牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

豊かな愛と哀れみの中を

2005-06-13 07:52:43 | Weblog
心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。
 悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるから。
 柔和な者は幸いです。その人たちは地を受け継ぐから。
 義に飢え渇く者は幸いです。その人たちは満ち足りるから。(マタイ5:3-6)
  
 あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるから。(5:7)
 
 親切であわれみ深い人は幸福です。 そういう人はあわれみを受けるからです。(リビングバイブル)

 八福の教えの5番目です。イエス・キリストはこの世の価値観をひっくり返したようなことばを多く教えました。
 「哀れみ深い人は幸いです」との教えには、第一に約束があります。聖書には、神が愛しあわれんでくださる約束が満ち満ちています。

 しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛のゆえに、罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし、──あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです──
エペソ2:4-5

わたしたち自身もかつては、無分別で、不従順で、道に迷い、種々の情欲と快楽のとりことなり、悪意とねたみを抱いて暮らし、忌み嫌われ、憎み合っていたのです。
 しかし、わたしたちの救い主である神の慈しみと、人間に対する愛とが現れたときに、神は、わたしたちが行った義の業によってではなく、御自分の憐れみによって、わたしたちを救ってくださいました。この救いは、聖霊によって新しく生まれさせ、新たに造りかえる洗いを通して実現したのです。
テトス3:3-5

 真実の神は、愛しあわれむと繰り返し約束しています。聖書を読めば読むほど神の愛とあわれみに大きさに感動します。どんな道を歩もうとも、どんな痛みがおそって来ようとも、何をしようとも、まことの神は私たちを愛し、あわれみ、赦し、励まし、勇気を与え、どんな試練も不遇な出来事でも乗り越えさせてくれるのです。
 3週間の間に、実母と義母を天に送った家族でした。昨夜の礼拝で家族そろって洗礼を受けてクリスチャンになる決心をされました。
 昨年8月にすい臓がんで亡くなった男性(53歳)の家族は、奥様と息子、83歳の母親と長兄4人家族、葬式の前夜に全員洗礼を受けてクリスチャンとなり、今も礼拝に参加しています。
 神の愛の豊かさに感謝しながら、悲しみを乗り越え天国の希望に輝きつつ励む姿に感動します。

 私たちが滅びうせなかったのは、【主】の恵みによる。
 主のあわれみは尽きないからだ。
 それは朝ごとに新しい。
 「あなたの真実は力強い。
 主】こそ、私の受ける分です」と
 私のたましいは言う。
 それゆえ、私は主を待ち望む。
【主】はいつくしみ深い。
 主を待ち望む者、主を求めるたましいに。哀歌3:23-25