気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

サンダース大学付属高校 シャーマンファイアフライ(テレビ版仕様) 作ります!! その1

2020年01月16日 | ガルパン模型制作記

 私のガルパン戦車プラモデルの第75作目は、上図のシャーマンファイアフライとなりました。サンダース大付属高校チーム副長のナオミが砲手として搭乗する車輌です。その58.3口径17ポンド対戦車砲は、史実ではミハエル・ヴイットマンのティーガーⅠを仕留めたほどの強力さを誇り、ガルパンにおいてもその威力のさまが随所で表されています。これを操るナオミが、ガルパンでも一、二位を争う名スナイパーであることも、この戦車の存在感を高めています。

 

 周知のように、ガルパンにおけるシャーマンファイアフライは、テレビ版と劇場版との二種の仕様が存在します。私の製作では2016年8月に劇場版仕様を仕上げていますので、今回はテレビ版の仕様に作ることになります。

 

 ですが、シャーマンファイアフライのテレビ版仕様というのは、プラモでの再現が非常に難しいとされてきました。そのためか、劇中車を忠実に再現した先行作例をネット上においても未だに見かけません。

 その一番の理由として、上図に挙げたように、車体サイズはICタイプだが外見はVCタイプという、実在の車輌には有り得ない謎仕様である点が知られています。ICはM4がベースであり、VCはM4A4がベースであるために車長が異なりますが、ガルパンの劇中車は両者を合わせたデザインでの3Dデータになっているため、外見にも色々と無理が生じています。
 例えば、ICタイプは車体前部が鋳造であり、曲面ラインで構成されますが、劇中車はVCタイプの溶接での角ばった輪郭の前部を持ちます。しかも足回りはケイのM4、アリサのM4A1と共通であり、転輪は5本スポークタイプという、実際の車輌ではごく少数しか存在しなかった転輪になっています。

 このように実車には存在しなかった仕様になっているため、ズバリの適応キットがある筈は無く、従来はICタイプのキットを無理矢理改造するという選択肢しかありませんでした。
 それで私自身も「これはハードルが高い」と感じてずっと手をつけないままでした。無理矢理に改造しないといけない、という点にどうしても向き合うことが出来なかったからです。いざ作ると、もともと無理があるだけに失敗するのでは、という懸念が大きかったからです。

 しかし、2019年秋に同じサンダース大付属高校チームのM4A6という、これまたプラモでの再現が非常に難しいとされてきた車輌を製作対象に含めていった経緯のなかで、シャーマンファイアフライのテレビ版仕様をどうするかという問題に再び直面することになりました。サンダース大付属高校チームの劇中車は全て作って再現する、という方針でしたから、いつまでも避けている訳にはゆかなかったのでした。

 ただ、その時点でM4A6とシャーマンファイアフライテレビ版とが、ベース車輌で考えるとM4A4とM4との関係に同じであることに気付いていましたので、ひょっとしたら出来るかもしれない、という感触はありました。
 そこで、これらの対応キットを色々調べて検討した結果、ニコイチの感覚でM4A4とICファイアフライのベースキットの車体前部を交換するという方法にたどり着きました。M4A6とICファイアフライの車体図面をパソコンに落とし込んで寸法を調べ、描画ソフト等を用いて車体前部の交換シュミレーションを試みたところ、無理せずに双方の劇中車を再現出来ることが判明したからです。

 その見地をふまえて10月にドラゴンのM4A4をベースとしてM4A6を再現製作しましたが、懸念された諸々の誤差やミスは発生せず、むしろ寸法の現物合わせだけで大方出来てしまった形となりました。
 その経験によって、シャーマンファイアフライの制作のモチベーションも高まったため、劇場版仕様を作って3年余りを経てのテレビ版仕様への製作にようやく踏み込めることになりました。

 

 ベースキットには、上図のドラゴンの9104番のシャーマンファイアフライICハイブリッドハルタイプを使用しました。既にその車体パーツの前半分はカットしてM4A6の製作に供しましたので、入れ替わりにM4A4の車体パーツの前半分が箱におさまっていました。それと元の車体の後半分をあわせれば、劇中車の基本輪郭が成立するわけです。

 

 ステップ1では車輪とサスペンションVVSSを組み立てます。転輪は5本スポークタイプのパーツがキットに無いため、アスカモデルの余剰パーツに差し替えます。

 

 左がドラゴン本来のパーツ群、右がアスカモデルの余剰パーツにあった5本スポークタイプの転輪です。

 シャーマンファイアフライのキットはタミヤ、ドラゴン、アスカモデルなどから出ていますが、タミヤとドラゴンの製品の転輪パーツは穴無しスポークタイプなので、劇中車とは異なります。最新のキットをリリースしたライフィールドモデルも同様ですので、これらのキットで劇中車に仕上げるには、穴あき5本スポークタイプの転輪を他から調達する必要があります。
 アスカモデルの製品では穴無し、穴あきの両方の転輪パーツが入っていますので、むしろこれをベースキットにしても良さそうに思えるのですが、もともと品薄傾向が強いため、今回はどこを探しても入手出来ませんでした。今回のベースキットにドラゴン製品を選んだのは、そういう理由からでもありました。

 

 組み立ててゆきました。アスカモデルの転輪は軸穴がやや大きいので、ドラゴンのサスペンションパーツに難なく組み合わせられます。サスペンション自体の組み立ては、アスカモデルの製品では細かくパーツが分かれていて手間取りますが、ドラゴンのは一体成型パーツになっていますので楽に組めます。

 

 あわせて起動輪も作りました。

 

 全て組み上がりました。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く33 その18 「商店街会場です!!」

2020年01月15日 | 大洗巡礼記

 商店街会場は、髭釜から永町、通り町を経て曲松までの範囲に及びます。3月の海楽フェスタと同じ規模でしたが、人出は今回のほうが多かったように感じます。私なりにカウントしたのですが、永町の駐車場から通り町までの範囲にて一般見物客らしき方が約1450人、ガルパン巡礼らしき方が約460人でした。このエリアでも3対1の比率になっていたのが興味深かったです。
 これがマリンタワー本会場へ行くと比率が逆転し、ミニミニホビーショー会場ですと1対10ぐらいになるのではないかと思います。上図はムライさんの店先です。

 

 商店街会場の通りはガルパン痛車の展示空間にもなっていて、沢山の車が全国各地から集まってきていました。

 

 なかには、同じキャラクターのレイヤーさんをつかまえて撮影しているオーナー達も居ました。と言うか、オーナーもレイヤーもこういう「見せ場」が目当てで大洗に来ているわけですね。

 

 交差点を経て通り町地区に進みました。

 

 だんだんとガルパン巡礼の人数比率が上がってきました。やっぱりガルパンの聖地スポットが集まる人気エリアだけのことはありますね。

 

 ここでもキャラクターを合わせての撮影会が行われていました。こういうのはレイヤーさんとあらかじめ打ち合わせているのか、それとも当日に見つけて呼んでくるのか、どちらなのでしょうか。
 アニメのイベントに関してレイヤーさんが集まるのは、他のアニメでも同様ですが、ガルパンの大洗に関してはレイヤーさんのレベルが非常に高いような気がします。けいおんの豊郷のような、女装の男子ばかりが多い奇妙キテレツな状態とは異なり、男装や女装は殆ど無く、ちゃんと男性が男性キャラを、女性が女性キャラをそつなく演じています。しかも、美男美女が多いので、キャラクターにはまっているケースが多いです。

