茨城から発信しますⅡ

旅が好きです。
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      スコットランドの旅   スコッチウイスキー街道を行く

2015-04-20 07:00:00 | イギリスドライブの旅


 最終回

ダフタウンの蒸留所巡りが終わり 出発地点のグラスゴーへ向かった。

帰国の日程には余裕が有ったのでアラン島へ行くことにした。

 小さな島でも城や蒸留所が有って素敵な所だった。

ブロリック城  

「マッサン」の事だがグラスゴー大学で知り合った医学部唯一の女子学生

イザベラ・リリアン・カウンに頼まれ 弟のラムゼイ・カウンに柔道を教えた。

姉であるジェシー・ロバータ・カウン(通称リタ)と親交を深め結婚した。

しかし、ラムゼイを含むリタの家族のほとんどに反対され

教会ではなく登記所で登記官の前で 宣誓するだけの結婚式だった。

プロポーズの時「スコットランドに残っても構わない」と言うマッサンに

「私はあなたの夢を共に生き、お手伝いしたいのです」と答えたリタ。

日本の生活に溶け込もうと努力を重ね、漬け物や塩辛まで

手作りした彼女を人々は「日本人以上に日本人らしい」と評した。

日本語の勉強にも励み、流暢な関西弁を操るまでになったが

「マサタカサン」という発音が 難しかったためか「マッサン」と呼んだ。

スコットランドの旅は順調に進んだ。

B&B に泊るだけで難しい 英会話の必要はなかった。

「宿代はいくら? パブは何処にあるの?

それ以外の事は話さ(せ)なかった。」

その頃大阪の洋酒製造販売業者 寿屋が本格ウイスキーの国内製造を企画。

社長の鳥井信治郎がスコットランドに適任者がいないか

問い合わせたところ「わざわざ呼び寄せなくても、日本には竹鶴という

適任者がいるはずだ」という回答を得た。

アラン島蒸留所  

(ここでも試飲はしなかった)

マッサンはスコットランドに似た風土の北海道に製造工場を

作るべきだと考えていたが、鳥井は消費地から遠く輸送コストの問題と

お客に直接工場見学させたいという理由で難色を示した。

マッサンは大阪近辺の約5箇所の候補地の中から良質の水が使え、

スコットランドの著名なウイスキー産地ローゼスの風土に近く、

霧が多いという条件から山崎を候補地にし 工場と製造設備は竹鶴が設計した。

「トリスウイスキー」は戦後まもない1946年に発売、それまで日本では

まだ縁遠い存在であったウイスキーを身近なお酒として定着させ

昭和史にも残るロング・セラーブランドに仕上げた。

新宿の路地裏でトリスのハイボールを飲んだのは1955年前後だった。

1961年には「トリスを飲んでハワイへ行こう!」キャンペーンを実施。

山口瞳の名コピーと柳原良平の「アンクルトリス」のCMキャラクターが

一世を風靡し、洋酒文化が花開く基盤となる一大キャンペーンとなった。

ニツカウィスキーのハイボールをバーで飲んだことがないのは不思議だった?

先日我が家のサイドボードを整理中にジョニーウォーカー黒ラベルを発見

かみさんの父親が我が家を建てた時の祝い酒だった。

20年前になるがビンの中では熟成しない。

まろやかな良い味がしていた。

余市に行って「竹鶴」を現場で呑んでみたい。

 

左上の拡大地図をクリックしてアラン島を見物してください。

ストリートビューでアラン島の見物も出来ます。

御同伴お疲れ様、有難うございました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

土屋守著「シングルモルトを愉しむ」に

ストレートが強すぎる人は水割りを勧めている。

オンザロックは香りを損じ、氷が融けウイスキーの

濃度が変わるのでオンザロックを薦めていない。

全くその通りだと思う。

 終わり

 


       スコットランドの旅   スコッチウイスキー街道を行く

2015-04-17 07:00:00 | イギリスドライブの旅

第二話

スコットランド・ハイランドの

スコッチウイスキー蒸留所を目指して出発した。

ローモンド湖  

グラスゴー空港からレンタカーに乗って

ロ-モンド湖の湖畔を走りキンタイアー岬へ向かった。

車はベンツのコンパクトカー  

ポール・マッカートニーの歌「Mull of Kintyre」はどんな所だろ?

天気が良ければ前年行った 北アイルランドを見ることが出来るだろう。

(余談になるが、先日の新聞でポールマッカートニーは

4月28日に来日し、東京と大阪で公演をするようだ ♪ )

期待して行ったのに キャンベルタウンに近づくと雨が降り出し

視界が悪くなったので 進路を北北西に変えた。

スカイ島を1周して、ついに待望の UK本土最北端 Dunnet Head に到達した。

北海に面した海はとても綺麗だった。

UK本土最北端の地を極め南下してマッサンの実習したエルギン、

フォレストを経てスコッチ・ウイスキーのメッカ、ダフタウンへ到着した。

七つの蒸留所を見るのにグランタウン・オン・スペイの

ホテル グラント・アームズに宿泊した。

旅のガイドブックでオーナー夫人は10年間日本に滞在し日本語が

堪能と云うので このホテルに宿泊してスコッチ蒸留所巡りをした。

(夫人は上品で日本語も上手だった)

グレンフィディク蒸留所は2度目の見学、次にグレングラント蒸留所を見学した。

前回は友人と来たが今回は一人旅だった。

ドライブ中で試飲が出来ないのは仕方がない。

(シングルモルトのグレンフィデックは 今も世界で最も愛飲されているウィスキーだ!)

