年末年始も仕事続きだったので、生活パターンは普段とあまり変わらず、正月を迎えたという実感も希薄でした。希薄でなかったのは、ガルパン戦車模型キットをドンドン作るぞ、という気合だけでした。
で、私のガルパン戦車模型の第三作、2014年度の模型始めは、カバさんチームのⅢ号突撃砲F型に決めました。ドラゴンのキットをプラッツが導入し中身をアレンジして公式キット化したものです。ボックスアートでは親善試合時の派手な姿ですが、私は全国大会出場時の姿に作る予定でした。
箱の中身です。プラッツの元キットであるドラゴンのキットはパーツ数の多い事で知られ、製作も容易ではないケースが一般的ですが、このⅢ号突撃砲F型のキットはサイバーホビーのスマートキットとして開発されたためか、パーツ数も少なくて割合に作り易いほうであるとされています。確かにランナーは5つだけで、他に車体パーツ、ベルト式履帯、エッチングパーツ2種が付きます。あと、ガルパンデカール、特製旗印セット、おまけのキャラシールも入っています。
箱をひっくり返して初めて気づいたのですが、中箱の底面にも印刷がしてあって、カバさんチームの名簿やデカールの内容や、キットで再現出来る三つの姿などの説明がありました。
側面にも、カバさんチームの歴女4人の1/35スケール印刷が施されてありました。デカールのデザインと同じですが、こちらは切り取るだけでそのまま展示可能となります。
側面には「戦車道」の案内文や規則まで印刷されていますが、字が小さすぎて殆ど読めません。こんな無駄な印刷するから、箱も大きくなるし、価格も高くついてしまうのではないですかね・・・。
おまけのキャラシールは坂本・・・いや、おりょうさんでした。本名は野上武子なんですけどね、坂本家の紋付を羽織っちゃっていますし、坂本龍馬の大ファンという設定になっていますから、私はどうしても「坂本さん」と呼んでしまいそうになります・・・。
最初の作業は、全てのランナーを洗浄することでした。国産のタミヤやファインモールドは洗浄しなくていいのですが、プラッツが販売しているドラゴン系のような海外のキットでは、ランナーなどに離形剤が残っていて接着時の貼り付けがうまくいかないことが多いので、離形剤を洗い流しておく必要があります。
私の場合、軍艦艦艇のガレージキットを作る際にも、離形剤を洗い流すために、同じような洗浄をやっていました。冬場は寒いのでバケツの水の半分をお湯にして温めています。
手順はこうです。まず、バケツに水やお湯を満たしておきます。中性洗剤を入れてかき混ぜて泡立てておきます。私は花王のキュキュットを使っています。泡立ったら、ランナーやパーツを放り込んで5分ほど付け置きします。それからランナーを水の中で回したり振ったりします。ゴシゴシやるとパーツが取れたり傷んだりするので、ランナーの端を持って水の中でジャブジャブと振るだけです。それから向きを逆にしたり裏返したりして、付け置きとジャブジャブを繰り返します。
その後、ランナー類を入れたまま、バケツの水だけを綺麗な水に入れ替えます。パーツが外れたりしていないかを慎重にチェックしながら、水が透明になるまで水の入れ替えを繰り返します。最後に水を切って新聞紙の上などに置いて乾燥させます。
以上の手順を経て、乾燥も終わった状態が、上の画像です。 (続く)