 

 人気店舗のひとつ鳥孝さんは、この日も大人気でした。焼き鳥の出店をやっているので、食べ歩きの方々が必ず立ち寄ります。 

 

 なので、店主の稲石さんも店先でお手伝いに大忙しでした。一声かけて挨拶するにとどめました。

 

 聖地中の聖地、肴屋本店前のカーブ地点です。

 

 肴屋本店さんの駐車場は出店のスペースになっていました。

 

 だいたい焼きそばやハンバーガーの出店が多いですね。これはどこでも共通だろうと思います。

 

 肴屋本店さんの店先では書店さんの販売コーナーがありました。ガルパン同人誌も売っていました。

 

 江口又新堂さんの店先です。ここも大人気で賑わう筈ですが、名物歴女マダムの江口さんが不在なので、集まって来るガルパン巡礼も少なく、このとおり閑散としていました。ガルパンコミック作家のサイン会が行われる時間帯になれば、大混雑となるでしょう。

 

 やっぱり人出が特に多いですね。出店や屋台が割合に集中しているエリアなので、食べ歩きを楽しむ一般見物客や家族連れの姿も目立っていました。

 

 再び江口又新堂さんの店先を見たら、カバさんチームの4人全員のパネルが集められているのに気付きました。今回のあんこう祭で、チーム全員のパネルを集めていたのは、ここだけだったように思います。

 

 曲松の交差点で会場が右に曲がります。そのためか、上図のようにイスを並べて通行止めバリアのように構えてありました。この日の14時から有志を集めてこそこそ応援作戦が決行されるカノウヤさんは、上図に見えるとおり、会場範囲の外でした。  (続く)

 


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ゆるキャン△ 第9巻

2020年01月14日 | ゆるキャン△

 1月10日に発売された、まんがタイムKR フォワードコミックスの「ゆるキャン△」第9巻です。表紙の背景に伊東の大室山が描かれ、伊豆キャンのクライマックスともいうべき今号の性格を端的に示しています。
 アマゾンでの案内記事はこちら
          

 

 1月12日、大洗への三泊四日の聖地行の帰りに京都アバンティにて買ってまいりました。これで気分は、ガルパンからゆるキャン△に切り替わってしまいました。
 それで、次の聖地行きは伊豆伊東だな、と思いました。伊東エリアはまだ未訪であるので、大室山にも登ってみたいです。季節的には作中と同じ3月ぐらいかな、と思案しています。

 それ以前に、前回の伊豆ゆるキャン△巡礼レポートがまだ途中まででしばらく中断していました。行った場所が、今号に掲載される聖地ばかりであったからです。
 なので、今号の発売により、レポート「「ゆるキャン△」の聖地を行く8」も、21回目から舞台を堂ヶ島トンボロ等に移して近日再開することになります。どうぞお楽しみに。

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く33 その17 「日照戦車隊です!!」

2020年01月13日 | 大洗巡礼記

 髭釜から永町に移動しました。途中でタブレットを開いたらツイッターDMにフォロワーさんからの連絡が入っていました。私が今回持参した戦車プラモデルの件でした。それで現在位置を連絡すると、すぐに返事があり、永町のタグチさん前で会うことになりました。

 

 永町にて見かけたBC自由学園トリオのレイヤーさん。この日はけっこうBC自由学園のレイヤーさんも見かけた気がします。やっぱり人気あるんでしょうかね。衣装もわりとカラフルで目立ちやすい、というのもあるのではないでしょうか。

 

 永町で一番賑わっていたのがこのお店でした。看板もアニメ劇中に合わせて魚剣になっているのが楽しいです。ノリノリですね。

 

 このお店は、毎年このような大鍋でのアツアツのメニューを揃えて提供しており、味も好評です。私も一杯いただきましたが、さすがに料亭を運営されておられるだけあって絶妙の旨さでした。

 

 けっこうな人出でした。一般住民の比率が高かったように思います。ガルパン巡礼は服装や雰囲気でそれと分かりますから、識別しながら大体の人数をカウントしてみました。
 髭釜に入ってからタグチさん前までの移動タイムにおいて私の周囲に居た人数は、一般住民とみられるのが約1170人、ガルパン巡礼とみられるのが約340人でした。だいたい3対1ぐらいの比率ですが、これは商店街会場のどこでも似たようなものでした。

 

 永町の駐車場前に着きました。この直後にフォロワーのSさんと合流し、初対面の挨拶を交わした後、タグチさんの店先の縁台にて持参の持参した戦車プラモデルを披露しました。相手もガルパンモデラーさんなのでこの戦車プラモデルの価値をよく分かっておられ、興奮しつつ一眼デジカメで何枚も細かく撮っていました。

「あなたもビゲンの戦車作られるんですか?」
「いやあ、作ってみたいんですけど、僕にはとてもとても。星野さんのようにスウェーデンの博物館に問い合わせるとか本格的に調べるのって、やったことないんですから・・・」

 話によれば、Sさんはもとはガンプラ専門で10年余り楽しんでいたのが、劇場版公開時にガルパンに出会ってハマってしまい、その頃に拙ブログを見つけ、それ以来ずっとガルパンプラモデル制作の参考にしているそうです。
「最初はアマモとかモデグラとかも読んでたんですけどね、紹介記事の通りに作ってみても大抵うまくいかなかったんですよね。星野さんが書いてたように、ああいう記事書いてるのプロの人ですから、そのプロの腕で作ってるようなのを僕みたいなニワカが同じに作れるわけないんですよね。本当に」
「そうでしたか」
「ええ、そうなんですよね。星野さんのブログは作ってる過程全部写真入れててステップごとに紹介していますよね、ああいうのものすこく分かりやすいんですよね。考証もきちんと書いてて、キットの選び方とかも理由が書いてあるじゃないですか。本当に分かりやすくて参考になってるんです。ガンプラから入ると戦車は全然勝手が違うんで驚きましたけどね、星野さんのブログに出会ってからは苦労とかしなくて良くなったんですね。本当にその、助かってます」
「恐れ入ります・・・」

 とりあえず、向かいの永町駐車場に展示されている日照プラントさん制作のガルパン戦車群を見ましょう、ということになりました。各戦車を前にしての模型談義で盛り上がりました。上図はFT-17です。

「この戦車は作りましたか?」
「もちろんです。僕、BC自由が大好きなんで。最終章1話観てすぐに公式キット買いまして、星野さんのブログ見て作りました。あれ、キャンプしながら作ったそうですね」
「そうです。ディキャンプの時に外で作りました。桜の頃でしたかね」
「いいですねえ、それ。僕はキャンプ全く知りませんけどね、そういう外でのプラモってやってみたいですね」
「ところで、このFT-17のプラモですが、ハッチはどうされましたか?」
「えっ、ハッチですか?いちおう、ピットマルチ使って開閉自由にしてますけどね・・・」
「それなら良かった。おそらくマリー様ぐらいは乗せられるかもしれませんよ・・・」
「えっ、本当ですか?」
「まだ未確認なんですが、今年は隔年刊行のAFVプラモカタログが出るはずです。その付録がマリー様であるらしいのです」
「ええっ、それ凄い、初めて聞きました。AFVプラモカタログって、あの、前は愛里寿とか西さんとかが付録でしたよね、今度はマリー様ですか・・・」

