喫茶店で瞑想して、 銭湯で元気になる

日本中の素敵な建物たちを見て歩き

郡上八幡へ参上

2008-09-15 | Weblog
9/6(土)
今年はお誘いを受けて「郡上踊り」の見学に、郡上八幡へ出かけました。
もちろん、建築探訪が目当てです。
噂に聞く林療院は、いつしか見学のできる施設になっていて、今回がはじめて
の見学でした。


玄関から入って、一番に目に入ったのはこの「もちおくり??」で、
古い時代の足踏みミシンも、こんな風だったなと思ってみました。
細かい細工が美しく、丁寧な技です。ほれぼれ


見学者のために、トイレ廻りは改修されていましたが、マジョリカタイルが
残されていました。





(岐阜県郡上市)

お待たせ 本日の銭湯

2008-09-14 | Weblog
8/30(土)
越前大野の「本日の銭湯」はここ。
ちょっとごたごた感が否めない玄関部分。「東湯」さん
ガラスブロックとタイルの壁は、改修したんだろう、ちょっと
くどいデザインになっちゃった。


脱衣場にあった手洗い場のデザインはコーナーを活かしたものになっています。
熱帯魚の豆タイルがかわいいです。


天井もこんなに美しい模様があります。なかなかスバラシ。


外観は日本的ではありましたが、中は洋風っぽいんですよね。
本日の入浴は大満足でした。

TOBACCO

2008-09-13 | Weblog

8/30(土)
今では自動販売機がその役割を担っているけれど、一昔前までは
たばこ屋さんと言えばこれ。
なかなか風情のある施設です。こちらは、「TOBACCO」の
ガラス看板が残り、郵便受がついています。


この豆タイルの渋い色の組合せが秀逸。
今は痛んでいますが、目地の色具合が微妙汚れたりしていて、それが
いい風合になっています。


'島田ミシン洋品店'さん。こちらも右側にある自動販売機が現役のようです。


うろうろしていて楽しいところ

2008-09-12 | Weblog
8/30(土)
近代建築を探訪するのには、それほどの見るべきものがない思っていた大野市。
しかし・・・歩いていると、ちょっとした興味惹かれる風景に出会えて、面白く、歩き回った。

大きな鯛が勢い良くはねている仕出し屋さんの看板。
でも派手に目立つのではなく、控えめなところがいい。



竹の小○、中○。
木の大○。角材の□。瓦のへ。
それぞれが美しい形を見せています。


古い商店の建物と、街路樹のバランスが面白い。
かんざしを挿した人のように見える。


瓦に使われている「鯉」たち。お腹を見せて波乗りしています。
角は縦向きに使われていて、「鯉」の滝登りのようです。

旧病院と出会った

2008-09-11 | Weblog
8/30(土)
勝山で雨に降られて、福井に舞い戻り、今度は越前大野へ移動しました。
町をぶらぶらと歩いていると、こんなブルーの窓枠の建物に出くわしました。
記憶の中のリストをめくってみる。
これが旧岩治医院かあ~~    明治末に建てられた大きな病院です。



玄関付近を眺めてみると・・・和風のテースト。
特に窓ガラスに注目!!


お日様が昇るデザイン。本当に半○のお日様が付いている。


そして、腰壁は赤煉瓦と思いきや、よくよく見るとじつは、木を煉瓦のように塗って
いるのだと解って驚きました。
手仕事のひとつひとつが、かわいらしいものですね。
(福井県大野市)

どこかへ延びる道

2008-09-10 | Weblog
8/30(土)

永平寺口駅には、古いプラットホームも残っています。
1969年まであった金津(現在の芦原温泉)線で使用していたプラットホーム
かもしれません。
その向こうには、変電所の煉瓦の建物が見えています。


これは旧京都電燈古市変電所です。
放置されている割には、綺麗なものですね。
車窓から煉瓦の建物が見えた時には、ドキドキしました。
やっぱり、風景の一部としていいものです。

駅舎と流し?

