茨城から発信しますⅡ

旅が好きです。
見て 聞いた 茨城を紹介します。
昔の写真から旅の思い出を紹介します。

茨城から発信します ひたち海浜公園のコキア

2015-08-31 07:00:00 | 茨城紹介

コキアは和名をホウキグサといい、

昔はこの茎を乾燥させて「ほうき」を作っていた。


実は“とんぶり”といい「畑のキャビア」として親しまれている。


9月下旬から10月上旬頃にかけて、夏の緑色から

少しずつ紅葉し始め、日々移ろいゆく緑と赤のグラデーションの色合いも魅力的だ。

丘の上や中腹のライトアップの準備が行われていた。

ヒマワリやジニアを見て見晴らしの丘の緑のコキアを見た。

疲れたので緑のコキアのライトアップを見るのは諦めた。

ライトアップされた幻想的なコキアは、かりんさんが紹介していた。

鮮やかに紅葉してみはらしの丘を真っ赤に染め上げる

絶景を秋に又見物をする。


イギリス列車の旅 6 列車は遅れました・悲しい旅

2015-08-28 07:00:00 | イギリス列車の旅

8月21日

ロンドンに行く前にどこかを見物がしたい。

ガイドブックにピーターバラでSL蒸気機関車トーマス号が走っている。

イギリス列車の旅に憧れて来たのだからSLに乗ってみよう。

ピーターバラのB&Bに予約すると15時迄に来るように云われた。

グラスゴーからピーターバラまで約4時間、10時発で十分間に合う。

列車は順調にエディンバラに向かったが急にスピ-ドが落ちてきた。

何故だろう、減速、停車の繰り返し・・・・

エディンバラ駅構内で人身事故のアナウンスがあった。

3時間以上も遅れ発車した。

不安になったとき車内放送が始まった。

「ロンドン到着が19時過ぎになるのでホテルの紹介を致します。

御用件があったら車掌に伝えてください」。

15時までにとてもB&Bに着きそうもない。

メモ用紙に”自分の名前、B&Bの名称、電話番号”を書いて車掌に渡し

「15時迄に着く事で宿の予約をしたが、とても出来ない事をB&Bに伝えて欲しい」

暫くすると車掌が来て「B&Bに連絡が取れました。

玄関と部屋の鍵は分かる所に置きます」全く酷いことになった。

4時間(18時に到着)も遅れてピーターバラに着いた。

タクシーの運転手にB&Bのメモを見せるとすぐ走り出した。

2キロ足らずの所にB&Bが見つかったが誰もいない家だ。

玄関の扉に3通の封筒が画鋲で留められ、その中に私の名前があった。

封筒に玄関と部屋の鍵が入っていた。

「車掌へメモを渡し、宿へ連絡をすること」に気付いたのは嬉しかった。

それにしてもこんな経験は初めてだった。

シャワーを浴びていると、土砂降りの雨が降ってきた。

SL機関車見物も駄目になり、イギリス列車の旅は悲しくなってきた。

雨が上がると遅いのに夕日が射してきた。

表通りに出ると大きなパブがあり、躊躇わずに入っていった。

素晴らしいパブで、カウンターの廻りに常連客が飲んでいる。

丸い木製のテーブル、頑丈な椅子、床もぴかぴかの板張りだった。

これが本当のパブかも知れない。

大ジョッキーにフィッシュ&チップでやっと甦った。

残念ながら闇夜の烏で展示する写真が無い。

 

 

 こんな列車に乗る予定だった     YouTubeをクリックして全面画像で見てください。

 

これまでの旅の栞

イギリス列車の旅  1   キングクロス駅にて 

イギリス列車の旅  2  キングクロス駅から ハッダースフィールド へ 

イギリス列車の旅  3  ヨークシャー州の古城を訪ねて

イギリス列車の旅 4  ハッダースフィールドさようなら グラスゴーへ

イギリス列車の旅 5  グラスゴー市内見物


   イギリス列車の旅 5  グラスゴー市内見物

2015-08-26 07:00:00 | イギリス列車の旅

8月19日

天気の良い朝だった。

朝食が終わりホテルを出ると観光バスが止まっていた。

一日乗り放題の切符を買い、市内観光をすることにした。

ダブルデッカーの二階に乗ると、風に吹かれて寒さを感じる。

次の停車場でショートパンツに半袖の男が乗って私の隣に座った。

寒い国から来た人は薄着をし、暖かい国からの人はその逆だ。

隣の男が「貴方は日本人ですか?」日本語で質問され驚いた。

「そうです」と答えると「私はオーストラリアから来ました。

筑波大学でスポーツ医学を2年間勉強しました。

言葉を忘れたので今日は日本語で話したい」珍しいことがあるものだ。

「では貴方は日本語で、私は英語で話します」何を話したか覚えていない。

グラスゴーの街は重厚な古い建築物と近代的な建築物が調和して建っていた。

市庁舎、グラスゴー大学、大聖堂、美術館&博物館
(Kelvingrove Art Gallery & Museum)

の前を通り、クイーン・ストリート駅前で降りた。

グラスゴー大学で竹鶴正孝・マッサンがここで学んでいたことを知らなかった。

ここの広場で大道芸人や音楽家達のグループがパフォーマンスを行っていた。

グラスゴーの市内は十分見物したが、次の目標地は決まっていなかった。

今夜もパブでビールを飲みながら、次に行く所を考えた。

ロンドンには未だ戻りたくない。

ホテルに帰ってガイドブックを調べるとアイルランドが意外に近い。

そうだ、ベルファーストだ! ベルファーストへ行こう。

 

8月20日

7時30分、朝食開始時間に食堂へ行った。

一番最初と思ったが、もう食事をしている人が何人もいた。

私はトーストにバターを付けて、ベーコン・エッグとサラダを食べた。

中年のアジア系の男が前の椅子に掛け「お早うございます。

久しぶりに日本語で話が出来る」とにこにこしながら話しかけた。

私はそんなに日本的だったのか?