 その時は未確認でしたが、後日に発売された「AFVプラモカタログ2020」の付録は、間違いなくマリーでした。

 

 Ⅳ号戦車D型です。

「僕は劇場版から入ったんで、最初はこういう短砲身のタイプ知らなくて。テレビ版を後で見て知りましたけど、プラモも一番作りやすかったのがコレでしたね・・・」
「キットはタミヤですか?」
「もちろんです。星野さんのブログ知ってからみんな参考にして同じキットで作ってますんで」
「あははは」
「それで、リニューアル版もちゃんと公式キットで作りました。ドラゴンなのに作りやすかったですね・・・」
「ああ、あれはそうですな。ドラゴンがライトユーザー向けに新規開発した品ですからね」

「これはガルパンの戦車なんですか星野さん、黒森峰のマーク入ってますけど・・・」
「関係ない別の車輌てすよ。私もこれはよく知らないのです・・・」
「じゃあ、次行きましょう」

 

 

 9月の八朔祭にてガルパン神輿として使われていた縮小サイズのマークⅣです。
「星野さん、マークⅣは作る予定あるんですか?」
「今のところは無いです」
「じゃあ、僕も作ることは無いですね・・・」
「そこまで合わせなくていい、Sさんは作りたかったら作ればいいんですよ・・・」
「いえ、でも星野さんのブログ見ながら作ってますんで。記事が無い戦車は作れませんので・・・」
「参ったなあ、あははは」
「いえ、あの、作れと催促してるわけではないです。本当に」
「あはは、分かってますよ。今のところは予定ありませんが、後になって作る対象が少なくなってきたときに取り上げる可能性はありますな」
「えっ、やっぱりそうなりますか。するとキットはどこの製品を選ぶんですか?」
「たぶん、タミヤでしょうね・・・」
「公式キットでは無いので?」
「公式キットはタコムの品でしょう。組み立てが手間取るようなので。それにデカールはもうモデルカステンのがありますから、あえて公式キットを買うこともない」
「なるほど・・・」

 

 九七式中戦車チハです。

「やっぱりチハたんはいいですねえ。日本の戦車だからいいんですよねえ」
「プラモは作ったんですか?」
「もちろんです。星野さんの記事に合わせて作りましたから、塗装はまだですよ」
「あははは、バッチリ合わせてきますね」
「合わせてますよ。だから作ったのは西さんの旧砲塔タイプのほう。新砲塔タイプはまだです」
「私は作りましたよ・・・」
「えっ、いつの間に?ブログに記事出て無かったと思いますけどね」
「いや、京都に引っ越して落ち着いてから、製作ペースが一気に上がっちゃってるんですよ。9月も10月も4輌ずつ作りましたし。それでブログの製作レポートが全然追いつかなくなってるのです」
「なるほど・・・。ひと月に4輌って、それ飛ばし過ぎじゃないですか?」
「いやあ、退職して失業中でヒマなんで、幾らでもプラモ作る時間はあるという・・・」
「それいいですねえ、僕もいっぺん数日ずうっとプラモ作るってのやってみたい。退職しちゃおうかな・・・」
「あははは」

 

 珍しいことに、竪琴高校チームのアウン隊長のレイヤーさんが居ました。コミック版「リボンの武者」に登場するキャラクターですが、人気があるようですね。他にアスパラガスのレイヤーさんも見かけました。噂ではムカデさんチームのお二人も居たそうですが、出会えませんでした。

 

 CV33です。ちょうどアンチョビのレイヤーさんも居ましたので、アンツィオ高校の雰囲気バッチリでした。

「星野さんは、CV33はまだ作ってませんよね?」
「はい」
「しばらく予定は無いわけですか?」
「いや、アンツィオ高校チームの車輌をしばらく作ってませんので、そろそろ作ろうかなとは思ってます。残ってるのがコレだけですしね」
「ああ、そういえばそうですね。公式キットですか?」
「はい」
「僕はまだキットも買ってないんですよ。駿河屋かアマゾンで買います」
「通販専門なの?近くに模型店とか無いんですか?」
「それが無いんですよ。一領具足の田舎ですんで・・・」

 それを聞いて初めて、Sさんの地元が高知県であることを知りました。

 

 とりあえず全部見たので、タグチさんの店先に戻りました。Sさんはこれからミニミニホビーショー会場に行くということで、握手して別れました。昨年よりツイッターのDMにてやり取りしている相手なので、今後もやり取りが続くことでしょう。

 

 時計を見ると、12時半前でした。14時からのカノウヤ応援作戦にはまだ間がありましたが、とりあえず曲松へ移動することにしました。
 上図は、トヨタさんのガルパンコラボカーです。  (続く)

 


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愛媛ケバブハイスクール ルノーR35軽戦車 完成です!!

2020年01月12日 | ガルパン模型制作記

 塗装および塗装後の組み立ての続きです。履帯を組み付けました。

 

 上部車体の車外装備品を塗りました。金属部分は28番の黒鉄色で、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。スコップとハンマーは作中車に合わせて向きを入れ替えてあります。

 

 排気管は42番のマガホニーで塗りました。

 

 左フェンダー前方のバックミラーは8番のシルバーで塗りました。

 

 塗装作業が完了しました。

 

 側面観です。デカールは貼っていません。リボンの武者の作中でも愛媛宇和島ケバブハイスクールの校章は全く描写されておらず、その所属戦車群にもマークが一切ついていないからです。
 史実でも、フランスから導入されたトルコ陸軍のルノーR35軽戦車にはマークが殆ど無かった、との教示をイスタンブール軍事博物館からいただきました。部隊番号ぐらいはあったが、国籍とか陸軍のマークは無かったのだそうです。ケバブハイスクールの所属戦車群にもマークが無いのは、そうした史実を反映させた設定であるのかもしれません。

 

 斜め後ろから見ました。砲塔を見ればフランス戦車だと分かります。ソミュアS35もルノーB1bisもオチキス系も似たような形状の砲塔を使用していますね。

 

 フランス戦車らしい、曲線および曲面の多い輪郭デザインです。角張ったドイツ戦車などとは対照的ですが、もともと鋳造製品が多かったフランスの自動車工業の発展過程を垣間見せてくれます。

 

 今回は、フルインテリアキットを使用し、女子高生たちの戦車道の使用車輌らしくオシャレにカラフルに仕上げましたので、このように上部車体や砲塔は着脱自在として内部を見られるようにしました。操縦手ハッチの上下もピットマルチ使用で取り外し自由にしてあります。

 

 砲塔の内部も現存実車を参考にして仕上げ、カラフルに塗り分けました。ハンドルの赤が引き立ちます。

 

 操縦席も、ハッチを外せば御覧のように見えます。履帯レバーのグリップの赤が映えます。女子高生が熱き戦車道の魂をもって握る部分なのだ、というイメージです。

 

