8月18日
おじいさんへ宿代を支払った頃、彼女が車で迎えに来た。
「もう一度娘の指導教官に会うので、ここで待っていて下さい」
校庭の隅の駐車場に私を残して出て行った。
彼女が戻って来て、大学の研究室に戻りコーヒーを飲みながら私の次の計画を聞いた。
「エディンバラの国際フェスティバルを見たいが、
混雑すると思うのでグラスゴーへ行くことにします」
彼女はガイドブックをめくりながらグラスゴーの宿を見つけた。
「有りましたよ、予約をしましょうか」
私が頷くと直ぐに電話をしてB&Bが決まった。
「Great Thomson Hotel 140 Elderslie street」
ハッダスフィールド駅まで一緒に歩いて行きましょう。
4日間もハッダースフィールドに滞在したのに街を歩くのは初めてだ。
彼女に随分お世話になったので、何か記念品を贈りたかった。
イヤリングが欲しいようで、気に入ったものを選んで貰った。
出発時間は11時48分、定刻に列車はやって来た。
別れることは本当に寂しいことだ。
列車のドアが閉まり、手を振ると彼女も寂しそうな表情をした。
写真を見るとヨークシャーディルの旅と彼女のことを思い出す。
列車は草原を走り抜け、ヨークに予定通り12時43分に着いた。
エディンバラ、グラスゴー方面行きの、列車が30分も遅れて到着した。
エディンバラに着くと、予想通りに殆どの乗客が降りていった。
エディンバラの国際フェスティバルを楽しむ人達だろう。
グラスゴーまでの車内は殆ど空席になった。
線路の両側の丘に多くの羊の群れと、ゴルフを楽しんでいる人が見えた。
余生はこんな所でのんびりゴルフを楽しむのも良さそうだ。
一時間遅れて(17:30)グラスゴーに着いた。
駅前広場
彼女の書いた宿の住所をタクシーの運転手に渡すとすぐに走り出し
大きな川、クライド川(River Clyde)を通り過ぎB&Bを見つけてくれた。
今夜は1人でパブに行き、フィッシュ&チップにタルタルソースを
たっぷり付けて、ギネスビールを思いっきり飲んだ。
[ジョージ・スクウェアには ウォルタースコットやジェイムズ・ワット
偉人達の銅像が並んでいた。
左上の「拡大地図をクリックし次にストリートビューでジョージ・スクウェアをクリックしてください」
グラスゴー市内見物が出来ます。
これまでの旅の栞
イギリス列車の旅 2 キングクロス駅から ハッダースフィールド へ
読んでいて、だんだんに感傷的になってきました。
旅の終わりには、必ず、一抹の寂しさがありますよね。
イヤリングをプレゼントなさったgolfunさん、素敵だわ♪
きっと今でも、手に取って耳に着け鏡を見る度に、golfunさんを思い出すことでしょう。
私には無理です(笑)言葉がです
今回も良い旅されてますね。
まさに旅たちの雰囲気がありますね
golfunさんのお人柄が良いので、お世話していただけたのでしょう。
本当に親切で優しい女性ですね。
お礼のプレゼントができて良かったです。
必ず‥‥ 別れがありますね!
だから、旅が楽しい???
記事を読んでいて感じました。
想像以上に良い旅が出来ました。
ガイドブックを頼りの旅ではとても見いだせない素晴らしい所でした。
良い別れで良い思い出が出来ました。
何かきっかけがあれば問題はないですよ。
今度の旅行でイギリスがますます好きになりました。
一度は列車の旅をしたくなりました。
ここまではすべて順調に来ました。
旅は何が起こるか分かりません。
次週に紹介します。
グラスゴー市内はとても綺麗で見物する所は多いです。
彼女は自分の研究と娘さんの受験で忙しそう
長居は気の毒でした。