2008-09-09 | Weblog

8/30(土)
京福電気鉄道が続けて2度の事故を起こし、列車運行停止の時に
代行バスで三国まで行ったことがありました。
その時はもうだめかと思ったものでしたが、第三セクターの「えちぜん鉄道」
として見事に復活。
勝山永平寺線は30分に1本という列車数で、JRの九頭竜線が3時間に1本
なのと比べて、どれだけ人々の足になっているか分かります。

「松岡」駅の駅舎は大正3年に、京都電燈の駅として開業した当時のもの。
屋根の形が独特で(雪がうまく、転げ落ちそうな)、洋館のような駅舎です。


この路線の駅には、もしかして、必ずこのような流しが備え付けられている
のでしょうか。これは「松岡」駅のもの。
手を洗うのには低い位置にあるので、別の用途だと思います。


こちらは「永平寺口」駅。
開業当初は「永平寺」駅、それから「永平寺口」駅となり、1944年に
京福電気鉄道になったときに、「東古市」駅となりました。

「えちぜん鉄道」になり、永平寺線が廃止され、永平寺へここからバスで
向かうようになった時に、再び「永平寺口」に駅名が戻ったようです。

駅舎全体を、雪に埋もれたときのためか、底上げしています。
車寄せも大きくて、雪から逃れて駆け込むにもちょうど良さそう。
こちらも大正3年の築で、駅毎に、駅舎に個性を持たせていることに
驚きます。


こちらが「永平寺口」の駅舎にあった流し。
中央にちょっと、かわいく模様が入っています。


勝山の町を行く

2008-09-07 | Weblog

8/30(土)
河原通りの立札をみると
「後町通りより九頭龍川沿いに続く道で、明治時代より栄え、
料亭、貸席、遊郭や置屋などが並び、賑わいを見せていた
勝山唯一り花街であった。」とありました。

この柳の下は清水(しょうず)と言って、湧水が流れているの
だそうです。
そして情緒のある建物が、建っておりました。




どうやら、花街の名残りの建物のようです。




なにげなく、美しいタイルで装っているんですね。
(福井県勝山市)


御院通のモダニズム

2008-09-05 | Weblog

8/24(日)
御院通を歩いていたら、壬生通と交わるところにある交通局
の建物に目が釘付け.......ということに。
いいなこの窓。
角のところはガラスも湾曲しているんだろう。
左上の真四角の窓ガラスも素敵だし、その右のテーブルみたいな庇も
カッコいい。何者だ、この建物は。地図には「交通局営業所」とある。



全体を見回しても細かい部分が面白そう。
後側の背の高い建物も、階段室部分らしいところも面白そう。
中を探検してみたい~~~よ


嵐電電停前

2008-09-04 | Weblog

8/24(日)
嵐電の「高雄口」駅へ行こうとして、左手の前方の建物に目が
行ったきり、戻ってこない。(爆)

こ~んなものが、目に入ってきたのです。


上へ下へ、右へ左へ、移動してみたけれど、こうしか見えない。
あ~~~


壬生の洋館

2008-09-03 | Weblog
8/24(日)
多治見から京都へやってきました。
嵐電の四条大宮駅から線路に沿ってふらふらしていたら、
長屋の続くその向こうに、高い塀に囲まれた洋館が見えました
スクラッチタイルに丸窓。屋根の傾斜がちょっと不思議な洋館。
どんなにがんばってみても、これだけしか見えません。


日本タイル村の構想

2008-09-02 | タイル

各務さんたちには、このタイルを展示した(または使った)
タイル村の構想があるらしい。
↓は(仮称) 日本タイル村・道の駅整備事業計画 の報告書。
道の駅という場所が指定されているから、実現性があるのかなぁ。


タイルが好きな人は多いし、ここを見てタイルの楽しさ・美しさを
実感してくれる人たちが増えれば素敵だと思う。
もし人手が必要なら、お手伝いに伺いたいくらいです。

タイルファンとしては本当に実現できることを願っている。
建物にタイルを使うのなら、一般の方たちを募って建物作りに参加して
もらうのもいいかなあと思う。



その笠原のタイルを中心にした
「タイル きのう・きょう・あした」-笠原のモザイクタイルを中心に-
という展覧会が、岐阜県現代陶芸美術館で開催されます。
12月23日(火・祝)から来年の3月28日(土)の日程です。
場所は岐阜県多治見市東町4-2-5
タイル好きの方、是非、ご覧ください。

追伸 各務さんたちは古いタイルを保存しています。
    どこかで解体する建物があり、タイルも只の瓦礫になってしまう
    ときに、これからは送る場所があると思っています。
    タイルの「駆け込み寺」だと思っています。