狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

朝日新聞社史

2006-06-05 22:04:33 | 怒ブログ


町の図書館にない本でボクが所持している本を逐次書いていきたいと思う。
その後入手してあるかどうか分からないが、数週間前確めた時点では検索できなかった。

朝日新聞社史 明治編・大正昭和戦前編・昭和戦後編・資料編(朝日新聞社)の4冊本である。
 
これは当初社内版(非売品)として刊行され関係者のみに配布したものらしい。
 朝日新聞社史 明治編
   明治12年(1879年)
   明治45年(1912年)
 1990年7月10日発行
編者 朝日新聞百年史編集委員会
  印刷 凸版印刷株式会社
  発行 朝日新聞社
        東京・北九州
        大阪・名古屋

ボクはこの社史を近所にお住まいの朝日新聞OBのT氏の書斎で見せていただいた。是非欲しい本であるが非売品では致し方ない。
その後数年が経ち、中学時代の同窓会があったおり、同席の朝日新聞幹部でなっていたI兄とその話題に及んだ。

数日後彼から、書籍郵便物が届いた。添付の手紙があるので記す。
《…あの節、大兄より朝日新聞社史の市販の件につきお尋ねがありましたが、本社の方では新たな市販本を書く計画はあるものの、市場性が低いために実現するか否かは、目下不明のようです。(中略)小生、定年退職の前、社史の監修者としてその編輯にかかわってきましたが、第1巻のみが小生の在社中に完成し、第2巻・第3巻が完成したのは退社後でした。
 幸いといいますか、役得といいますか。第1巻のみは現在小生の手元に2部ありましたので、将来の市販計画もあいまいなことでもありますので、1本を大兄に献呈いたしたく存じます。お閑の折パラパラとめくっていただければ幸いです。…(後略)》

※1990年7月10日社内版、
 1995年(平成7年7月25日)市販本4冊(分売不可)が発行された。

参考資料 
 「言論の死」まで
―― 『朝日新聞社史』ノート ――
坂本 龍彦 著 岩波書店 版1996年04月 発行岩波同時代ライブラリ
(絶版なので入手困難である)