狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

万緑

2006-06-16 21:26:15 | 日録


友人TさんからEMailが入った。
>11日一泊二日でクラス会が那須温泉で開かれたので、ついでに沼原湿原と近くまで何回も行って登っていなかった、朝日岳に登って来た、沼原湿原は雨の中を、朝日岳は何とか天気は持ったが、下山した途端にガスってしまう。
どちらも花は全く無く唯黙々と歩くのみ。

6本添付された写真の中から「湿原」を無断借用した。
「万緑」という俳句の季語に相応しい緑である。

結城哀草果の歌に
 焼け跡の煉瓦の上にsyobenを
       すればしみじみ秋の気がする
というのがあった。写真木道前方の森に佇み、「万緑」に向かってture syoben
をしたら、さぞ良い句も生まれるだろうなどと思うけれど、勿論昨今そういう行為をする人は全く見かけないし、(軽犯罪?)相当な覚悟が必要となろう。
※つれしょうべん【連れsyoben】連れ立って一緒にsyobenをすること。(広辞苑)