 以上で、愛媛宇和島ケバブハイスクールチームの搭乗車がコミック「リボンの武者」仕様にて完成しました。製作期間は、2019年11月6日から19日までの計14日間でした。組み立てに11日、塗装および塗装後の組み立てに1日を要しました。

 使用キットは、この車輌のみならず軽戦車クラスでは稀なフルインテリアキットのホビーボス製品です。内部を全て再現して戦車道らしくカラフルに仕上げてみる、というテーマを設定したため、ホビーボス製品以外の選択肢がありませんでした。
 今回の製作は、コミック「リボンの武者」第12巻に登場する「ムカデさんチーム連合」計5輌の軽戦車の再現製作の一環として行ったもので、3輌目にあたります。計画ではもう1輌を同様のフルインテリア、カラフル仕上げとする積りですので、実験と言うか試行錯誤の意味合いも併せ持ちました。

 同時に、最近に新製品が相次いでいるフルインテリアキットへの視点なり契機なりを自分なりに掴んでみたいとの思いがありました。なぜならば、今後の自身のガルパン戦車プラモデルの製作方向を考えてみた場合に、フルインテリアという選択肢が必然的に含まれてくるからです。
 別の選択肢としては戦車を含めたジオラマへの進展、というのがありますが、ジオラマの基本としては細密化および精細化というスタンスがあり、ジオラマに含む戦車にも応用されれば、フルインテリアというのも原則化されるだろう、という基本認識があります。

 なので、今回の製作によって得た経験は色々ありましたが、それ以上に次第に見えてきた視点、世界観のほうが私にとっては大きな意義がありそうに思います。これでもっとガルパン戦車プラモデルを楽しく作れるようになれれば、と期待する次第です。

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く33 その16 「フェレット装甲車です!!」

2020年01月11日 | 大洗巡礼記

 商店街会場の髭釜エリアには幾つかの出店や展示が出されていましたが、なかでも人気があって人だかりがしていたのが、上図の軍用車輌の展示でした。大きなタイヤが印象的な、装甲車の一種であるようです。

 

 子供たちを順番に乗せてあげるサービスもやっていました。それを親が大喜びで撮影したりしていました。この車も大阪のナンバーが付いているので、個人所有で公道も走れるようです。どうやって車検通すんでしょうか。大洗までの道中はさぞかし目立ったのではないでしょうか・・・・。

 

 解説板によると、戦後の1949年にイギリス軍が開発した装輪装甲車であり、一般にはフェレット偵察車と呼ばれたそうです。第二次大戦中に使用されていたダイムラー偵察車(ダイムラー・ディンゴ)の後継車輌にあたり、約4400輌が生産されています。
 展示車輌はその3273輌目として1963年に製造されたものです。

 

 車体前面に装備されている各種の工具類が、戦車のそれと殆ど変らないので、模型的にも非常に参考になります。
 しばらく見ていて、「あー、星野さん、ここでしたか」と背後から声をかけられました。振り返ると、旧知のガルパンモデラー仲間のKさんの笑顔がありました。今回の大洗行きに際してツイッターで連絡を取り合っていたひとりでした。

「ああ、Kさん。ほぼ一年ぶりですな・・・名古屋で会って以来ですか・・・」
 握手しつつ、相手は「ここでは、ほぼ3年ぶりですねえ」と返してきました。
「もう、そんなに経ちましたか・・・・。(大洗での前回の邂逅の記事はこちら)」
「いやー、年月はあっという間ですな。この冬に大阪に戻ることになりましてん」
「異動大変でしたね。・・・戻る、いうと茨木へ?」
「いえ、今度は島本なんですよ・・・」
「ああ、府境の」
「ええ、星野さんも京都市でしょ、これからは近所になりますよ・・・」

 それまでは埼玉県の戸田市、千葉県の市川市で勤務していたというKさんは、だからここ2、3年はあんこう祭にもやってきていたのでした。今回、私が初めて行くということで、では現地で会いましょう、と連絡してあったのでした。

 

 それからはフェレット装甲車を二人で見物しました。
「この車は毎回来てるんですよ星野さん・・・」
「そのようですね。海楽の時にも来ていたんですかね?」
「いや、海楽には来てへんかったと思う・・・。自分は今年の海楽は行ってへんから分かんないけど」
「私は今年の海楽は行ったけど、ミリタリー車輌の展示はウイリスジープとバイクしか見てないなあ」
「そうでっか・・・」 

 

 「しかし、実物なんて日本じゃなかなか見られへんねんで、こういうイベントの時にこうして見せてもらえるってのはほんま有り難いことですねえ」
「そうですね。私はあんこう祭も初めてやから、見るもん食べるもんが大体初めてになる」
「忙しいこってすなあ・・・」
「いや、そうでもねえんで。見たいもの選んで絞ってるから、あちこち慌てて移動する必要もないのな」
「それは言えますな。大洗で普段色々見てたらね、大体分かりますもんね・・・」
「ところで、この装甲車なんですが、こういうのどう見ますかね?」
「いやあ、自分は星野さんと違って模型も大雑把に作るほうなんで、こうして実物見ても、ああこんなもんか、ってな感じでね、模型に生かすというまでには至らないんで」
「そうですか」

 

 そのうちにダージリンのレイヤーさんが来てスタンバイし、ポーズをとってカメラの列に応えていました。
「今年もダー様が多いねえ・・・」
「何人か見かけたん?私は4人見たんですが・・・」
「えっ、星野さん4人も見かけてんですか。けっこうあちこち回ってるんと違いますか?」
「さっきまで埠頭のほうとマリンタワーの本会場におったんで・・・」
「道理で。自分はこれから行くんですわ」
「トークショーには?」
「いやそれは星野さんと同じで、あんまり興味あらへん。ホビーショー会場行ってモデルカステンのデカールセット買わんとあかんのですわ」
「ははは、こっちも同じです。既に買ってきておりますんで・・・」
「おーっ、10枚ぐらいあるやん、ようけ買いましたな、流石ですなあ・・」
「いや、これは殆ど頼まれ物なんで・・・。モケジョさんたちとか」
「あー、そうですか」

 

 埠頭会場のミニミニホビーショーへ向かうKさんとは、後日の京都での再会を約して、握手して別れました。その後は髭釜エリアの端まで行ってきらめき通りとの交差点で折り返しました。会場はそこまでであったからです。

 

 マリンタワー本会場ではトークショーが開催されている時間帯ですが、商店街会場の人の流れが途絶える様子はなく、むしろ局地的にはこちらも賑わっている状態でした。

 

 髭釜エリアの南端にあたる旧水浜線大貫停車場跡の北側の駐車場にもミリタリー系の展示があり、レイヤーさんも何人か居て賑わっていました。米軍のジープやバイクが置いてあったと思いますが、写真を撮り忘れました。レイヤーさんはケイ、メグミ、島田愛里寿、児玉理事長、役人の5人が居て、直後にオレンジペコとローズヒップの2人が加わっていましたから、道行く人々がカメラを構えだして次第に人だかりが出来ていました。

 

 今度は曲松へ向かうことにして、道を引き返しました。ツチヤのパネルが立つ豊年屋機工部さんの店先です。

 

 フェレット装甲車の展示には、まだダー様が陣取っていました。撮影者の数もあんまり減っていませんでした。やっぱり人気キャラクターなので、レイヤーさんもあちこちの展示に引っ張りだこなのでしょう。

