類之一,它的前後兩個組成部分稱為述語和補語。」とあって、基本短語に、主謂短語 · 述賓短語 · 述補短語 · 偏正短語 · 聯合短語と説明する一つである。ちなみに文の成分は、句子成分として、主語 · 謂語 · 賓語 · 定語 · 狀語 · 補語 · 獨立語 · 中心語を挙げているし、單句、単文の分類には、主謂句 · 非主謂句がある。http://zh.wikipedia.org/wiki/述賓短語 より。述語文の中の主述述語文は主語と主語述語を述語にする文のことである。
いま日本語の述語文を見ていくと文末に置かれる語の構造とその特性においてそれぞれ文を表し意味情報を伝えている。それは述語動詞に代表する分析が可能であった。いわゆる丁寧の語末にあるのは、~でありんす であります の変化したものとしての ~です であって、ある という語を持つ。~ます は、まっする まする ます となり、現代語の ~ます につながる丁寧の用法である。まいらす は、まいらする の音変化と見られ、謙譲の表現であった。いずれも言語現象に現れた口頭表現としての変化である。
丁寧の ~です ~ます による語末は話し言葉に現れた用法でそこに名詞述語をはじめ形容詞述語および動詞述語の変容をとらえてそれぞれは述語文であり、述語動詞に大きくとらえることができるのは日本語特有の言語変化の結果である。話し言葉の言語をどうとらえるかは談話における発話の分析によるところが大きい。日本語の述語文というとらえ方が文法分析にどうかかわるか、それは文とは何かを改めて文章にとらえてみなければならない。 述語文という分析を日本語の文法にとらえてみた。 品詞を分類して文の分類基準とし、――述語文と名付けている。文はすなわち述語文とはならないが、しかし文を規定するものが述語にあるとすれば述語の出現によって、動詞文、形容詞文、名詞文とすることがあり、それは述語文にほかならない。