牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

ねたみ憎しみを越えて

2013-08-11 06:48:33 | Weblog
書の一言=創世記37:5、11 あるとき、ヨセフは夢を見て、それを兄たちに告げた。すると彼らは、ますます彼を憎むようになった。兄たちは彼をねたんだ。

37章から夢見る少年ヨセフ登場です。宇宙大のでっかい夢でした。誰が聞いても10人の兄よりも成功し、父母も自分を敬うという、その夢を誇らしそうに語りました。

それでなくても父の愛を受け可愛がられている弟でした。兄たちはヨセフをねたみ、そのねたみは憎しみに変わりました。

妬み=自分と異なるものや、自分から見て良く見えるもの、自分が欲しい(欲しかった)ものなどを持っている相手を快く思わない感情。僻み(ひがみ)、嫉み(そねみ)、やっかみ、ヤキモチ=は、人類共通のものです。家庭の中、学校や職場、国内&海外政治情勢をも左右し、人間の根源的な罪です。

そのねたみは憎しみに変わり、やがて兄たちはヨセフを殺す計画を立て、銀貨30枚。でエジプトへ奴隷として売り飛ばしてしまいます。

そのヨセフが、エジプトの総理大臣となり、飢饉に悩む家族を、そのねたみや憎しみを越えて許し受け入れ救うことになります。ヨセフはイエス・キリストのひな型を示すかのような人物です。創世記37章~50章い書かれています。


妬み、憎まれても、憎み返さず、祝福を祈る日々こそ、十字架のもとで天国の一日です。


ペテロの第一の手紙

3:8 最後に申します。あなたがたはみな、心を一つにし、同情し合い、兄弟愛を示し、あわれみ深く、謙遜でありなさい。

3:9 悪をもって悪に報いず、侮辱をもって侮辱に報いず、かえって祝福を与えなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのだからです。

3:10 いのちを愛し、幸いな日々を過ごしたいと思う者は、舌を押えて悪を言わず、くちびるを閉ざして偽りを語らず、

3:11 悪から遠ざかって善を行ない、平和を求めてこれを追い求めよ