茨城から発信しますⅡ

旅が好きです。
見て 聞いた 茨城を紹介します。
昔の写真から旅の思い出を紹介します。

  茨城から発信します  偕楽園公園センターの能面展

2014-11-28 07:00:00 | 茨城紹介

 

偕楽園公園センターでは「能面と祭り面展」が催されていた。

この催しは毎年行われている。

数年前だったか能面展を見て写真を沢山撮ってきた。

写真を整理していると不気味に感じて怖くなったことが有った。

茨城で能を公演することはなく何故面を造るのだろう?

世話役の人に尋ねると面を造ること(面を打つ)が趣味だった。

その後、面を打つ現場を見学した。

大勢の人が和気藹々面を打つていた。

面は鬼神・老人・男・女・霊の5種類に大別される。

女面、少年面、青年面は一部を除いて何れも白塗りの厚化粧、

引眉で、お歯黒を付けており、何れも能が成立した

時代の習慣を残したものである。


『翁』の面は特徴的で、他の能面と異なり、

眼が全てくり抜いてある。



般若(はんにゃ)は 嫉妬の度が極めて強く、鬼のような形相になった女性。

良く見ると女性的な眉が描いてある。

蛇、真蛇、般若より更に鬼度が増したもの。

なお蛇は歌舞伎の「道成寺」の専用面である。

元々能面を演じるものは男性のみに許されていたが

昭和23年に女性の能楽協会加入が認められた。

  


   茨城から発信します  千波湖の水鳥

2014-11-26 07:00:00 | 茨城紹介

茨城県近代美術館と茨城県立県民文化センターがあり、

周辺とあわせて千波公園と称している。

湖畔に沿って走るとその日は催しがあり大渋滞だった。

池のほとりにはコブハクチョウは見えない。

飛来してきたオオハクチョウに占有されたのか?

水鳥の種類が多くなっている。

越冬してきたのだろう。

雛が飛来したのだろうか?

久し振りに白鳥と黒鳥の住んいる由来の説明板をみた。

コブハクチョウは親善都市を記念して彦根市から、

黒鳥は山口県宇部市から贈られてたものだった。

偕楽園の紅葉や黄葉が色づいて来た。

久し振りに好文亭へ行って見よう。

 

 


  茨城から発信します  茨城県立歴史館の銀杏並木

2014-11-24 07:00:00 | 茨城紹介

茨城県立歴史館のイチョウ並木はちょうど見ごろを迎えていた。

左側の建物は旧水戸農業高校。

カエデは真っ赤に色づいている。

緑色の葉が何故 黄色や赤色に変化するのか調べてみた。

イチョウなどの黄葉は葉に含まれているカロチノイドという色素によって起る。


葉はクロロフィルという緑色の色素とカロチノイドという黄色の色素を含んでいる。

秋の初めまでは、カロチノイドがクロロフィルの強い緑色に隠れているため

葉は緑色だが、秋が深まり気温が低くなると、

クロロフィルの分解が始まってカロチノイドの方が目立ってくる。

それで次第に葉は黄色に変化する。

カエデなどの紅く色づく葉には、黄葉とは違った変色の仕組みが働く。

紅葉はアントシアニンという色素によってもたらされる。

 気温が低くなると光合成で葉の中に作られていた糖分が、

枝の方に運ばれずに葉の中に留まってしまう。

葉の中の糖の濃度が上昇しそこに日光が当たることによって、

糖とタンパク質が化学反応を起こしアントシアニンという赤色の色素が造られる。

このアントシアニンが沢山出来ることによって鮮やかな紅に変色する。

銀杏は熟すと外皮部分からあの異臭を発するようになる。

銀杏には酪酸とヘプタン酸という成分が含まれ、これが臭いの原因と言われている。

撮影中何度も踏み潰し非常に臭かった。

酪酸とヘプタン酸の臭いによってサル等の動物から食べられるのを防いでいる。

防御行動としての臭いだったんだ!

しかしアライグマは平気で銀杏を食べるようだ。

彼らの嗅覚どうなっているんだろう?

ニンニクも臭い  だが好きな人も多い!

猛烈に悪臭のチーズを食べたがことが有ったが非常に美味かった。

何処の国のチーズだったかは思い出せない。

  

 

 明治神宮外苑のイチョウ並木である。

学生時代には秋に良く来ていたが黄葉を見たかは思い出せない。

 


  茨城より発信します  茨城歴史館 特別展・近世水戸の画人

2014-11-21 07:00:00 | 茨城紹介

茨城県立歴史館で近世水戸の画人特別展が催されていた。

展示物の写真は撮れないので貰ったパンフレットをスキャンした。

出展が多く画家の紹介は省略。

素晴らしい作品が多かった。

その中でも林十江は海外にも知られる水墨の俊才。

茨城県立歴史館は「公共博物館」と「文書館」の機能を

合わせ持つ施設として昭和48年に茨城県庁において

準備組織が設置、翌年昭和49年に開館した。

旧茨城県立水戸農業高等学校はこの地に建設され、

この敷地内に保存されている。

(現在は那珂市へ移築された)

高校生の催しで多くの高校生が活動中で写真は遠慮した。

旧水海道小学校本館は県下唯一の明治洋風本館である。

詳細な設計図が保存されていたので創建時に復元できた。

県南部の旧家、茂木家も保存されている。

茨城県立歴史館は県内の歴史に関連する資料を収集、整理、

保存する共に一般の利用者に提供し、各種展示事業を展開している。

一橋徳川家からの寄贈を受けた資料、美術品、工芸品等多数の

蔵書や品々をもとに一橋家記念室等も開設されている。

偕楽園の北隣に位置するものの、利用者は比較的少なく、

その存在すら知らない人もいるが、『茨城108景をめぐる』では「規模の大きさ、

展示物の豊富さからすると一度見ておく価値は十分にある」と評している。

次回は庭園の黄葉を紹介する。

 

Google マップで見るをクリックしてストリートビューを見てください。