ステップ1です。カエサルが「さあ、はじめようか。宜しく頼む」と・・・・。なんでそんな偉そうに言うわけ ? 作ったらなんか褒美くれるの ? ガリア人奴隷ならいらんですよ。
て言うか、Ⅲ号突撃砲F型の戦車長はエルヴィンでしょ・・・。エルヴィンが、ロンメルばりのやや低めの声で「さあ、はじめようか。宜しく頼む」と言えば、アメリカ第2軍なんかぶっ飛ばせるわけですよ・・・。ねえ。 ( 何言っとるんや、アホかお前は )
で、起動輪と誘導輪を作り、大小の転輪はランナーにつけたまま組み立てました。転輪が角ばった感じなので、角を少し削ろうかと思いましたが、下手に削って凸凹になると話にならないので、やめておきました。
あと、転輪のゴム部分がモールドされていないので、塗装時にちょっと苦労しそうだな、と思いました。
ステップ2です。プラッツのキットの組み立て説明図は小さいうえに、取り付け位置の矢印が複雑に交差しているので、どの部品をどこへつけたらいいのか分かりにくいです。それで、間違えないように仮組みして接着手順を確認してから、組み立てていきました。
難しいのが、B28とB16とA13の取り付けです。劇中のシーンや公式設定資料の図を見ても、B28に相当する部品がはっきり見えないのです。外側の先端部のみがやや突き出た状態になっているので、いちおうB28の半分ぐらいはついているという感じです。その状態にパーツを合わせて整形しようかと迷いましたが、下手に改造すると、誘導輪の軸部にあたるB16がぐらついて不安定になりそうなので止めました。このⅢ号突撃砲F型のキットでガルパン仕様を目指すのは、思った以上に難しそうです。
まずは、組み立て説明の指示通りに、穴の一つを埋めました。今回はパテや伸ばしランナーではなく、ちょっと変わった方法を試みました。
このように、爪楊枝を突き刺しまして・・・。
先端部をチョンと切り落としまして、流し込み接着剤で固めて、最後にヤスってならす、という方法でした。案外にうまくいったので、爪楊枝で穴埋め、という方法はけっこう使えるかもしれません。
続いて、車体左側面にモールドされている脱出用ハッチが不要ですので、組み立て説明の指示通りに削り取りました。
脱出用ハッチのモールドを削り取って、サンドペーパーで綺麗にならしました。爪楊枝で塞いだ部分も、目立たなくなっていて良し、でした。
いいぞ、バルバロッサ作戦発動せよ、ミハエル・ヴイットマンのⅢ号突撃砲がイワン共を蹴散らしたぞ ! ヴァス ! ヴァス ! ジーク、ハイル ! ( 何言っとるんや、アホかお前は )
サスペンションアームのB11、B12、B13、B14のパーツをどんどん付けていきました。組み立て説明書だけでは取り付け位置が分かりにくいので、月刊アーマーモデリングの2013年4月号の28ページからの記事を参考にしました。プロのモデラーによるⅢ号突撃砲F型の工作テクニックが披露されていますので、とても参考になります。ただし、これは実際のドイツ軍の仕様にて作っていますから、ガルパン仕様への工作ステップとは異なります。
裏返すとよく分かるのですが、Ⅲ号突撃砲F型は、転輪の位置が左右非対称になっています。この状態で置くとガタガタ揺れます。なので、サスペンションアームに定規などを当てて歪みを修正したりする作業は、左右交互に行ないました。
そして問題の箇所です。B28とB16とA13の取り付けをどうするか迷いましたが、アーマーモデリングの2013年4月号の記事ではB16だけを接着せず、履帯をはめこむ段階で接着するように述べてありますので、それに従うことにしました。なので、B16はつけていません。
なお、A13とその反対側のパーツA12は、後のステップにてリアパネルA3を付ける際にうまく繋がるようにつけないといけないので、A3を仮組みしながら接着しました。
こういう細かい注意点へのアドバイスが、組み立て説明には全くありません。なので、組み立て説明の指示通りにホイホイ作るのではなく、次のステップのパーツとどう関連するかをチェックした方が良いです。 (続く)