哲ノート

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唐茄子屋政談 -みずほ笑ホール寄席-

2021-08-08 17:57:56 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今月はひさびさ「ホール落語」を鑑賞

瑞穂町ビューパーク・スカイホールにて定期的に行われている「みずほ笑ホール寄席」

「扇辰・菊之丞 二人会」

入れ代わり立ち代わり様々な演者が登壇して、まさに「芸」「寄席芸」をエンターテイメントで楽しむ「寄席」とはちがい、

厳選された演者が、普段限られた持ち時間の関係でなかなか寄席では演じられない長講の落語をたっぷりと楽しめるのがホール落語

開口一番は前座さんで「道具屋」から、「一眼国(扇辰)」「唐茄子屋政談(菊之丞)」中入り後は「悋気の火の玉(菊之丞)」「片棒(扇辰)」の演目を楽しみました。

なかでもひさびさの「唐茄子屋政談」が普段の寄席では聴けない長講の落語でよかったですね

廓に入り浸りの若旦那の話から・・・これはこれは「唐茄子屋だぁ…」と、もうあらすじはもちろん、しぐさやしゃべくりはすべてアタマに刻まれているくらい好きな演目。

以前、古今亭志ん朝師匠の公演をなんど聴いたことか・・・というくらい、どうしても比較してしまうのが申し訳ないが、テンポ・江戸っ子しゃべくり・艶のある感情・・・ぜひぜひ「古今亭の落語」として受け継いでほしい演目です。

ただ、ホール落語はもちろん広い会場で演者と距離があり、また通い詰めた手厳しい常連の客相手の「寄席ならではの雰囲気」「寄席独特の空気感」は楽しめないのが残念なところで、やはり普段通いなれた「寄席」の方がいいかなぁ…

でもでも今日は「唐茄子屋政談」をひさびさ通しで聴けただけでも、満足いく落語会となりました。
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