ステップ3から5まで車体や足回りの組み立てが続きます。このうちステップ5のデフカバーJ2は中期型のダルノーズ形式ですが、劇中車は3ピース形式です。M4A4から切り取って交換した同型の車体前部がそのまま使用出来ますので、関連パーツも全て転用します。
本来のJ2以下のパーツは既にM4A6の製作に使っていますので、ここでは無関係となります。
ステップ3とステップ4をまとめて進めました。
今回、ドラゴンの製品を使用しているのは、下部車体が一体成型パーツであるためです。同じシーマンファイアフライのベースキットとしてはアスカモデルの製品も候補に挙げられますが、そちらは下部車体が箱組みであるうえに、各部の寸法が色々微妙に異なります。今回のように二つのキットの車体パーツの半分をカットして交換するというシーンにはあまり適していないように思われます。
ガイドの指示通りに進めました。
組み上がりました。
M4A6の製作時に不要となっていた、上図のM4A4の背面パーツの3個が、今回の劇中車にはありますので、使用しました。
こんな感じです。これは劇場版仕様においても同じてす。
足回りを組み付けました。誘導輪が歪んでしまっているので、後で調整して取り付け直しました。これでステップ4までの工程を終えました。
ステップ5に進みました。御覧のとおり、劇中車のデフカバーは3ピース形式です。
M4A4のキットから交換転用にて持ってきたパーツ群です。車体前部をそっくり入れ替えるわけですから、デフカバーも交換しています。
機銃撤去部分の増加装甲パーツをアスカモデルのジャンクパーツで補いました。
ステップ6からは上部車体の各所の組み立てになりますが、車体前部を交換しているので、実際の工作はM4A4のパーツ群の組み立てになります。ステップ8においても、エンジンフードなどの形状が異なりますので、パーツH2、H3、H4は使いません。代わりにM4A4のパーツA9をもってくることになります。
劇中車の車体前部です。溶接タイプの角張った輪郭は劇場版仕様と同じです。
M4A4の前部車体を繋いで、交換したパーツ群をそのまま組み付けています。
車体後部はベースキットのままですが、エンジンフードが異なります。M4A4のパーツA9をもってくることになりますが、それも改造をともないますので、取り付け作業は後のステップで行うことにしました。
製作途中の状況です。車体の半分をカットして交換して繋いでいますが、車幅の寸法が異なります。ファイアフライICは鋳造車体ですが、M4A4は溶接車体で側面に増加装甲を貼り増しているため、M4A4の車体前部のほうが車幅が大きいです。
それで約1.6ミリの差が出ますので、後でファイアフライICの車体後部の側面にブラ板で貼り増し調整を施すことになります。 (続く)