8月17日
朝9時、彼女とバス停まで歩いて行った。
ヨークシャーディル行きの観光バスは30分以上も遅れて到着した。
彼女は運転手に”行き先”を確かめ、私が乗り込むのを見届けて立ち去った。
団体の観光客はいなくて、数人の家族旅行や私みたいな1人旅が多かった。
ようやく出発、昨日通ったブラッドフォード、リーズを通過し
温泉療養地で人気のある ハロゲイトに着いた。
(ミステリー作家の女王として有名なアガサ・クリスティが、
夫の浮気に耐えかねて11日間失踪したときのお話を
映画化したものが、1979年公開の『アガサ愛の失踪事件』
このときのアガサの失踪先がハロゲイトだった。
かつてアガサ・クリスティの有名な隠れ家だった(Old Swan Hotelは、
美しい芝生と庭園に囲まれ、専用バスルーム付きのモダンな客室)
ここで4~5人のお客が運転手と打ち合わせをして降りていった。
エステを楽しんでくるのだろう。ハロゲイトには綺麗な建物が並んでいた。
リポンを過ぎて、”Middleham Castle”で昼食をした。
ここの城は"English Heritage"と記されていたが、印象に残っていない。
さらに北上して、丘の上のリッチモンドの街に着き、ここでで自由行動になった。
大きな教会があって、集合場所の目印に都合がよい。
”Richmond Castle”も丘の上にあり、一周するとヨークシャーの街や草原がよく見えた。
この城は、廃城だが実に綺麗に壊れていて、城内の人形も面白い。
ここの写真を時々見るが、私の好きなイギリスの田園風景と田舎の町を思い出す。
「嵐が丘」の舞台になったマラム(Malham)、「ディルで一番美しい駅」セトル(Settle)
また行きたいところが沢山見つかった。
左上の「拡大地図を表示」クリックして79枚の写真を見てください。
こんな旅はなかなか出来ないが、今日はゆっくりヨークシャーディルの旅を楽しめた。
駅に着くと、彼女が迎えに来てくれてた。
中華飯店で食事中、旅行に行けなかった事を話してくれた。
彼女は今日、娘の大学進学で指導教官との面談があったのだ。
娘の成績はオックスフォード大学の合格にはボーダーラインのようだった。
「アドバイスを貰ったので大丈夫でしょう」と云いながらも不安な様子が窺えた。
私も答えてあげるにふさわしい言葉を持ち合わせていなかった。
受験生を持つ親の心境はどこの国も同じだった。
「お休みなさい。明日9時に迎えに来ます」と言って門の中に消えて行った。
これまでの旅の栞
イギリス列車の旅 2 キングクロス駅から ハッダースフィールド へ
観光バスの旅とは思えないです。
いい風景いい時間を過ごされましたね。
憧れの地です。
↓見事なひまわりですね~
今年はついに元気なひまわりを撮ることもなく・・・
先日近所のひまわりを見にいったらもううなだれていました・・・
ヨークシャテリア頭のいい犬でした、チャンピオンの血統を
持つ犬でした
ここからの発祥なのかな?何時も思ってます。
日本とはちょっと違う雰囲気 いいですね
おっしゃるように壊れた石積みが
積み重ねてきた歴史の美しさを感じさせますね。
石橋などを見て、思わず故郷を思いだしまし。
このお城の駐車場までは、意外と細い道なんですね(^_^;)
2009年のものでしたが、おきなバスが通るといっぱいいっぱい?
受験生の子を持つ親の気持ちは何処も同じなんですね。
大学に合格されたんですか。
読んだ「秘密の花園」です。
主人公の少女が孤児になっておじさんの元に
引き取られますね。
少女の世話をしたお手伝いさんによって少しづつ
明るい子供に成長していくお話だったと思います。
石作りの世界ですね~♪
木と紙の日本とは違い‥‥
憧れの風景です♪
イギリスにはガイドブックに紹介されていない古城が多いです。
城の周りを周遊できる小道があって1周しました。
川が流れていて素敵な所でした。