 

 よく考えたらこれはイギリスの車輌でした。ダー様が一番似合っていて絵になるわけです。チャーチル歩兵戦車の実物があれば最高なんですけどね、無理ですね・・・。

 

 近くのお店の中に、そのチャーチル歩兵戦車みたいなデザインのパネルが置いてありました。両側にねこにゃーと秋山淳五郎のパネルが立っている理由がよく分からなかったのですが、戦車そのものもよく見たらチャーチル歩兵戦車とは違うようでした。
 ですが、私は戦車には詳しくない素人ですので、何の戦車であるかは分かりませんでした。  (続く)

 

コメント (2)
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愛媛ケバブハイスクール ルノーR35軽戦車 作ります!! その8

2020年01月10日 | ガルパン模型制作記

 ラストのステップ15です。砲塔を組み立てて車体にセットします。とりあえずインテリアの塗装から取り掛かります。

 

 現存する実車の砲塔内部です。狭いですね。上手前の金具は後面ハッチのラッチです。出入りの際によくぶつけるので邪魔だった、との兵士たちの証言が多いです。このラッチも今回のキットでは忠実に再現されています。

 

 内部はホワイトで塗り、砲身部分を黒鉄色および焼鉄色などで塗り分けました。砲手のハンドルは茶色、ペリスコープはグレー、砲塔回転ハンドルはグレーでそのグリップは赤、後面ハッチのラッチのハンドルも赤としました。

 

 自作の弾薬箱を砲塔床面に置いてみましたが、あんまり余裕がありません。砲塔内にも砲弾架がありませんから、砲手は砲弾を取り出すのさえ苦労したのではないかと思います。

 

 塗装が完了した状態です。

 

 現存実車の砲塔後面ハッチ開放状況です。ホワイトではなくグレーっぽい色です。

 

 なので、キットでもグレーで塗ってメリハリを付けました。

 

 砲塔を車体にセットしてみました。

 

 本塗装に進みました。車体カラーは、イスタンブール軍事博物館に問い合わせて教えていたたいた「砂漠のカラー」に近いミスターカラー39番のダークイエローとしました。履帯は28番の黒鉄色で塗りました。

 

 転輪のゴム部分をポスカの黒で塗りました。

 

 右側フェンダー前方内側に装備される鶴嘴の身も28番の黒鉄色で塗りました。

 

 砲塔の床面を取り付けて組み立てを終えました。インテリアは後面ハッチを開ければ見えます。車長一人でさえ窮屈な空間ですので、装填も砲撃も兼ねるというのは大変だったことがうかがえます。
 砲弾架がありませんが、設置出来るスペースも余裕も無いので、博物館の資料およびアドバイスにあるようにもともと無かったものと理解出来ます。砲弾を木箱に入れて運び入れていたにしても、大変な作業であったことは想像に難くありません。  (続く)

 


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モデルグラフィックス 2020年 2 月号

2020年01月09日 | ガールズ&パンツァー

 去る12月25日に発売された、モデルグラフィックスの2020年2月号です。元旦の2日に京都河原町通の丸善にて買いました。
 アマゾンでの案内情報はこちら

 

 この号のガルパンアハトゥンク記事は、ヴァイキング水産高校チームのⅢ号戦車J型でした。テレビシリーズに出ていた黒森峰女学園チームの同型車の転用であるようで、差異が見られませんでした。
 劇中車は、最終章の無限軌道杯の第1試合でプラウダ高校チームと対戦した際の外観で、グレーグリーン系の車体色に雪がこびりついた状況をあらわしています。

 既に模型誌やネットなどでこの状態に再現した作例を見かけます。私も既にタミヤキットで組み立て済みで、塗装待ちの状態ですが、こびりついた雪無しの綺麗な状態で再現してみようかな、と考えています。なぜならば、同チームのフラッグ車のノイバウファールツォイクが雪原に居るのに雪をまとっていないからです・・・。

 ところで、ガルパンアハトゥンク記事そのものは、今号の時点でどれくらい出揃ったのかを、ここでまとめてみました。
 
 2018年1月号  FT-17(BC自由学園)
 2018年2月号  マークⅣ(大洗女子学園)、ソミュアS35(BC自由学園)
 2018年3月号  ARL-44(BC自由学園)
 2019年9月号  特二式内火艇カミ(知波単学園)
 2019年10月号  M24チャーフィー(ヴァイキング水産高校)
 2019年11月号  Ⅱ号戦車F型(青師団高校)
 2019年12月号  ソミュアS35(マジノ女学院)
 2020年1月号  B1bis(マジノ女学院)
 2020年2月号  Ⅲ号戦車J型(ヴァイキング水産高校)

 あわせて10輌です。1冊ぶんの40輌には程遠いです。やっぱりガルパンアハトゥンクの第3冊目は最終章シリーズ6話全ての上映後にならないと無理でしょうね。あとどれくらいの新戦車が出てくるか、ですね。
 この記事の対象は3Dデータ作画によるものなので、現時点ではあとヨーグルト学園の38t戦車、ボンプル高校のFT-17がまだ未収録です。たぶん3月号と4月号に掲載されるでしょう。
 あと、ノイバウファールツォイクやセンチネルのような、手描き作画の戦車も今後は収録されるのかな、と思いますが、果たして・・・?

 


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愛媛ケバブハイスクール ルノーR35軽戦車 作ります!! その7

2020年01月08日 | ガルパン模型制作記

 ステップ14から砲塔の組み立てに入ります。砲塔内部を塗装しながら進めます。基本的に現存実車の内部状況を参考にしてゆきます。

 

 砲身はエッチングパーツです。

 

 ガイドの指示通りに進めてゆきました。

 

 外回りに細かい部品が多いです。砲塔吊り下げフックですので、紛失しないように気をつけました。

 

 軽戦車の砲塔なので小さいです。砲塔内には車長がいて装填手と砲手も兼ねていたそうです。

 

 各部品をドンドン組み立てました。

 

 外回りが出来上がってきました。

 

 砲塔後面の乗降用ハッチです。フランス戦車は伝統的に砲塔後面にハッチがつきますので、識別が容易です。

 

 後面ハッチは接着せずに開閉自在に出来ます。このあと塗装に進みますが、その前にひとつ追加作業を行ないます。

 

 先述した、弾薬箱の自作追加です。車内に砲弾架が無く、木箱に入ったものを運び入れて車内に収容していたそうですが、その木箱の種類も幾つかあったそうです。戦時には正規の木箱が不足してワイン用箱を流用していたそうです。21口径37ミリプトーSA18主砲の砲弾はワイン瓶ぐらいの大きさですから事足りたのでしょう。

 

 ツイッター仲間に依頼してあったリトルアーモリーの銃弾パーツが届きました。右が7.62ミリ弾、左の袋に入っているのが12.7ミリ弾です。7.62ミリ弾は径1ミリですので、1/35スケールではだいたい37ミリ弾として使えます。12.7ミリ弾のほうは径約2ミリですから、75ミリ砲弾に使えそうです。

 

 リトルアーモリーの7.62ミリ弾パーツはベルト式に繋がっている状態です。1発ずつのバラのパーツは無いそうです。

 

