牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

礼拝を終えて

2005-07-31 21:18:01 | Weblog
 先週は26日(火)-30日(土)まで沖縄でした。土曜礼拝後の洗礼式に間に合うように帰り、洗礼を受けた高校3年生のキリッとした顔の輝きに、参加者全員感動でした。
 今朝はアルツハイマーの兄弟がいつも送迎してくれる隣人が休みのため、奈良市富雄キリスト教会へ送迎。
 今日は奈良市市会議員選挙に立候補した兄弟も礼拝に出席し、結果を主にゆだねた平安の顔で証をしていました。
 礼拝の奏楽も楽しく賛美があふれています。ピアノ、シンセサイザー、ドラム、ベース、ギター4本、ウクレレにボンゴ、さらにクラリネットが2本。奏楽者の中には5歳のギターと8歳のウクレレがあり、ほほえましく完璧な奏楽をしてくれます。
 10時より11時半までの礼拝、子どもたちも加わり賛美とメッセージに耳を傾けます。礼拝が終わると祈りや相談、聖歌隊の練習、来週の賛美訓練、食事の交わりなど、どこのキリスト教会でも行われる礼拝後に風景です。
 牧師は大阪エリムの礼拝にみんなより少し早く退出。午後2時より聖書研究会。2時45分より礼拝。4時に終わるとそのまま車で境エリムの5時半からの礼拝。26号線を走ります。病院訪問のときは高速で大急ぎでお見舞い。7時過ぎに堺の礼拝を終え、近くのコンビニで夕食用の食材(ほとんどおにぎりかパン)を買い求め、娘が運転してくれるので車中で夕食です。富雄まで息子を送り自宅に帰るのは8時過ぎ。
 今夜は10時半から選挙の開票が始まるので、教会員2人の選挙事務所を訪問。結果を祝福します。

 あなたは知らないのか。聞いていないのか。
  【主】は永遠の神、地の果てまで創造された方。
  疲れることなく、たゆむことなく、
  その英知は測り知れない。
疲れた者には力を与え、
  精力のない者には活気をつける。
若者も疲れ、たゆみ、
  若い男もつまずき倒れる。
しかし、【主】を待ち望む者は新しく力を得、
  鷲のように翼をかって上ることができる。
  走ってもたゆまず、歩いても疲れない。イザヤ40:28-31

だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。
だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。マタイ6:33-34

手話サークルで話し、すぐ沖縄へ

2005-07-31 08:36:46 | Weblog


 ケニアの写真は随時紹介しますが、レポートは昨日のお願いで一応終わります。
 26日(火)家内が通っている生駒市の手話サークルより講演依頼を受け、1時間の講演と1時間のディスカッションに午前中参加。終わると同時に電車に飛び乗り沖縄へ30日(土)まで行って来ました。

 手話教室では小部屋が一杯になるほどの集まりで、アフリカ・ケニアのことやパラダイス孤児院について話しました。手話通訳の方が隣で通訳をしてくれ、何不自由なく言いたいことを伝えることができました。
 富雄キリスト教会では手話通訳が二人いて、毎回メッセージを的確に伝えてくれています。最初、教会には手話通訳者がいなくてロー者の兄弟姉妹のために筆記をしていました。そのような時知的障害を持つ青年が礼拝に出席するようになりました。手話サークルで手話を習っており、通訳をしたいとのことでお願いしました。ところが手話通訳では通じないとのこと。家内をはじめ数人の姉妹たちが手話を必死で習い始め、賛美や簡単なことは手話でできるようになりました。
 教会の礼拝に手話があることを知った方が集い始め、やがて洗礼を受けてクリスチャンになり、手話通訳の奉仕を長年続けてくれています。
 すばらしいことにそのことを通してご主人も娘さん夫婦もクリスチャンになりました。今では手話通訳、礼拝の司会や奏楽の奉仕はギター、クラリネット、5歳の孫は子ども用のギターで演奏に加わり、上手に賛美を奏でています。
 手話の恵みが広がり、日曜日の午後は東大阪市長田でローの方々の礼拝も行われています。
 大阪エリムには盲の方が出席し、今日もその方のために点字の文書と新垣勉さんのCDをプレゼントするために、わざわざ来てくださる方があります。
 
 それで、何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。これが律法であり預言者です。マタイ7:12

 与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。ルカ6:38

 このように労苦して弱い者を助けなければならないこと、また、主イエスご自身が、『受けるよりも与えるほうが幸いである』と言われたみことばを思い出すべきことを、私は、万事につけ、あなたがたに示して来たのです。使徒20:35

