ルノワール(Renoir)~伝統と革新 at新国立美術館に行って来ました。
RICOH Caplio GX100
仕事帰りに、前から気になっていた「ルノワール(Renoir)~伝統と革新」展を鑑賞しに「国立新美術館」に行って来ました。たくさん展示されていた彼の絵の中から、素敵だなと思った絵を6点ほどピックアップしてみます。
まずは「ブージヴァルのダンス」です。有名な「ダンス三部作」の最初の作品のようで、踊っている女性は「ユトリロ」のお母さんだそうです。構図が素晴らしいですね。足元にマッチや吸殻まで細かく描かれていました。
「団扇を持つ若い女」のモデルは「ジャンヌ・サマリー」という人気女優だそうです。彼女の持っている団扇が「ジャポニズム」の影響を如実に表していますね。柔らかな描写ですが近くで見ると立体感と、かなりの迫力を感じました。
「ナイジェリアの娘」はそれ程大きな絵でもなく、あまり注目度の高い絵ではない様でしたが、オレンジとブルーの色使いの妙と、個人的にモデルが好みだったのピックアップしてみました。
「テレーズ・ベラール」のモデルはパトロンの13歳の娘だそうです。全体的には「ソフトフォーカス」がかった印象を受ける絵なんですが、「ブルーのリボンとボタン」の描写が妙にリアリティがあり素晴らしかったです。こればっかりは現物を間近で見ないと分らないだろうな・・・・・・。
「アンリオ夫人」は女優アンリエット・アンリオをモデルにした作品だそうです。絵自体は「ライトトーン」な「水彩画」っぽい雰囲気で、彼女の大きな目がひと際印象的な作品でした。
「縫い物をする若い女」のモデルの正体は不明だそうです。「ムラサキ」と「ブルー」と言う寒色系の色を多く使っていながら、何かあったかさを感じさせてくれる作品でした。
今回の「ルノワール(Renoir)~伝統と革新」展も、結局お気に入りは、前回の「モディリアーニ展」同様、美女(美少女)が描かれている作品だけとなってしました・・・・・・。
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