しかし、英語でからかうほどの語学力はなかった。

「お早うございます」と答えると彼は

「私はアイスランドからアイルランドに渡り、昨日

エディンバラに行きました。

宿がないのでグラスゴーに来てこのホテルに泊まりました」

凄く行動力のある人だ。本当に日本語で話したかったのだろう。

「私は中学校の教師で、夏休みの海外旅行中です」

アイルランドのことを聞くと、

彼は「アイルランドは良い所ですよ、今日は日曜だから

案内所はお休みです。宿を探すのは大変ですよ」

彼の答えにアイルランド行きの計画はもろくも壊れ、

急遽計画の練り直しになった。

 

これまでの旅の栞

イギリス列車の旅  1   キングクロス駅にて 

イギリス列車の旅  2  キングクロス駅から ハッダースフィールド へ 

イギリス列車の旅  3  ヨークシャー州の古城を訪ねて

イギリス列車の旅 4  ハッダースフィールドさようなら グラスゴーへ

 

 

 


茨城から発信します ひたち海浜公園のジニア(百日草)

2015-08-24 07:00:00 | 茨城紹介

ジニア(百日草)が見頃を迎えていた。

 ジニアは春に種を蒔き、夏から秋に花を楽しむ

「春蒔き一年草」で原産地はメキシコ。

次々に花を咲かせ続けるところから

 百日草(ヒャクニチソウ)」とも呼ばれている。

 1769年にスペインのマドリード植物園に

もたらされたのがヨーロッパで最初の紹介だった。

この時には淡紫の一重咲きの花が咲いた。

その後1829年に赤が、1832年に白が開花した。

八重咲きはフランスで作り出された。

日本で作られているジニアは総て一年草である。

常陸国の古民家  

タイタンビカスとは、赤塚植物園が開発した新しい植物で、

ある特定のアメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種。

その性質は驚異的なほどに強健で、日当たりさえ

良ければ特に植えつける場所を選ばない。

花期は7月から9月の間で、一輪一輪は、一日花だが、

次から次へと開花し、1株でおよそ200輪近くの花を咲かせる。

花の大きさは子供の顔(直径15~25cm)ほどもあり、

全盛期の真夏には、巨大な花が次々と咲き乱れ、

その美しさと存在感に圧倒されようだが ここの花は小さかった。

この圧倒的な存在感でハイビスカスのような花姿から

『巨神タイタン』にちなんで、『タイタンビカス』と名づけられた。

これから見晴らしの丘へ向かう。

 


     イギリス列車の旅 4  ハッダースフィールドさようなら グラスゴーへ

2015-08-21 07:00:00 | イギリス列車の旅


8月18日

おじいさんへ宿代を支払った頃、彼女が車で迎えに来た。

「もう一度娘の指導教官に会うので、ここで待っていて下さい」

校庭の隅の駐車場に私を残して出て行った。

彼女が戻って来て、大学の研究室に戻りコーヒーを飲みながら私の次の計画を聞いた。

「エディンバラの国際フェスティバルを見たいが、

混雑すると思うのでグラスゴーへ行くことにします」

彼女はガイドブックをめくりながらグラスゴーの宿を見つけた。

「有りましたよ、予約をしましょうか」

私が頷くと直ぐに電話をしてB&Bが決まった。

「Great Thomson Hotel  140 Elderslie street」

ハッダスフィールド駅まで一緒に歩いて行きましょう。

4日間もハッダースフィールドに滞在したのに街を歩くのは初めてだ。

彼女に随分お世話になったので、何か記念品を贈りたかった。

イヤリングが欲しいようで、気に入ったものを選んで貰った。

出発時間は11時48分、定刻に列車はやって来た。

別れることは本当に寂しいことだ。

列車のドアが閉まり、手を振ると彼女も寂しそうな表情をした。

写真を見るとヨークシャーディルの旅と彼女のことを思い出す。

列車は草原を走り抜け、ヨークに予定通り12時43分に着いた。

エディンバラ、グラスゴー方面行きの、列車が30分も遅れて到着した。

エディンバラに着くと、予想通りに殆どの乗客が降りていった。

エディンバラの国際フェスティバルを楽しむ人達だろう。

グラスゴーまでの車内は殆ど空席になった。

線路の両側の丘に多くの羊の群れと、ゴルフを楽しんでいる人が見えた。

余生はこんな所でのんびりゴルフを楽しむのも良さそうだ。

一時間遅れて(17:30)グラスゴーに着いた。

駅前広場

彼女の書いた宿の住所をタクシーの運転手に渡すとすぐに走り出し

大きな川、クライド川(River Clyde)を通り過ぎB&Bを見つけてくれた。


今夜は1人でパブに行き、フィッシュ&チップにタルタルソースを

たっぷり付けて、ギネスビールを思いっきり飲んだ。

[ジョージ・スクウェアには ウォルタースコットやジェイムズ・ワット

偉人達の銅像が並んでいた。

 

 左上の「拡大地図をクリックし次にストリートビューでジョージ・スクウェアをクリックしてください」

グラスゴー市内見物が出来ます。

 

これまでの旅の栞

イギリス列車の旅  1   キングクロス駅にて

イギリス列車の旅  2  キングクロス駅から ハッダースフィールド へ

イギリス列車の旅  3  ヨークシャー州の古城を訪ねて