この子らに愛を

2005-07-30 19:23:31 | Weblog
Impossibilities Become Challenges!!
ケニアレポート
パラダイス孤児院を訪ねて
 
6月28日(火)-7月7日(木)の10日間、今年で16年目になるアフリカ宣教でした。今年も二人の神学生が同行。出かける直前に格安航空券の旅行社が倒産し、前払いしていた航空券もないとの電話があり驚きました。やっとの思いで手に入れた高額のエミレーツの航空券で待ち時間も少なくケニアに到着できた。ちなみに28日(火)午後11時15分関空発で、翌29日(水)昼の12時10分にナイロビ国際空港に着く。時差が6時間あるので21時間でケニアということになる。家を出て24時間だ。
パラダイス孤児院はナイロビから来るまで約7時間、ケニア第三の都市キスム近郊のマンボレオ村にあります。キスムは人口60万、ビクトリア湖の辺の町で、世界一のマラリア発生地。またケニア一のストリートチルドレンの町だそうだ。
パラダイス孤児院はMFA(ミッション・フォー・アフリカ)が1986年に設立した孤児院で、45名を養育しています。9年間、すべて日本の支援でケニア人のスタッフたちが忠実に運営してくれている。
2000年にケニア共和国が2万坪の土地を2009年までの100年間無償提供してくれた。喜だのもつかの間、100年分の使用税をまとめて要求され、昨年6000ドルをアドナイイルエの支援を受けて支払うことができ感謝でした。
昨年、その土地に5棟(男女寮・ホール兼礼拝堂・スタッフハウス2軒)を、全国から寄せられた600万円で建設し、完成式を行いました。すべての必需品(ベッド・マット・いすに机・蚊帳や食糧等々)し、新しい孤児院に引っ越すことができました。
今年、新しい家に住む子どもたちは笑顔で門の前に勢ぞろいし、「この日は主が造られた」(詩篇124:24)と、日本語で歌いながらの歓迎に迎えられました。

今年も45名(男30人、女15名)の学習用品(教科書・ノートなど文房具等)の登校用靴や学校カバン、ゴム靴やサンダル、ユニフォームにカーデガンや下着、何よりもマラリア予防のために蚊帳を50張りなど、必需品を購入。
昼からは青空市場で3ヶ月分の食糧(コメや豆、トウモロコシやその他の備蓄できるもの、砂糖に塩、油など)を購入。
さらにナイロビまで出かけて中古車(8人乗りのバン)を12000ドル(130万)で購入したりもした。ビザカードで支払おうとしたが、帰国してからの外国送金になり面倒でした。
送金しているとき、ケニアへの支援金を送りましたとの連絡もあり感謝でした。
 
これから、昨年よりお願いしている学校の校舎建設をスタートします。来年正月(ケニアでの学期スタート)に設立式を予定しています。まず250万円くらいでできる建物を建て、とりあえず開校しようということになりました。
 教師はキスム教育委員かから派遣してもらうことにし、ミッションスクールとして幼稚園から教育します。孤児院の子供たちも通うことになると、通学費用もずいぶん助かるようです。
 現在、高校生が15名、大学生が2名になっています。大学までの教育を考えないとケニアでは就職事情もあり、孤児たちが職に着くのが非常に難しいようです。恐らく大学まで面倒を見る孤児院はケニアでパラダイスだけだと思います。
 来年は大学生になると顔を輝かせ、誇らかに報告する子どもたちの姿に、ケニアの将来を見る思いでした。

 
 一口5,000円で、ケニア・パラダイスの子ども支援と学校建設支援を、引き続きお願いいたします。

郵便口座番号 00990=5=245213 エリム宣教会
630-0243
生駒市俵口町951 エリム宣教会 代表 榮義之
電話・Fax. 0743-73-8868 E-mail p sakae@yahoo.co,jp

「わたしは、あなたをよく知っています。 あなたは、決して強くはありませんが、わたしの教えを守ろうと努力し、わたしの名を否定しませんでした。 それで、あなたの前に、だれも閉じることのできない門を、開いておきました」(黙示録3:8)

心よりご健康と祝福をお祈りいたします。

                            牧師  榮義之
                        
Ikoma Bible College : 951 Tawaraguchi-cho,Ikoma-city,Nara-Ken,Japan 630-0243
Tel. Fax.0743-73-8868 携帯 090-1593-1269
E-MAIL psakae@yahoo.co.jp HP http:blogs.yahoo.co.jp/psakae テレフォン・メッセージ 0743-73-3740(毎日変わる2分メッセージ)
ラジオ放送希望の声 ABCラジオ(1008kHz)水曜朝4時35-45分)