 ワイン箱などで流用していたらしい木箱には、12発をおさめていたらしいです。正規箱でも10発入りと12発入りがあったそうなので、ここでは12発入りを作ることにしました。御覧のように6発ずつ2セットにカットしました。

 

 ジャンクにあった適当な箱に詰めて、塗装しました。それらしい感じになりましたので、これでいくことにしました。多少の間違いがあるかもしれませんが、気にしないのが模型を長く楽しむコツです。

 

 車内の砲塔下スペース床面に置いてみました。なかなか良い感じです。これで弾薬箱自作追加の作業は完了としました。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く33 その15 「メイン会場です!!」

2020年01月07日 | 大洗巡礼記

 埠頭会場からアウトレット施設を抜けて、スーパーセイミヤさんの前をマリンタワー下本会場に向かいました。私の前を歩くOさんは、しきりにセイミヤさんや隣のドラッグカワチさんの店舗を見ていました。前回の訪問時にこの二施設に入って買い物もした私と違って、まだ入ったことがないので色々と気になっていたのかもしれません。


 セイミヤさんにとっては、オープン後初めて経験するあんこう祭でしたから、普段とは違った賑わいぶりを目の当たりにして商売にも格別の気合が注がれたようです。北側出口が歩行者天国に繋がって車の出入りが無くなったため、その横のスペースにテントを張って屋外販売を展開していました。地元住民に向けての値引き販売がかなり積極的に仕掛けられていましたが、見ていると近隣から車などで来ている雰囲気のガルパン巡礼も相当な割合で買い物をしていました。

 考えてみますと、全国でも稀なアニメ聖地の成功例である地域の、聖地エリアのど真ん中に出店したチェーンストアというのは、おそらく大洗のセイミヤさんが初めてであろうと思います。似たようなケースとして、山梨ゆるキャン△の聖地の一つとなった身延のセルバさんが人気巡礼スポットに成長している事例が知られますが、そちらはイベント時に数万人単位の集客が見込める地域ではありません。それでも相当の関連商品を扱っていてゆるキャン△巡礼の大多数が買い物に行きますから、かなりの売り上げを確保していると聞きます。

 なので、大洗のセイミヤさんのあんこう祭での売り上げがどのぐらいになるかは、大体予想がつきます。数万人単位の集客が見込めるマリンタワー下本会場に隣接するという好環境により来客数が平常時の十数倍になる筈ですから、多ければひと月分ぐらいの売り上げを一日で確保出来る筈です。

 後日、水戸の友人の奥さんに聞いたところでは、奥さんの友人が大洗のセイミヤさんにパートで勤めていて、あんこう祭当日はものすごい売れたよと話していた、ということでした。予想以上の来客で売り切れが続出したので、それなりに準備していればもっと売れただろう、という話でした。

 

 マリンタワー下本会場の飲食店テント村に入りました。3月の海楽フェスタの時もそうでしたが、商店街にも顔が広いOさんは各所のテントで店主さんたちと挨拶して雑談を楽しんでいました。御覧の通り、ドイツ軍の略帽みたいなのをかぶってそれに大洗缶バッジを幾つか付けていました。
 ですが、Oさんもガチのドイツ軍マニアであるのですから、もう少し気合を入れて上から下までガッチリとそれらしきファッションで決めて欲しかったです。


 現に、当日はあちこちでそれらしいガチの軍装をしたガルパン巡礼を何人か見かけました。ミニミニ
ホビーショー会場でも、黒森峰女学園風にアレンジした完璧なドイツ軍風ファッションの方を見ましたが、Oさんも知っていてなるべく意識しないように振舞っていたそうです。後で宿で色々と情熱的に細かく解説してきましたから、本心ではOさんもガチのファッションで決めたかったのだろう、と思いました。


 さすがにメイン会場だけあって、御覧の通りの大混雑ぶりでした。まっすぐ3メートルも歩けませんでした。

 

 様々な出店、屋台が幟を連ねていました。一般の見物客はそちらが楽しみの一つの筈なので、食べ歩きを重ねている方や家族連れが殆どであっただろうと思います。

 

 当時は御覧の通りの快晴でしたから、人出も最高潮に達したと思われます。気温も割と高めでしたから、絶好のお祭り日和だったと思います。

 

 どこも行列、行列です。目当てのお店も二、三か所あったのですが、近づくこともままなりませんでした。

 

 もっとも目立っていたウスヤさんのお店です。幟が三流もひときわ高く上げられていて位置がわかりやかすったです。さすがは商売上手の関野さん、わかっていらっしゃいます。当然ながら行列も長々と出来上がっていました。

 

 お店のメニューも多彩に揃えてバッチリです。値段も100円からの良心的価格帯で積極的に攻めています。イベント時に高値で売りつける卑しき金の亡者共は見習いたまえ、と高らかに宣伝してあげたくもなります。こうでなくてはいけませんね。

 

 Oさんのいつものチェックポイントである、公式缶バッジの販売コーナーです。コレクターの魂に火がついたのか、Oさんの横顔に真剣さがみなぎります。新しい品、まだ持っていない品はあるか、と一瞬のうちに鋭い視線を走らせるのでした。果たして価値ある品はあるのか無いのか、ここに謎が明かされる徳川埋蔵金・・・いや大洗ガルパン缶バッジの現況でありました。

 

 当方は既に収集もレポートも諦めた大洗ガルパン公式缶バッジの数々ですが、Oさんは現在もリサーチを継続してカノウヤ応援作戦の要を担っていますから、この日も幾つか購入したようです。

 その後、Oさんは本会場でのガルパン声優さんトークショーに向かいましたが、私はそれには興味が無かったので、今回の目的の一つであった商店街会場巡りに向かいました。

 

 商店街会場へは本会場からそのまま北上して髭窯地区の北から入りましたので、御覧の通りの茨城交通バス落書きコーナーの横に出ました。

 

 今回も、描いてるのはガルパン巡礼の常連絵師とおぼしき方々でした。本当は地元の子供たちに向けて提供されている企画の筈なのですが、残念なことに、毎回ガルパン絵師たちの作品披露の場になってしまっています。

 この日も後ろで家族連れが何組か見ていて、小さな子供たちが描きたそうにしていましたが、その絵を描けるスペースは既にありませんでした。一人の男の子がマジックを手に持ったまま、母親に制止されて不満げに顔をしかめていましたが、上図のガルパン絵師たちは皆描くのに夢中でした。彼らの周囲への配慮の無さ、身勝手さばかりが目につきました。地元の子供たちに譲ってあげるスタンスはこれっぽっちも持たないようです。
 その有様を一人の年配の方が「あれじゃ描けない、描く所がもう無いねえ」とボヤいていましたが、よくみるとその隣の女性が小さな女の子を連れていました。老人がその女の子にいちいち声をかけていたので、たぶんお孫さんなのだろうな、と思いました。その女の子も、よく見るとマジックを2本握りしめているのでした。

 それに気づいていて見かねたのか、受付の茨城交通の係の方が出てきてその親子連れに声をかけ、バスの反対側の空白スペースに案内していました。女の子の表情が明るくなり、赤と黒のマジックで嬉しそうに何の絵かわからないのを一生懸命描いていました。それを見届けてやっと、ホッとした気分になりました。

