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三河島 喜楽湯に浸かる -銭湯をめぐる-

2021-10-24 09:26:08 | 銭湯・温泉
「三河島」というとまず三河島事件の舞台とか頭によぎるが、銭湯めぐりとしては以前“熱湯”として有名な「帝国湯」を訪湯するときに訪ねました。

駅周辺は下町の情景と雰囲気、たたずまいが色濃く暮らしぶりがうかがえる地域です。

  

当然銭湯・街中の銭湯・銭湯の文化もすっかり生活に溶け込んでおり、今回訪湯した「喜楽湯」さんも三河島の駅からほんの数分、商店街の一角に宮造りの堂々とした風格をもってたたずんでいます。

内風呂が当たり前の中、「ちょっと湯にでも行ってくらぁ…」なんて気軽に生活の一部になっているような雰囲気が、銭湯のカウンターから浴室に至るまで会話の絶えない社交場の姿が、この喜楽湯にあります。

高天井の清潔に保たれた脱衣所からさっそく浴室に入ると正面には“定番の”富士山と滝が流れており、「森林浴ミスト」という囲まれた湯船がありました。

脱衣所のロッカーの上に「森林浴発生器」という年代物の装置が置かれており、これが何らかの制御する仕組みのようですが、実際この湯船に入っても普通の岩風呂だけで、どうやらミストは発生していませんでした。

 

浴室の構成は白湯・座湯を兼ねたマッサージ湯・ショルダーマッサージ(湯温はいずれも42度くらい)有料サウナの横に水風呂(20度切るくらいかな)があります。

井戸水を使っているようで(ただし煙突は見当たらず)肌にやさしい湯になっており、いつまでも入ってられそうな気持ちよさです。

そんな中地元の常連さんたちが湯に入ったり縁に座ったりしてなにげない世間話をしてなごんでいます。

コロナ禍で「黙浴」なんて張り紙がありますが、やはり“し~ん”とした銭湯よりも、人と人のつながりを感じられる銭湯・銭湯の居心地はやはりどこの銭湯に行ってもよいものです。

近所づきあいで情報交換したり、お互いの健康をしゃべりあったりと、ちょっとしたあいさつでいいんですよね…喜楽湯はこんな下町の情景が漂う街にぴったりの銭湯だと思うのです。

下町雰囲気残る三河島 喜楽湯さん、いいお湯でした。
コメント
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