牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

悪口を言われる幸い

2005-06-16 10:25:41 | Weblog
義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。
わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。
喜びなさい。喜びおどりなさい。天ではあなたがたの報いは大きいから。あなたがたより前にいた預言者たちを、人々はそのように迫害したのです。マタイ5:10-12

イエス・キリストの教えはこの世の価値観をひっくり返してしまう教えです。迫害されている者は幸いです!ののしられたり、ありもしないことで悪口雑言を浴びせられるとき、幸いです。
 そのときは悲しむのではなく、喜びなさい。いや「喜び踊りなさい!そのような勇気ある人生を生きる力が与えられます。

 昨年沖縄へ行った時(今年は7月25日-29訪沖予定)、学院の卒業生の牧師から面談を求められました。仕事をしながら教会を始めました。会堂いっぱいの信者たちがある日を境に教会に来なくなり、すぐ近くの大きな家で教会を始めてしまいました。
 失望落胆し、どうしていいかわからないほど打ちのめされてしまいました。那覇市のイタリアンレストランで祝辞をしながら、その長い話をシッカリ聞き、「悪口をいっさい口に出さないで、聖書のことばを告白し、信じることをいつも宣言したらどう!」とアドバイスしました。
 早速実行開始。しばらくして会社で言われました。「最近無口だね。いつもはあんなに毒舌なのに!」・・・納得。
 そんなある日、知らない紳士が訪ねて来ました。「私のアパートに住人で家賃を2年間も滞納している者がいる。その人の保証人はあなたです。139万円支払ってくれ。荷物も引きが上げて立ち退いてくれ」という厳しい要求でした。
 彼は卒倒しそうになり、「なんだとこのバカ野郎!誰が払うか!」と叫びそうになりました。が深呼吸をして言いました。「大変でいたね。でももう大丈夫ですよ。もっと早く来たらよかったのに」と。
 その日、真夜中までかかって全部の荷物をひとりで片付け、終わったときは午前3時でした。
 次の日、携帯が鳴り、家主からでした。「私はあなたのことばと行動に感動しました。お金のことはもう結構です。なかったことにしましょう。教会がんばってください」
 彼はハッキリと悟りました。信仰は思ったことをそのまま言うことではなく、聖書のことばに従い、信じることを告白するであると。
 ことばを変え他時、教会も変わりました。今、教会の長いすは人で埋まり、恵みの礼拝が楽しくささげられているそうです。来月に沖縄のつきしろゴスペル教会を訪ねるのを楽しみにしています。

 最後に申します。あなたがたはみな、心を一つにし、同情し合い、兄弟愛を示し、あわれみ深く、謙遜でありなさい。
 悪をもって悪に報いず、侮辱をもって侮辱に報いず、かえって祝福を与えなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのだからです。
 「いのちを愛し、幸いな日々を過ごしたいと思う者は、舌を押さえて悪を言わず、くちびるを閉ざして偽りを語らず、悪から遠ざかって善を行い、平和を求めてこれを追い求めよ。主の目は義人の上に注がれ、主の耳は彼らの祈りに傾けられる。Ⅰペテロ3:8-12