今年はお誘いを受けて「郡上踊り」の見学に、郡上八幡へ出かけました。
もちろん、建築探訪が目当てです。
噂に聞く林療院は、いつしか見学のできる施設になっていて、今回がはじめて
の見学でした。
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玄関から入って、一番に目に入ったのはこの「もちおくり??」で、
古い時代の足踏みミシンも、こんな風だったなと思ってみました。
細かい細工が美しく、丁寧な技です。ほれぼれ
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見学者のために、トイレ廻りは改修されていましたが、マジョリカタイルが
残されていました。
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(岐阜県郡上市)
8/30(土)
今では自動販売機がその役割を担っているけれど、一昔前までは
たばこ屋さんと言えばこれ。
なかなか風情のある施設です。こちらは、「TOBACCO」の
ガラス看板が残り、郵便受がついています。
この豆タイルの渋い色の組合せが秀逸。
今は痛んでいますが、目地の色具合が微妙汚れたりしていて、それが
いい風合になっています。
'島田ミシン洋品店'さん。こちらも右側にある自動販売機が現役のようです。
8/30(土)
京福電気鉄道が続けて2度の事故を起こし、列車運行停止の時に
代行バスで三国まで行ったことがありました。
その時はもうだめかと思ったものでしたが、第三セクターの「えちぜん鉄道」
として見事に復活。
勝山永平寺線は30分に1本という列車数で、JRの九頭竜線が3時間に1本
なのと比べて、どれだけ人々の足になっているか分かります。
「松岡」駅の駅舎は大正3年に、京都電燈の駅として開業した当時のもの。
屋根の形が独特で(雪がうまく、転げ落ちそうな)、洋館のような駅舎です。
この路線の駅には、もしかして、必ずこのような流しが備え付けられている
のでしょうか。これは「松岡」駅のもの。
手を洗うのには低い位置にあるので、別の用途だと思います。
こちらは「永平寺口」駅。
開業当初は「永平寺」駅、それから「永平寺口」駅となり、1944年に
京福電気鉄道になったときに、「東古市」駅となりました。
「えちぜん鉄道」になり、永平寺線が廃止され、永平寺へここからバスで
向かうようになった時に、再び「永平寺口」に駅名が戻ったようです。
駅舎全体を、雪に埋もれたときのためか、底上げしています。
車寄せも大きくて、雪から逃れて駆け込むにもちょうど良さそう。
こちらも大正3年の築で、駅毎に、駅舎に個性を持たせていることに
驚きます。
こちらが「永平寺口」の駅舎にあった流し。
中央にちょっと、かわいく模様が入っています。
8/30(土)
河原通りの立札をみると
「後町通りより九頭龍川沿いに続く道で、明治時代より栄え、
料亭、貸席、遊郭や置屋などが並び、賑わいを見せていた
勝山唯一り花街であった。」とありました。
この柳の下は清水(しょうず)と言って、湧水が流れているの
だそうです。
そして情緒のある建物が、建っておりました。
どうやら、花街の名残りの建物のようです。
なにげなく、美しいタイルで装っているんですね。(福井県勝山市)
8/24(日)
御院通を歩いていたら、壬生通と交わるところにある交通局
の建物に目が釘付け.......ということに。
いいなこの窓。
角のところはガラスも湾曲しているんだろう。
左上の真四角の窓ガラスも素敵だし、その右のテーブルみたいな庇も
カッコいい。何者だ、この建物は。地図には「交通局営業所」とある。
全体を見回しても細かい部分が面白そう。
後側の背の高い建物も、階段室部分らしいところも面白そう。
中を探検してみたい~~~よ
8/24(日)
嵐電の「高雄口」駅へ行こうとして、左手の前方の建物に目が
行ったきり、戻ってこない。(爆)
こ~んなものが、目に入ってきたのです。
上へ下へ、右へ左へ、移動してみたけれど、こうしか見えない。
あ~~~
各務さんたちには、このタイルを展示した(または使った)
タイル村の構想があるらしい。
↓は(仮称) 日本タイル村・道の駅整備事業計画 の報告書。
道の駅という場所が指定されているから、実現性があるのかなぁ。
タイルが好きな人は多いし、ここを見てタイルの楽しさ・美しさを
実感してくれる人たちが増えれば素敵だと思う。
もし人手が必要なら、お手伝いに伺いたいくらいです。
タイルファンとしては本当に実現できることを願っている。
建物にタイルを使うのなら、一般の方たちを募って建物作りに参加して
もらうのもいいかなあと思う。
その笠原のタイルを中心にした
「タイル きのう・きょう・あした」-笠原のモザイクタイルを中心に-
という展覧会が、岐阜県現代陶芸美術館で開催されます。
12月23日(火・祝)から来年の3月28日(土)の日程です。
場所は岐阜県多治見市東町4-2-5
タイル好きの方、是非、ご覧ください。
追伸 各務さんたちは古いタイルを保存しています。
どこかで解体する建物があり、タイルも只の瓦礫になってしまう
ときに、これからは送る場所があると思っています。
タイルの「駆け込み寺」だと思っています。