アフリカ・パラダイス孤児院

2005-07-26 06:59:02 | Weblog
2000年にケニア共和国が孤児院に土地を無償提供。契約書は2099年まで、7ヘクタールの広い土地を提供してくれた。昨年その土地の上に新しい建物を5棟建設。予算は整地や広大な敷地に張り巡らされたフェンスも含めて日本円で600万円。
 エリム宣教会は、エリムキリスト教会の海外宣教の窓口。教会はラジオ放送希望の声や、特に大阪エリム(レンタルチャーチ)の家賃が高く、いつもアドナイイルエ(主の山には備えがある)と信じて前進している小さな教会。
 幸い、キリスト新聞、クリスチャン新聞、リバイバル新聞がアフリカでの活動を報じてくれたり、ホームページを見てもらったりで、多くの祈りとともに支援金も与えられた。建設資金600万円が奇跡的に短期間で備えられ建設に着手。昨年の6月に完成式を行い、前の孤児院から新しい孤児院に移転した。

 貨幣価値が違うこともあるが、これらの建物が一棟1万ドルくらいで完成する。夢はアフリカ全土にこのような孤児院を250くらいは建てたい!
 パラダイス孤児院が自立した孤児院となるためのアイデアを教えて欲しい。また自立した孤児院があればそのケースを知らせていただけたら感謝です。
 不可能は挑戦となり可能となることを信じて、ささやかなアフリカ宣教を16年継続しています。お祈りとご支援をお願いできればと願っています。

 イエスは答えて言われた。「神を信じなさい。まことに、あなたがたに告げます。だれでも、この山に向かって、『動いて、海に入れ』と言って、心の中で疑わず、ただ、自分の言ったとおりになると信じるなら、そのとおりになります。
 だからあなたがたに言うのです。祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。
 また立って祈っているとき、だれかに対して恨み事があったら、赦してやりなさい。そうすれば、天におられるあなたがたの父も、あなたがたの罪を赦してくださいます。」マルコ11:22-25
 
写真は男子寮(100万円くらいで建てることができる)


ケニア・パラダイスの子どもたち

2005-07-25 07:48:05 | Weblog
1988年最初のケニアに行き、ケニア最大の飢餓地帯トルカナ地方への食糧支援を決心し、脳何出血で倒れるまでの10年間継続した。
 89年の2回目のアフリカのとき、ケニアの現地教会が孤児院を始めました。支援を約束し10名の子どもの写真を受け取り、一人6000円のサポートで教会員たたちは毎朝その写真を前において祈り続けた。
 サポートも2000ドル贈ったが、領収書も礼状も来ない。
 90年に行ってびっくり! 前年にもらった写真の子が一人もいない。孤児たちはみすぼらしいなりをして、食事も満足に食べていない状態。教会員への約束は1年間サポートした子どもたちの元気に成長した姿をカメラに収めて帰ること。さまざまな言い訳を聞かされたが、机の上を見ると写真が百枚以上も積まれており、その写真には日本のキリスト教会の名前が書き込まれていた。何百と言う孤児のサポートを受けながら、孤児院(といっても狭い家屋)にいるのは30名くらい。失望と同時に怒りを覚え他が、子どもたちに罪はない。また支援金をささげ、孤児のために支援金は子どもたちのために使うように、厳しく注文をつけて帰国。
 そんな中で現地教会の建設(5教会と洋裁教室など)や、トルカナに食糧を運んだり、地方教会で集会をしたりしつつのケニア宣教だった。
 しかし、現地の事情が分かるに付けてこのままではいけないとの思いが強くなり、トルカナへの食糧は現地で自分で購入し運ぶことにした。驚いたことに1000ドルでトラックいっぱいの食糧購入ができ、今まで何だったのかと思った。
 孤児院も同じだった。決心して自分たちで運営することにした。幸い日本に「企業研修に来た青年たちがいたので、彼らに忠実な運営をしてくれるようゆだねた。
 幸い9年間、パラダイスは祝福されて継続している。子どもたちの顔も私が訪問するからと作った笑顔ではない。心から笑い楽しむ姿を見、大きく成長した彼らの感動する。衣服もこざっぱりしたものをまとっている。多分、私が行くときは一番いい物を着るんだろうが。
 今年で16年になるアフリカ。考えて見ると高い授業料を払った気もするが、授業料が高ければそれ相当の良い学びをすることができると感謝して、前向きに楽天的にハクナマタータ(何とかなるさ)と、ケニア人のようにポレポレ(ゆっくり、ゆっくり)前進して行こう。感謝、感謝。