 

 左上の拡大地図をクリックしてください。

 

 つづく

 


       スコットランドの旅   スコッチウイスキー街道を行く  

2015-04-15 07:00:00 | イギリスドライブの旅

第一話

「NHK朝ドラ・マッサン」に興味を持って見続けた。

10年前にスコッチウイスキー街道の旅をした懐かしさも加味されたと思う。

竹鶴正孝(マッサンさん)は、広島県賀茂郡竹原町出身の

ウイスキー製造者、技術者、会社経営者、ニッカウヰスキーの

創業者であり、サントリーウイスキーの直接的始祖でもある。

1894年6月20日、広島県の小さなつくり酒屋の三男として

生まれたマッサンは大阪の高等工業学校(現在・阪大)を卒業後、

摂津酒造に入社し日本酒の醸造を学んだ。

1918年にスコットランドに渡り、グラスゴー大学で学びながら、

いくつかのウイスキー蒸留所で見学、実習に参加した。

 

スコットランド東北部のエルギン(地図 N0.7)の蒸留所でも修業してた。

マッサンは現地で積極的にウイスキー蒸留場を見学し、

最終的にはキャンベルタウンの ヘーゼルバーン蒸留所で実習を行った。

ウイスキー用の蒸留釜の内部構造を調べるため、専門の職人でさえ

嫌がる釜の掃除を買って出たという逸話も残っている。

竹鶴   

マッサンのこの現地修行が成功していなければ、現在の日本の

ウイスキーは実現していなかったといわれても過言でない。

飲んでみて実にまろやかで こくのあるウイスキーである。

 

(左上の拡大地図を表示をクリックすると周辺地域が見えます) 

キャンベルタウンのヘーゼルバーン蒸留所ウイスキーは

ヘビー・オイリー・パワフル(?)といった特徴をもち、

ブレンデッドウイスキーの原料として大いに貢献していたが、

その強い香味ゆえに次第にブレンダーたちの関心がより上品な

味わいのモルトを産出するスペイサイドへと向くようになり、

現在キャンベルタウンで稼働している蒸溜所は 3つのみと云う。

スペイサイド スコッチウイスキー街道  

 (掲載した写真の多くは現地で貰ったパンフレットを使用した)

 

 つづく


 


 写真を見ると思い出します  イギリスドライブの旅日記 (12)

2014-09-26 07:00:00 | イギリスドライブの旅

9月22-23日

ケンブッリジから電車でロンドン、キングクロス駅に着いた。

去年と同じ大英博物館の近くのホテルに泊まった。

今回はThe National Gallery, Londonで絵画を見た。

記念に来年(1995年)のカレンダーを買ってきた。

1995 POSTCARD CALENDAR

名画のカレンダーは今も残っていた。

 

 

K君は”そごうデパート”を見て、”三越”で買い物をしたようだ。

ビートルズの闊歩したロンドンのアイビーロード。

I Love the U.Kの背面の写真をコピーした。

Google マップで見る をクリックしてストリートビューを楽しんで下さい。

 

9月25日

成田に到着した。

イギリスに何度行っても楽しい国だった。

今度は列車の旅がしてみたい!

(長い間 御同伴してくださったことに感謝します)

スコットランドは独立せずに The UKは不滅でした!


 


  写真を見ると思い出します  イギリスドライブの旅日記 (11)

2014-09-22 07:00:00 | イギリスドライブの旅

9月21日

幸い雨は上がったのでイングランドの東部へ向かった。

キングス・リン(King`s Lynn)の綺麗な町を散策し、

昼の定食、ケーキと紅茶を楽しんだ。

ケンブッリジに向かう途中、素晴らしい大聖堂が見えたので立ち寄った。

ソールズベリーの大聖堂は大きかったが、イリー(Ely)の大聖堂も実に大きかった。


ドライブ最終地ケンブリッジ(Cambridge)に到着した。

今夜の宿は小さな川沿いの便利の良いところだった。

B&Bが決まったので早速ダブルデッカーに乗って大学の街を見てまわった。

ケンブリッジとは大学の沢山ある街で、一つの大学名でないことが分かった。

キングス・カレッジ、クイーンズ・カレッジ、トリニティー・カレッジ等

歴史のある建造物を見ると、私には別世界の感じがした。

 宿に帰る途中、パブに立ち寄った。

チキンの串カツにフライドポテト、ビールでドライブの無事終了に乾杯した。

 

Google マップで見るをクリックしてフォトツアーを楽しんで下さい。

 キングスカレッジはとても素晴らしいです。