 あんこう祭は、本来は地元の方々の楽しみのお祭りです。他所から集まったガルパン巡礼だけの独占物ではない筈です。そのことを完全に失念しているガルパン巡礼が少なくないのは本当に残念なことです。  (続く)

 

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ガールズ&パンツァー 劇場版Variante 5

2020年01月06日 | ガールズ&パンツァー

 去る11月21日に発売された、「ガールズ&パンツァー 劇場版Variante 5」です。アニメ劇場版のストーリーを、アニメでは省かれた部分も含めて細かく描写していますので、けっこう読み応えがあって劇場版を改めて数倍楽しめる内容になっています。

 アマゾンでの案内情報はこちら

 

 今号で5巻目となりましたが、どんぐり小隊によるカール制圧作戦の場面までが収録されますのでまだまだ続くことになります。このペースでいくと10巻ぐらいにはなるのではないでしょうか。

 個人的には、カール護衛隊のパーシング車長たちの側の心情がこまやかに描き出されたのが良かったです。大学選抜チーム側のメンバー達にも、彼女達なりの思いが様々にあるわけですから、そういうのをきちんと表にあらわすことで、かえって大洗連合チームの奮戦ぶりの本質も鮮やかに描き直されて印象を深めることに繋がります。
 なので、アニメを観た限りでは知りえなかった数多くの人々のドラマが今後も奥行きいっぱいに楽しめるぞ、と続きに期待してしまう次第です。

 


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愛媛ケバブハイスクール ルノーR35軽戦車 作ります!! その6

2020年01月05日 | ガルパン模型制作記

 ステップ12では、車体前面の各部品を取り付け、上下の車体を貼り合わせます。私の製作においては車体は貼りあわせずに取り外し自在としてインテリアを見られるようにします。

 

 車体前面の各部品を組み立てます。

 

 組み上がりました。操縦席の上ハッチ内側につくバイザーやアームもよく再現されています。

 

 仮組みで全てセットしました。操縦手用の上下ハッチは開閉自在とします。

 

 上部車体内側の塗装に入りました。基本色のホワイトを塗り重ねました。

 

 計器パネルの計器部分をグレーやシルバーで塗り、ハッチ開閉ハンドルやエンジンスターターハンドルはトルコの赤としました。

 

 ステップ13では、車外装備品を取り付けます。スコップのB27、ハンマーのC56は作中車では逆にセットされますので、それに合わせます。また排気管のA29は、そのまま取り付けると上下の車体を固定してしまいますので、マフラーに繋ぐ部分のすぐ後ろでカットします。これで上部車体が着脱自在となります。

 

 各パーツを切り出して準備しました。

 

 左側の装備品類のうち、スコップのB27とハンマーのC56を逆に入れ替えてセットし、作中車に合わせました。

 

 背面部分の排気管の取り付け状況です。大部分は下部車体に含まれるため、カットした位置はマフラーに繋がる先端部分でした。

 

 右側のジャッキの内側にクランクロッド収容ボードB23を貼りつけました。これも下部車体に固定するので、上部車体の着脱の際に干渉しないかどうかを確認して取り付けました。

 

 右側フェンダー前部内側に、鶴嘴の身C57を取り付けました。上部車体の着脱の際に干渉しやすい位置なので、フェンダー側を少し削って取り付けました。

 

 全て取り付けましたので、上部車体の取り外しがスムーズに出来るかをチェックしました。組み立ての最中に各部を微調整しましたので、支障はありませんでした。
 これで、車体の全ての組み立てが終わりました。次は砲塔の組み立てになります。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く33 その14 「ホビーショーとアウトレットです!!」

2020年01月04日 | 大洗巡礼記

 ミニミニホビーショー会場に移動しました。さすがに昨日よりも人出か多くて行列もたくさん出来ていました。

 

 Oさんによれば、ここでの買物のためだけにやってくる人も少なくないとか。先行販売の限定品もいくつかあるので、それが目当ての転売屋も居る、ということでした。

 ガルパンに限らず、アニメグッズなどの不当な転売行為というのは後を絶ちませんが、それ以上に転売を成立させる需要が存在するというのが問題です。カルパン界隈においては、先行販売限定品といっても、時間をおいて普通に買えば定価もしくは値引き額で買える品が殆どなのに、なんで転売屋のボッタクリ価格で買おうとする人が居るのでしょうか。

 

 会場の一角にて、目立って高く上げられていたのが、上図の熊本県ブースの幟でした。黒森峰ファンの私としては吸い寄せられずにはいられませんでした。

 

 昨日、梅原屋で見た例の品です。買おうかなと考えましたが、店員さんの話では後日に通販を予定しているそうなので、通販で買うことにしました。ここで買うと荷物になってしまうからです。

 

 実は、この時点まで、品名が「ハッピー陣太鼓」であるのを知りませんでした。上図のPOPを見て、「あれっ、これは香梅さんの誉陣太鼓のことだったのか・・・」と思い出しました。

 30代の前半期に、出向で九州に出向いて大分県に1年、福岡県に1年半住んでいたことがあります。それで隣の熊本へは何度か観光で行ったことがあります。福岡の職場で親しくなった同僚が熊本県菊池市の出身だったので、歴史探訪とかでよく案内していただきました。その方がよくお土産にくれたのが、香梅さんの銘菓だったのでした。
 香梅さんは熊本県下各地に店舗を持つ銘菓老舗なので、私も土産物をよく買いましたが、その中に小豆ようかんの「誉陣太鼓」というのがありました。まろやかな味わいが特徴で、職場でも人気がありました。

 その「誉陣太鼓」がガルパンコラボ商品になっているとは思いもしませんでした。何がどうなるか、分からないものですね・・・。

 

 個人的には、2ヶ所の販売ブースに行く予定がありましたので、その片方のピットロードさんに行きました。行列も無かったので、すぐにカウンターに行く事が出来ました。まだ買っていなかったガルハン商品のEDバージョンシリーズのサメさんチームを買おうと思ったのですが、売切れて無くなっているとの事でした。
 まあ、既に7月に発売されていますから、市場や通販で普通に買えるでしょう。

 

 続いて、モデルカステンさんに行きました。本命と言っていいぐらい、ここで絶対に買わないといけない品が多くありました。模型サークルでのガルパンプラモデル仲間2人、および交流サークル仲間のモケジョさん7人のそれぞれにガルパンデカールセットの確保を頼まれていたからです。合わせて13点を購入、私自身の必要分を2点買いました。
 ついでに、新製品のVol.8の予定を問い合せたところ、来年春のショーで発表して販売します、との事でした。既に完売したVol.7のリニューアルの形で、最終章第2話の登場各チームのマークもフォローする構成になるそうです。

 

 Oさんも目当ての品を色々購入しましたので、撤収しました。

 

 途中で見かけた、サンビーチ臨時駐車場と本会場とのシャトルバスです。茨城交通さんが運営していました。このバスについてもOさんが熱弁をふるってくれましたが、ミリタリーオタクですから前夜の宿でのドイツ軍軍装解説のほうが気合が入っていたように記憶しています。

 

 会場エリアは一帯が歩行者天国となっています。それにもかかわらず車で入ろうとして警備員に制止される輩が居ます。制止されたのに腹を立ててわめいている老人も見かけました。みっともないですね。どこのイベントでも、そういう不心得者が出てきますね・・・。

