ボルゲーゼ美術館展 at東京都美術館に行って来ました。1
RICOH Caplio GX100
昨日に引き続き、2日連続の上野なんですが・・・・・・・
「ボルゲーゼ美術館展」を鑑賞しに「東京都美術館」へ行って来ました。今回はたくさん展示されていた絵の中から、まずはメジャー所の絵を4点ほどピックアップしてみます。
まずは「ラファエロ・サンツィオ」の「一角獣を抱く貴婦人」です。謎に包まれた絵の様で、現在の姿は修復後に現れた姿で、その前はマントを纏い、一角獣も抱いていなかった様です。
薄い眉毛と頬の薄いピンクの部分のタッチ、金髪とビロードの袖の部分の描写がとにかく精緻で見事でした。彼女の強い目チカラと、一角獣のあどけない眼差しが対照的で不思議な雰囲気を醸し出していました。
間近でじっと見つめていると、彼女が動き出し喋りかけてきそうな感覚が襲ってきました。人を引き込ませる魅力十分な作品で非常に気に入りました。
2作品目は「サンドロ・ボッティチェリ」とその弟子達の「聖母子、洗礼者ヨハネと天使」です。全体的にやわらかく乾いたトーンで書かれている作品で、近くで見るとデッサンの線まで見ることが出来ました。
後ろに配置された天使たちが、まるで今でもヨーロッパの街角のどこにでも居そうな女学生?のように描かれ、またその一人一人の表情もそれぞれ意味ありげに描き分けられていて興味をそそられました。
奥の椿?、天使を飾るテッポウユリ、ヤグルマギク等の花々が効果的に配置され、この作品をより美しく演出しているように思いました。いかにも「ボッティチェリ」っぽい作風で個人的にはかなり好みの作品です。
3作品目は「カラバッジョ」の「洗礼者ヨハネ」です。38歳で没する前の最晩年の作品の一つだそうで、殺人を犯し逃亡中に教皇から免赦を受けようと描かれた絵のようです。
全体的に暗い色調の中、赤い布の上に座り、白く浮き上がるヨハネのふてぶてしくも何かもの言いたげな表情と、薄い胸板に弛んだ腹周りのリアルな描写が印象的な作品でした。
後に彼が斬首され、その首が盆に載せられる運命にあることを鑑みて、この作品を見ると何か感慨深いものを覚えました。
4作品目は「ヴェロネーゼ」の「魚に説教をする聖アントニオ」です。聖アントニオは13世紀のポルトガルの修道士で、この絵は、聖人の説教を聴くために魚が集まって来た奇跡の瞬間を描いている作品のようです。
遠近法を無視した構図、ユリを携え、身体をよじらせ魚を指差す聖アントニオのポーズが印象的な作品でした。
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この前の世界史のテストで出題されて見事正解 84点だったけど
美術館行ってみたいなぁ 印象派