漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

波乱の親睦会(12/13) 反・整理整頓派

2008年10月11日 14時50分47秒 | 第10話/波乱の親睦会

整理整頓ができているからっていいとは限りませんよ!全く。
作者なんてさー、
整理整頓した後に限って、探し物があると見つからなかったりするんですからねッ!

 それから作者、思考はもちろんの事、机の上と引き出し中の整理整頓も必要な理数系の仕事に現在従事しています。
世間からは頭脳明晰で根気強いと褒め称えられられ、
特にお嬢様やオバ様方からはクールと羨ましがられますが、
そういう世界に馴染んで行くほど絵がヘタクソになって行くのを感じています。

 作者の考える所の上手い絵とは、感性の赴くままに描き、
見る人がほっこりと癒される絵なのでした。
正確に写し取って感心される絵じゃねぇッ!

 極端な話、木管楽器の連結キーが正確に描けてNHK交響楽団員に褒められる絵よりも、
穴しか開いてない、構え方も左右逆でフルート吹いている天使の絵の方が
作者にとっては賞賛の的なんだいってのッ!


ゴスヲタオヤジのヤツ、仮にハリソンがシャンディだとしても、
絶対胸ぐら掴んだりはできないと分っていてやってんだな。
全く意地ワリィヤツだぜ。

先々週のヒュームさんとルソーさんのいきさつからすると、
もしハリソンさんがシャンディさんだとしたら、
ウォルポールさんから全欧や、米・その他植民地にも噂が広まってしまう可能性がある
って事よね。

そうなるとハリソンも平穏には暮らせなくなるかもしれんな。
ウォルポール殿の冗談文のために、ルソー氏の平和がかき乱され狂気が高まったように。

ウォルポールさん、でもお金持ちの人達の集まる世界では、
頭が良くて楽しくてお洒落でカッコイイ人って思われているみたいよね。
ハリソンさんの甥っ子のジョージさんも憧れて尊敬しているっていう事だし。

フランス貴族のババァ・娘と親子ドンブリしていたみたいだしな。
こういうヤツが大スキな女もいるんだよな。
元祖ゴスロリ服着てるポートレイトに萌えるヤツも多分いるんだろうぜ!

でも、前にすっごく流行ったジェイン・オースティン物の海外ドラマや映画では、
こういうタイプの人ってたいてい最後は罰を受ける物なのよ。

こういう御仁が真に恐れている事は何なのだろうか、
― それこそが罰という事じゃな…恐らく。



ランズバーグ夫人が再び登場。
彼女はハリソンさんの味方なんでしょうか、
それとも萌友のウォルポールさんとグルなんでしょうか?
明日は第10話最終回。