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イギリス列車の旅 6 列車は遅れました・悲しい旅

2015-08-28 07:00:00 | イギリス列車の旅

8月21日

ロンドンに行く前にどこかを見物がしたい。

ガイドブックにピーターバラでSL蒸気機関車トーマス号が走っている。

イギリス列車の旅に憧れて来たのだからSLに乗ってみよう。

ピーターバラのB&Bに予約すると15時迄に来るように云われた。

グラスゴーからピーターバラまで約4時間、10時発で十分間に合う。

列車は順調にエディンバラに向かったが急にスピ-ドが落ちてきた。

何故だろう、減速、停車の繰り返し・・・・

エディンバラ駅構内で人身事故のアナウンスがあった。

3時間以上も遅れ発車した。

不安になったとき車内放送が始まった。

「ロンドン到着が19時過ぎになるのでホテルの紹介を致します。

御用件があったら車掌に伝えてください」。

15時までにとてもB&Bに着きそうもない。

メモ用紙に”自分の名前、B&Bの名称、電話番号”を書いて車掌に渡し

「15時迄に着く事で宿の予約をしたが、とても出来ない事をB&Bに伝えて欲しい」

暫くすると車掌が来て「B&Bに連絡が取れました。

玄関と部屋の鍵は分かる所に置きます」全く酷いことになった。

4時間(18時に到着)も遅れてピーターバラに着いた。

タクシーの運転手にB&Bのメモを見せるとすぐ走り出した。

2キロ足らずの所にB&Bが見つかったが誰もいない家だ。

玄関の扉に3通の封筒が画鋲で留められ、その中に私の名前があった。

封筒に玄関と部屋の鍵が入っていた。

「車掌へメモを渡し、宿へ連絡をすること」に気付いたのは嬉しかった。

それにしてもこんな経験は初めてだった。

シャワーを浴びていると、土砂降りの雨が降ってきた。

SL機関車見物も駄目になり、イギリス列車の旅は悲しくなってきた。

雨が上がると遅いのに夕日が射してきた。

表通りに出ると大きなパブがあり、躊躇わずに入っていった。

素晴らしいパブで、カウンターの廻りに常連客が飲んでいる。

丸い木製のテーブル、頑丈な椅子、床もぴかぴかの板張りだった。

これが本当のパブかも知れない。

大ジョッキーにフィッシュ&チップでやっと甦った。

残念ながら闇夜の烏で展示する写真が無い。

 

 

 こんな列車に乗る予定だった     YouTubeをクリックして全面画像で見てください。

 

これまでの旅の栞

イギリス列車の旅  1   キングクロス駅にて 

イギリス列車の旅  2  キングクロス駅から ハッダースフィールド へ 

イギリス列車の旅  3  ヨークシャー州の古城を訪ねて

イギリス列車の旅 4  ハッダースフィールドさようなら グラスゴーへ

イギリス列車の旅 5  グラスゴー市内見物