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日本遺族通信 平成28年6月15日号 遺書と九段短歌

2016年06月18日 08時34分17秒 | 日本遺族通信


                   平成28年6月 靖国神社社頭に掲示されました遺書 合掌

今号には21歳で散華されました辻 始様を偲ばせて頂きました。 
昭和17年 元旦に詠まれました 散りてのちなほ白雲ととどまりてすめら御國を永久に守らむ を心静かに拝読させて頂きました。
前途あるお若い命にただただ残念  にどうぞ安らかにお眠り下さいとお祈り申し上げます

選者 三井先生に全国から寄せられました多くの鎮魂歌の中から12名のお方の歌を選んで頂きましたのでご紹介させて頂きます。
九段短歌は悲しい歌ですが、お目を通して頂けましたら幸いに存じます。

 桜咲き仰ぐ五層の忠霊塔は三國一の富士が良く合ふ         富士吉田市 遺児男性
 七十余年父の遺骨に添ひてゐし愛の一途さ母の黒髪              鳥栖市 遺児女性
 ジャングルの光差し込むひとところ苔生す戦車半ば埋もる        青森県 田中恭子様
 「未亡人」母の口から飛び出した七〇年の思ひが胸に            甲州市 遺児男性
 名の違ひと戦死公報にぎりしめ役場に走りし祖母は星となりぬ      甲州市 遺児女性
 父知らねば思ひ出ひとつなきままに戦争くやみ歳重ねゆく        上田市 遺児女性
 新緑の森を照らせる月白し征きて還らぬ祖父のごとしも            桑名市 遺児女性
 ミャンマーの民主化支援東亜開放胸に秘め彼の地で眠る父を思ひぬ      宇和島市 遺児男性
 墓参り遺骨は無いと姑は言ふ瞼の裏はソロモンの海              庄原市 遺族女性
 大震災熊本つぶれ復興無惨人気のない街戦後のごとし            佐世保市 田中暁様(鳥海艦長ご子息)
 涙する遺族新聞読むつどに亡き人思ふ心は同じ              呉市 遺児女性
 薩南諸島沖より開始の慰霊祭グアム島沖まで十回催す          千葉市 私

今号にも掲載して頂き、有り難く思っております。
終戦70周年記念 慰霊友好親善事業 洋上慰霊 平成28年3月1日~10日 に参加をさせて頂きましたことに感謝の歌を今後投稿続けたく思っております。

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6 コメント

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梅雨になりました (tanaka kyoko)
2016-06-18 22:00:43
暫くご無沙汰いたしましたところブログにたくさんのご紹介ーー楽しく拝見させていただきました。
oko様は24時間どのようにして有効に活用していらっしゃるのかと常々おもいます。
[レイテ思い出の会]は福井まで出かけられたようで皆さんの笑顔とてもいいですね。
さとう有作先生の漫画は初めての拝見ユーモラスなところが大変楽しいですね。
私はいつも多忙―――というよりスローだと思って諦めてマイペースな暮らし。テレビは朝ドラのみ新聞は朝夕で2時間。
このところ短歌大会が2回続きました。これから7月11月がきまっております。何人かの先生の合計点で入賞が決まますので楽しみです。席題も面白いですね。
では時節柄ご自愛ください。
返信する
Unknown (matsubara)
2016-06-19 07:47:27
私の生まれた年に書かれた遺書だと
思いますと切ないです。

秀歌がまた掲載されおめでとうございます。
もう慰霊も十回になるのですね。
返信する
==短歌== (hana)
2016-06-19 20:05:51
oko様
戦後70年~思い出も遠くなりましたね。
皆様のお歌を拝読して胸の詰まる思いです。
平和な時代を生きる今の若者たちの(私たちも含め)
なんと幸せな事!!
毎回読ませて頂いて有難うございます。
返信する
tanaka kyokoさま (oko)
2016-06-19 23:28:02
tanakaさまの九段短歌とても素晴らしく拝見させて頂きました。
短歌大会のご活躍をお祈り申し上げます。
時節柄どうぞご自愛下さいませね。

福井県の旅はお天気に恵まれ楽しい二日間でした。
しかしお節介がやめられずに旅の記録を編集して10頁にまとめ、お仲間にお届けしたり毎日多忙ですが、健康のおかげと感謝しております。、
返信する
matsubaraさま (oko)
2016-06-19 23:39:11
お言葉を有り難うございます。
毎月の遺書に思いますが、お若いお方と思えません程のお言葉ですね。
本当に残念です。

「慰霊も十回」↑ですが、この度の洋上慰霊に於いて船上で行いました慰霊祭が合計10回と言うことです。
わかりにくい歌で申し訳ございません。
返信する
hanaさま (oko)
2016-06-19 23:43:20
お言葉を有り難うございます。
本当に戦争はいけませんね。
恒久平和を祈るばかりです。
いつも九段短歌をお読み頂きまして有り難うございます。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
時節柄どうぞご自愛下さいませ。
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