「しゅんさい」での夕食を終え、宿の「さかなや隠居」に戻りました。商店街街路からの外観を撮影するナガシマさん。
(写真撮影 オカアキさん)
部屋は、私が毎回泊まっている二階の一号室の「妙花」で八畳間でした。一人で泊まると広すぎるのですが、三人で泊まって布団を敷いてもまだ余裕がありました。上画像は翌朝に撮りました。晩は一人ずつ順番に風呂に入り、部屋でそれぞれに寛ぎました。
夜も色々語り合って楽しみましょう、ということで、夜のお菓子や飲み物などをナガシマさんと大洗漁港のファミリーマートまで自転車で買い出しに行きましたが、その時のナガシマさんはなぜか楽しそうに風をきっておられて、夜の闇の中でもその雰囲気がよく伝わってきました。よっぽど自転車に乗るのが楽しいんだなあ、と思いました。ナガシマさんの自転車趣味の深さが感じられました。
それで、ナガシマさんに自転車についての見解を書いていただきました。
「大洗を自転車で走ったのは初めてでした。チョット風が強い時もありましたが、晴天で良かったです。
移動もスムーズでしたね!(^_^)
ぼくは普段、趣味の自転車(自分の身体に合うように調整した)を乗っています。レンタサイクルはあまり乗りたくありませんでしたが、なかなか快適でした。
年寄りの繰り言みたいになってしまいますが、ホシノさんもオカアキさんも車道を走ったり歩道を走ったり、右側を逆走したりとアララ?と言う感じでした(^O^;)
大洗は比較的車道が広く(歩道も広い)、割りと自転車向きでした。
あまりツベコベ言いたくありませんが、自転車は本来車両(クルマ)なので、車道を走るべきです。日本のほとんどの歩道は「自転車も可」なので、歩道を走っても構わないのですが、もし歩道で歩行者相手に事故を起こすと、自転車が100%悪くなります。過失相殺はされません。自転車は本来車道を走らねばならず、歩道では歩行者を優先させなければならないからです。
これが浸透していれば、歩道を無灯火でしかも携帯を見ながら片手運転、あるいはものすごいスピードで爆走なんて出来ないハズなのです。何か死傷事故が起こって警察や保険屋が出てきて、ペナルティー(弁償)の事になると、知ってようが知らぬまいが厳然たるコレが出て来ます。
自転車に乗る人はほとんどは保険に入っていないでしょうから、もし未来ある若者を殺してしまったりすると、人生終わってしまうでしょう。
ぼくも馬鹿ではないので、何時如何なる時も自転車は車道!とは言いません。
車道に路側帯がない・大型車(交通量)が多い・路駐が多いなど、自転車が走るに適さない道路はあまたあります。その場合は無理をせず自分の安全の為に歩道を走るべきです。歩道も走っていいわけですから。臨機応変に振る舞うのが利口です。ただしその場合は歩行者優先・スピードは控えめにです!
何故歩道を走ると危ないかは、車道を走っているクルマから認知されにくいからもあります。
こないだ走った大洗の道路は、優勝パレードのコースのように、ガードレール、街路樹、ポストなど、車道を走るクルマから歩道が目隠しになるような物があまりありませんでした。殺風景なんですが、この方が自転車・クルマ双方にとって安全です。
ところがこれがたくさんある道路ですと、クルマを運転する方はわかると思いますが、左折する時に同一の進行方向の自転車を認知出来ません。自転車も大概は自分の右方向から来るクルマを警戒していません。認知した時は遅い場合があります。
しかも夜間、雨降り、自転車が無灯火だったりすると、危険度はかなり増します(まるでロシアンルーレットのようになります)。
これがもし、自転車が車道を走っていたらどうでしょう。クルマは自転車を「邪魔だな」と思うかも知れませんが、自転車を"認知"出来るので、突然現れるという事にはなりません。
クルマの側から考えても、一番困るのは歩道を走ったり車道を走ったり、周りを確認しない、もちろん手信号なんて出さない、何をやらかすかわからないラグビーボールのような自転車です。
ぼくは15年以上、趣味の自転車で通勤していますので、自転車のサバイバル?に関してはもっと言いたい事がありますが、大洗からハズレてしまうので、このへんにしようと思います。
訪洗の際にレンタサイクルを借りるのであれば、また榎澤さんで借りる事でしょう。
