舟岡城には白山青年の家から普段なら高低差もあまりなく簡単に行けるはずだったのですが。。。
まだ雪が残っていました。今年の北陸の雪はすごかったし、ちょっことぐらいは残っているかなと思っていたら30~40cmぐらいはまだ残っていました。
引き返そうと何度も思ったけど、今回一番楽しみにしていた城なので強引に行きました。
硬いところはそのまま雪の上を歩けますが、柔らかい所はどんどん埋もれていき膝部分まで埋もれていきました。硬いのと柔らかいのと見た目の区別は全くつかず、木の根元は積もってなかったのでそこで靴に入った雪を取りながらゆっくり行きました。
しかし城の遺構がある高まりに進むと何故か雪が残っておらず、さあ進むぞと思った所で第二の難敵出現。
カモシカちゃんです。城巡りで出会うのが4回目ぐらいなので、ちょっとは慣れてきて、余計なことをしない限り何もして来ずじっと動かないということは分かっているので、でも刺激を与えないように離れた位置を進みますが、ほとんど同じ位置で顔だけこっちを向けている中を見ながら進みました。
城の遺構部分は素晴らしくて特に主郭まわりには石垣が囲っていて、竪堀もはっきり分かるし、各曲輪間には空堀が巡っていたり、土塁も虎口もはっきり分かりやすぎるぐらい残っていて、山城の基本や応用がすべて詰まっているような見本のような素晴らしい城でした。
帰りもまだ同じ場所にいたカモシカを見つつ、斜面ギリギリは雪が少なかったので帰りの方が順調に進めました。
ほぼ初体験の雪の中の城で貴重な経験となりましたが、まだ行けてない場所もあるので、今度来るときはもう少し季節が良い時に再訪したいです。
・舟岡城
・日時:2018年3月17日 午後 晴れ
・場所:石川県白山市八幡町
・遺構:石垣、堀切、空堀、土塁、曲輪、碑、説明板
・歴史
一向一揆勢が築く
1580年 織田信長配下の柴田勝家の攻撃により落城