第二コリント人への手紙より

9:6 私はこう考えます。少しだけ蒔く者は、少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。
9:7 ひとりひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は喜んで与える人を愛してくださいます。
9:8 神は、あなたがたを、常にすべてのことに満ち足りて、すべての良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方です。
9:9 「この人は散らして、貧しい人々に与えた。
  その義は永遠にとどまる。」
と書いてあるとおりです。
9:10 蒔く人に種と食べるパンを備えてくださる方は、あなたがたにも蒔く種を備え、それをふやし、あなたがたの義の実を増し加えてくださいます。
9:11 あなたがたは、あらゆる点で豊かになって、惜しみなく与えるようになり、それが私たちを通して、神への感謝を生み出すのです。
9:12 なぜなら、この奉仕のわざは、聖徒たちの必要を十分に満たすばかりでなく、神への多くの感謝を通して、満ちあふれるようになるからです。
9:13 このわざを証拠として、彼らは、あなたがたがキリストの福音の告白に対して従順であり、彼らに、またすべての人々に惜しみなく与えていることを知って、神をあがめることでしょう。
9:14 また彼らは、あなたがたのために祈るとき、あなたがたに与えられた絶大な神の恵みのゆえに、あなたがたを慕うようになるのです。
9:15 ことばに表せないほどの賜物のゆえに、神に感謝します。



なぜアフリカに?

2005-07-24 06:35:51 | Weblog
 なぜアフリカ?へ行くのか? 日本にはまだキリスト教会がない地域がいっぱいあるのに、なぜ? また昨夜はラジオ放送希望の声の聴取者からも長い電話があり、なぜ?エリムキリスト教会の回り(大阪市浪速区・西成区・天王寺区)には多くの飢えている人々がいるのに、アフリカの子どもを養うのか? ケニア政府に任せておけばいいのでは・・・と、いろいろ質問されました。

 イエス様は、「全世界に出て行って全ての造られた者に福音を伝えなさい」(マルコ16:15)
 「聖霊が臨むとき、・・・地の果てまでわたしの証人となる」(使徒1:8)と言われました。
 また、
 「畑は世界である」と、常に全世界を視野に入れてお話なさいました。2000年前に語られたことばですが、生きていることばです。今、私たちはグローバル化された世界に生きています。その中で日本は矮小化された国家観、民族意識に縛られようとしているように思います。
 平和憲法改正、靖国参拝、重税課税、上げたらキリがないほどの問題ばかりです。もっと広い国際意識を身に付けた指導者が輩出するよう祈ります。内村鑑三は、二つのJを愛すると宣言しました。JesasnoJとJapanのJです。
 新渡戸稲造は、私は太平洋の架け橋となると宣言し、世界平和に貢献しました。5000円札の肖像が樋口一葉に変わり残念です。
 全人類を愛して十字架にいのちを捨て、全人類の罪を贖い、3日目に復活したイエス・キリストの愛を
全世界に伝える使命が与えられています。
 今、与えられている使命はケニアの地で子どもたちを養育し、教育するという働きと自覚しています。
 小さな働きです。奈良市の一角にある小さなキリスト教会の祈りと愛の支援を応援してください。
 写真は、パラダイスの子どもたちです。1年に一回の楽しい食事です。前にも書きましたが、200ドルで
70人がお腹いっぱい食べられます。ささやかなアフリカ宣教を狭い民族意識で非難しないで、自分で周りにいるホームレスの方々を助ける勇気を持ちたいものです。

イザヤ書より

12:1 その日、あなたは言おう。
  「【主】よ。感謝します。
  あなたは、私を怒られたのに、
  あなたの怒りは去り、
  私を慰めてくださいました。」

12:2 見よ。神は私の救い。
  私は信頼して恐れることはない。
  ヤハ、【主】は、私の力、私のほめ歌。
  私のために救いとなられた。

12:3 あなたがたは喜びながら
  救いの泉から水を汲む。
12:4 その日、あなたがたは言う。
  「主に感謝せよ。
  その御名を呼び求めよ。
  そのみわざを、国々の民の中に知らせよ。
  御名があがめられていることを語り告げよ。
12:5 【主】をほめ歌え。
  主はすばらしいことをされた。
  これを、全世界に知らせよ。