車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

渋谷区のイベントに登壇します

2019年04月09日 21時13分59秒 | 日記
4月13日~19日の間、渋谷区新庁舎で「パラ卓球Week」というイベントが開催されます。

その初日、13日の14:30~のトークショー、体験会に登壇させていただくことになりました。

https://www.city.shibuya.tokyo.jp/bunka/olypara/special-week.html



パラ卓球を知っていただく、というよりも「体験していただく」為の、特別に作られた卓球台も展示、そして体験いただけるイベントです。



パラ卓球。

台もラケットもボールもネットも、全て一般の卓球と同じものを使用しますが、障害を有する選手の競技となると、一般の卓球とはちょっと異なる部分も出てきます。

まず、卓球とはシビアな対人競技です。

相手の弱点を見抜き、そこを攻めるのが勝利への近道。

一般の卓球であれば、バックが強い、逆にフォアが弱い、カットマンだからミドルから攻める、このラバーだからこういう攻めを・・・という戦術がありますが、パラ卓球の場合はさらにもう一つの要素が加わります。



「障害=弱点」です。



身体障害でもクラスは10に分けられますが(車椅子1~5、立位6~10)、同じクラスが皆同じ障害とは限らない。

ここがパラ卓球の奥の深いところ。

だから、まずは相手の障害を見て、弱点を見抜き、そこを攻める。

障害だけではありません。

車椅子のクラスであれば、使用する車椅子がどのようなものなのかを見て、そこから弱点を見抜きそのポイントを攻めるのも重要な要素です。



そういった細かな部分を、ぜひこの機会に少しでも知っていただけると嬉しいですね。



僕自身は、この春の遠征の予定が大きく変更になったので、次へ向けてのトレーニングも修正を要しているのですが、でもこれが逆に棚ぼた的な恩恵があるように思え、先月のスペインの反省も踏まえて、次へ向けての調整というか強化に取り組んでいます。

次へ向けての段取りがしっかりとイメージできているのは、コーチをはじめとする僕を取り巻く環境が僕に十分な恵みを与えてくれているからであり、僕はそれを無駄にすることなくしっかりと着実に前進して、結果を出していくように、毎日を積み重ねていかなければと思います。

十分な時間の練習をする。

トレーニングもする。

勉強もする。

でもそれだけでなく、栄養管理も怠らない。

睡眠も、質を高くしっかり取る。

そして何よりも、心身を共にケアする時間も忘れない。

パフォーマンスを最大限に発揮できる状態を自分で作り上げていく。



みんなそうしている。



そういうやつらに勝とうと思ったら、それ以上に頑張らなきゃいけない。



渋谷区新庁舎では、そうしたアスリートの方々が代わる代わるそれぞれのお話をされています。

そこに僕も参加させていただけるのはとても光栄なことです。

恥ずかしくないように、パラ選手の端くれとして、でもそこに立つ代表者として、責務を全うしてきます。

まずは、明日の練習をしっかりやるのだ!