 

 ちょっとお腹が空いてきましたので、アウトレットエリアで軽く何か食べようか、となりました。

 

 アウトレット内にも幾つかの出店、屋台が出ていました。

 

 我々が選んだのは、この出店でした。

 

 チョイスした鹿児島黒豚腸詰めソーセージです。粗挽きのポークの香ばしさがじわりと広がる美味しさでした。Oさんも同じ品を食べていたと思います。  (続く)

 


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愛媛ケバブハイスクール ルノーR35軽戦車 作ります!! その5

2020年01月03日 | ガルパン模型制作記

 ステップ9では履帯を組み立てます。
 ステップ10では左右のフェンダ―を組み立てて取り付けます。作中車は右側フェンダー上の描写が分かるシーンがコミック第12巻の144ページ2コマ目と162ページ2コマ目しかなく、細部が殆ど分かりません。パーツB3のジャッキも見えませんが、これはとりあえずつけて、エッチングパーツのPE-7、11、27は省きました。左側フェンダー上のエッチングパーツのPE-28も省きました。作中車が細かい部品を省略しているようにみえるためです。

 

 履帯は、塗装後に組み付けますので、御覧のように三つのパーツに分けて組み立てました。一応仮組みして長さも合わせましたが、今までの自身の連結式履帯の製作例を振り返ると塗装後に長さが不足したりするケースがあったので、予備パーツを左右1個ずつ用意しました。

 

 左右のフェンダ―を組み立てました。

 

 組み上がりました。

 

 車体に組み付けました。今回の製作では上下の車体を貼りあわせないで、自在にインテリアを見られるようにする方針ですので、上部車体パーツは着脱自在とします。上部車体パーツを外せば、上図の状態になるわけです。

 

 ステップ11では、上部車体をインテリアも含めて組み立てます。エンジン点検ハッチA24に取り付けるエッチングパーツPE-5、6は作中車には見えないので省きます。

 

 上部車体は取り外し自在とし、内部は塗装します。インテリアパーツは全て塗装前に組み立てます。

 

 組み上がりました。

 

 操縦席の計器パネル、操縦手用ハッチの開閉機構も、実車そのままの状態で再現されています。よく出来たキットだと改めて感心させられました。

 

 続いて、前部の牽引ホールドやエンジン点検ハッチ、操縦手用ハッチを組み立てます。

 

 組み上がりました。ハッチ類は全て開閉自在にする積りでしたが、エンジン点検ハッチA24が内部のギアボックスと干渉して浮き上がるため、内側を削って調整しました。それでも完全におさまらないので、仕方なく接着固定しました。  (続く)

 


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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く33 その13 「献血バスと日本丸です!!」

2020年01月02日 | 大洗巡礼記

 マリンタワー会場から埠頭会場への移動に移りました。昨日行ったミニミニホビーショー会場へ行く予定があったからです。あんこう祭当日のみ出店する企業があるからです。

 

 移動中に献血バスを見ました。Oさんも私もガルパンコラボ献血の経験者ですが、今回は参加する余裕がありませんでした。
 私自身は以前に二度、水戸駅前の新旧の茨城県赤十字血液センターの献血ルームでガルパンコラボ献血キャンペーンに参加しています。いずれも設備が整ったセンター施設にて献血にのぞみましたが、上図の移動献血車でも手順は同じだそうです。

 

 3月の海楽フェスタの時にも、同じ道路上で展開していたと思いますが、今回は移動献血車も数が買えていました。それぞれに献血待ちの人が居ました。
 あんこう祭のような特大イベントは、赤十字側にとっても絶好の献血募集チャンスであるのでしょう。県内の移動献血車の全部をかき集めて対応しているようでした。

 

 献血者の多くは地元の方々であるようでした。こういう機会でも無いとなかなか献血に行かないのかもしれません。かくいう私自身も、ガルパンファンにならなかったら献血とも縁が無かったと思います。

 個人的には、献血に行ったことにより、持病である高脂血症の状態を詳しく知る事が出来たのが大きかったです。会社の健康診断でも示されなかった高脂血症の具体的な状態を指摘され、それを改善するための食事療法のメニューとプログラムを親切丁寧に教えていただいたのが一番の成果でした。
 二度の献血によって、自身の血液のデトックス効果が得られましたので、それを生かすべく、普段の食事内容を変えなさいと指導され、その通りにしています。

 具体的な指導内容としては、料理油をサラダ油からオリーブオイルに変更しましょう、野菜がトマトとキューりとレタスの組み合わせであったのを、トマトとアブラナ科野菜に変更したほうが良い、というものでした。その2つの改善を実施して二か月ほど続けたところ、次第に疲れにくくなり、寒さに耐えられるようになりました。いずれも血液状態の改善によるものだ、ということでした。
 その変化に自分でも驚きましたが、気分が良くて体調も良いのはいいことなので、食事改善の指導メニューは現在も続けています。そのためか、昔は血圧も高めだったのが、ここ数年は健常値におさまっています。やっぱり血液が健康の基本なのだ、といつも思います。

 

 埠頭への入り口には、御覧の案内が立てられてありました。昨日も見かけた帆船日本丸の公開イベントが、今日は一般の見学者で大いに賑わうのでした。

 

 それで、車で来る方々はみんなサンビーチの臨時駐車場へと誘導されていました。会場周辺の駐車場がすでに満杯になっているからでした。そしてサンビーチの臨時駐車場と会場とをシャトルバスで繋いで人々の移動を助ける、という方式でした。自身もバス運転手であるOさんは、この種の情報に詳しくて、今回も色々と説明して教えてくれました。

 

 埠頭会場とマリンタワー下本会場との行き来は上図の通り、本会場へ向かうほうが多いように感じました。あんこう祭におけるガルパン関連のメイン催事であるトークショーの開演時間が近づいていたからでしょう。

 

 とりあえず、日本丸の公開イベントを見に行きました。

 

 とは言っても、時間が無いので乗船は見送りまして、外から見物するだけにとどめようと決めてありました。

 

 イベント会場の入り口の案内板です。

 

 日本丸を近くで見るのは今回が初めてでした。日本丸は母港が横浜なので、西日本ではあまり目にする機会が無いわけです。

 

 現在の船は1984年建造の二代目です。私が子供の頃に図鑑やテレビで見ていたのは初代でした。でも違いがあるのかどうかはよく分かりません。現地での案内によると、二代目のほうが大型であるそうです。全長は110メートル、総トン数は2570トンです。

 

 帆船はいいですね。ロマンが感じられます。子供の頃から海や船が大好きだった私にとっては、憧れの一つでした。

 

 記念の自撮り。

 

 しかし、行列が予想以上に長かったです。待ち時間は一時間をゆうに超えていたそうです。あんこう祭では他にも色々と見たりするので、この乗船で時間をかけるのは無理でした。

 

 なので、乗船は見送りました。以前に神戸や大阪での海イベントで海王丸に二度乗ったことがありますので、同形船である日本丸に強いて乗る必要もありませんでした。Oさんに「乗りますか」と訊いたら、いや今日は色々予定もあるじゃないですか、と予想通りの答えを返してきました。  (続く)

 

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