茨城から発信しますⅡ

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日本遺産ものがたり 近世日本の教育遺産

2017-01-30 07:00:00 | 日本の教育遺産群

水戸市の広報誌に「日本遺産ものがたり」が連載されている。

弘道館は1841年に水戸藩第9代藩主・徳川斉昭公の

手によって創設した藩校で近世日本の教育遺産群として

日本遺産にも登録された弘道館。

「教育によって人心を安定させ、教育を基盤として国を興す」

という建学の精神の下、弘道館は儒学教育を礎に

文武を磨く教育機関として機能した。

現存する日本最古の学校・足利学校跡(足利市)や、

日本最大規模の私塾・咸宜園跡(日田市)、江戸時代の

庶民教育を担い唯一国宝の講堂を擁する旧閑谷学校(備前市)と並ぶ

近世日本の教育遺産群としてその価値を認められた。

golfunが高校時代に通学路で見ていた日田市の咸宜園

ここに取り上げられているのは懐かしくうれしくもある。

道(い)うを休(や)めよ 他郷苦辛多しと

             同袍 友有り 自ら相親しむ  

柴扉 暁に出づれば 霜雪の如し

君は川流を汲め 我は薪を拾わん

廣瀬淡窓の休道の詩 

全国からの入門者は延べ約4,800人を数える。

数々の個性的な教育で知られ、

蘭学者・高野長英や兵学者・大村益次郎など、

歴史に足跡を残した人物を輩出。

(町内の新年会でリコメが遅れますのでご了承ください。)

 (資料の提供を受けた水戸市みとの魅力発信課の方に深謝します。)