まいわいのあのシステムは理解不能ですね(^O^;)」
そうして夜は買ってきたコーヒーやお菓子などを食べつつ、風呂上がりのひとときを語らって楽しみました。ナガシマさんはリニア建設による自然破壊の懸念や、映画フューリーの感想などを熱く語り、映画に関しては見ない方がいいかもしれませんよ、と言いました。もちろん私もあまり興味が無いので見ませんが、ミリタリーにも造詣が深くて戦争映画に詳しいナガシマさんがそう言うからには、一癖も二癖もある個性的な映画なのでしょう・・・。
オカアキさんは、疲れたのか先に床についていました。それで私たちもやがて消灯して布団に入ったのですが、それからでも一時間余り小声で語り合っていました。普段の電話でも長々と語り合って楽しんでいるため、深夜の語らいに違和感はありませんでした。ナガシマさんとはいろんなテーマで盛り上がるので、会えば語らいが短時間で終わるわけが無いのです・・・。
そのおかげで、朝食時間の7時半になっても、依然として爆睡中のナガシマさんでした。
なんとかナガシマさんにも起きてもらい、少し遅れて一階の平成魚松で三人揃っての朝食をいただきました。一人の時よりも豪華なメニューなので感動していると、女将さんが「一人でお泊りの時とはちょっと違うでしょ」と笑いながら汁物を並べ、ナガシマさん用に特別に揃えたメニューのベーコンエッグのミニ鍋に着火してくれました。
オカアキさんとホシノの御飯は、この日は鯛の炊き込み御飯でした。仲間たちといただく朝食は、ことのほか美味しかったです。
(写真撮影 ナガシマさん)
オカアキさんとナガシマさんの二人は、食後も色々語り合っていました。ホシノは一足先にロビーへ移動して新聞で天気予報をチェックし、バスと電車の時刻を再確認しました。お二人の会話はその後も続き、部屋に戻ってからものんびり過ごしていたため、この日の予定も変更が必要となりました。
当初の計画では朝食後すぐに出発して大洗駅へ移動、となっていましたが、一時間余り遅れて出たので、列車の時刻も一時間ほどずらしました。それまでの時間をオカアキさんおすすめのスタンプラリーにあてることにしました。
スタンプラリー二日目の最初は、宿の向かいにある「茨城県信用組合」にあるスタンプでした。日曜日なので窓口は閉鎖されていましたが、ATMコーナーは稼働しているので、そこの一角にスタンプも設置されていました。ここにあったのか、とスタンプを見下ろすホシノでした。デザインは設置キャラクターパネルと同じ小山柚子でした。
(写真撮影 オカアキさん)
次に向かったスタンプ設置場所は、大洗ホテルでした。自転車移動だから楽に来られました。ナガシマさんは以前に家族旅行でここに泊まったそうですが、ホシノはまだ泊まったことがありません。
ダルそうな冷泉麻子のパネルは健在で、他に私服姿のあんこうチームのパネルもありました。
早速スタンプを見つけて一番に押すオカアキさん。この人は本当にスタンプラリーが好きなんだなあ、と改めて感じました。
そういえば、前回の昨秋の同道時には「秋山優花里の大洗ガイド大作戦」のクイズスタンプラリーを一緒に楽しみましたが、ホシノが「間違ってもいいや」と適当に押していたのに対し、オカアキさんは真剣に考えつつ慎重に押していましたっけ。
で、ホシノもスタンプを押しました。デザインはもちろん冷泉麻子でした。ナガシマさんがカメラを向けてきたので、そのスタンプを持ったまま、適当にポーズをとりました。
(写真撮影 ナガシマさん)
大洗でのスタンプラリーも既に何度目かになっていますが、ここで不思議に思ったのは、もともと観光地であるのに、その種の記念スタンプがほとんど見当たらない、ということでした。観光スポットも幾つかあるので、それをデザインしたスタンプがどこかに置いてあっても良さそうなものですが、街中で見かけるのはガルパン関係ばかりです。この点一つとっても、大洗というのは観光地らしくない観光地だなあ、と思います。
ですが、後日になって、3月より観光地デザインのスタンプが設置されると聞きました。それすらガルパン要素が入っていて、大洗の有名な観光地の景色と対戦校チームの隊長たちがデザインされているそうです。この点にはちょっとガッカリしました。もう、大洗はガルパンと切り離しては考えられない地域になってしまったのかな、と思います。 (続く)