ステップ5では、車体上部裏面パーツC49を組み込みます。爆発物挿入防止カバーをパーツD12およびD13に貼ります。
私の制作においては、上部車体各所の修正作業から取り掛かるので、パーツC49はその後で取り付けます。
爆発物挿入防止カバーをパーツD12およびD13に貼る場合、上図左の、キットに入っている黒のメッシュをガイドの実寸図に合わせて切り出して貼ることになっていますが、これは網目が劇中車のものよりも細かいです。
右の白いメッシュは、以前にレオポンさんチームのポルシェティーガーを作った際に使用した「アイロン当てシート」のメッシュです。このメッシュの網目の大きさが、劇中車の状態によく似ています。
劇中のワンシーンにて劇中車の爆発物挿入防止カバーを見てみましょう。御覧のように、網目が大きいことが分かります。
なので、「アイロン当てシート」を使いました。ガイドの実寸図に合わせて切り出して貼りますと、こんな感じに仕上がります。劇中車の状態に近づいたと思います。
ステップ6では、上下の車体パーツを貼り合わせて、キャタピラつまり履帯のパーツも取り付けますが、私の制作においては履帯は塗装後に取り付ける予定です。
上下の車体パーツを貼り合わせる前に、上部車体パーツの各所をガルパン仕様に手直しします。
作業前の上部車体パーツです。
赤矢印で示したように、各所に溶接痕のモールドがあります。
劇中車の同じ位置には溶接痕が全くありません。
そこで、溶接痕のモールドにブラ板を貼りつけて埋めてゆきました。
さらに、上面の周縁に溝が通っています。前部の二つのハッチの周囲にパネルラインとリベット穴があります。
御覧のように、劇中車には赤矢印の位置の溶接痕が無く、黄矢印の位置に溝がありません。白矢印で示したように、ハッチの周囲のパネルラインとリベット穴がありません。
これらをふまえて、溶接痕、周縁の溝、パネルラインとリベット穴をブラ板やパテなどで埋め、ヤスリがけをして整形しました。その後、溶きパテを薄く塗って、乾いたらヤスリがけを行いました。
次に、左右の前部フェンダー上に、二列のリベットがモールドされています。
劇中車の該当箇所にはリベット列がありません。
そこで、リベット列を全て削り取りました。
修正およびヤスリがけを終えたところで、上下の車体を仮組みしてみました。さすがは安定のタミヤ、隙間もズレもなくピッタリと合いました。 (続く)