行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

多言語行政書士協会の研修会、無事終了しました!

2010-02-26 10:15:16 | 多言語行政書士協会

 昨日、午後6時から多言語行政書士協会第1回目の研修会を開催しました。

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 講師の児童相談所の方々が緊急ミーティングで到着がちょっと遅れるハプニングがあり、

 不肖私が「未成年者絡みの入管事件及び家事事件における行政書士実務並びに通訳人業務の概要」というテーマで前座を務めさせて頂きました。

 ところで、平成20年4月1日で改正施行された児童虐待防止法・児童福祉法により、児童を守る為に、児童相談所には保護者への出頭要求や臨検・捜索までもができる権限があるとは知りませんでした。

 但し、行政処分であるので、言語の違う外国人の方々に対してはその処分に対する諸権利がちゃんと伝わっているのかどうかという不安が常にあるとの事でした。

 また、日本に滞在している間に、里親として児童を預かって頂ける外国人駐在員家族の方々もけっこう居るそうなので、声を掛けて欲しいとのご要望もありました。

 最後に、お話し頂いた事例等から質疑にも応じて頂き、行政書士、通訳人にとっては大変有意義な研修会だったと思います。

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 これを機会に、児童相談所でお困りの事に対して、当協会が何らかの形でお手伝いが出来れば嬉しい限りです。  

 次回は、3月24日水曜日に弁護士の清水聡先生をお迎えしての研修会を予定しています。

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10年3ヶ月ぶりの出来事?

2010-02-23 09:36:39 | どうしてなんだろう?

 昨日、2月22日は行政書士記念日だったそうである。7~8年前に天皇皇后両陛下をお迎えし、三権の長も参列された行政書士制度50周年記念式典が東京国際フォーラムで行われたのも、確か2月22日頃だったと記憶している。

 当時発効された記念切手シートが、確かにどこかの引き出しの奥に隅の方にあったかと思うが・・・。

 ところで、22を漢字で書くと二十二となり、十を分解して二に縦に付け足せば士士になるかぁ・・・などと眺めていたら、平成22年2月22日と2並びであることに気が付いた。

 これは、平成11年11月11日以来、実に10年3ヶ月ぶりの暦上の出来事なのである。

 この後の暦で、3並びが来るのは、平成33年3月3日、つまり、約11年待たなければ来ないのである。

 10年3ヶ月前はというと、まだまだ駆け出しの頃で、仕事を引き受けてもドキドキ、ハラハラの毎日であった記憶がある。

 実務を教えてくれる先輩達は勿論、本部・支部・任意団体などの研修会もほとんどなかった頃の話である。

 当時、大手町にあった入管での申請では、必ず1時間ほど居残って、手続きに関連するノウハウは無いかと、耳をすましてカウンター越しの審査官と外国人達とのやりとりを盗み聞きして、新しい知識や情報を吸収していた頃を思い出した。

 今日、事務所を訪れて戴いた2組と1名の来訪者に対して、当たり前のようにテキパキとこなしている自分に、「常に依頼人のために最善を尽くす緊張感と最新の知識を持ち続けなくては!」と、改めて自戒した昨日の行政書士記念日でありました。

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児童相談所所長をお迎えしての研修会を行います!

2010-02-17 08:34:53 | 多言語行政書士協会

 不肖私が代表を務めさせて頂いている多言語行政書士協会なる、任意ボランティア団体が、来週の2月25日木曜日に杉並、世田谷の児童相談所の所長をお迎えして下記の研修会を行います。

 親権者である親が子供を守る事は当然の事ではありますが、その親に虐待される子供達が後を絶ちません。

 そんな親権者達から子供達を保護できるうる唯一の行政機関である児童相談所の役割や実情を意外にご存知のない方々が多いと思います。

 裁判所に親権停止の申し立てをしていたら、手遅れになってしまうようなケースが今でも多々あるかと想像します。そんな状況に、行政機関等によって、親権が一時停止が出来るようにする法改正の検討が始まっています。

 国際結婚が当たり前になった昨今、両親がいずれかの外国籍の子供達が虐待されるケースが急増しているそうです。 

 外国人の在留・招聘手続等で在日外国人との距離が最も近い私達行政書士が、こういった未来を担う子供達を救おうとする行政機関に協力しない手はありません。

 行政書士で外国語が話せる方々ばかりでなく、前述した会の趣旨に賛同して頂ける士業の方々、或いは、プロの通翻訳者の方々、日本語教師の方々等もご参加頂けますので、この機会に是非ご参加下さい!

 特に、外国語は苦手だが、虐待される児童達に何らかの形で協力してみたいとお考えの士業の先生方も大歓迎致しますので、どうぞご参加下さい。

 研修科目: 1.児童相談所の業務と関連する法律について

               2.外国人の相談事例など

                 3.外国人未成年者絡みの入管事件及び
                 家事事件に於ける行政書士実務並びに                                                                通訳人業務の概要

 講師名 : 1.東京都杉並児童相談所  所長 木全玲子様

        2.東京都世田谷児童相談所 所長 和田芳子様

        3.行政書士 中村和夫(当会代表)

 主催団体名:多言語行政書士協会

 開催日時 :平成22年2月25日 午後6時~8時半
 会  場 :港区立勤労福祉会館 第1集会室
       JR田町駅 徒歩3分
 http://www.city.minato.tokyo.jp/sisetu/syoko/kinro/index.html

 受 講 料:非会員 1,000円  会員・準会員 無料

 申 込 先:担当 青柳りつ子(当会事務局)
       TEL&FAX  03-6231-0020
       e-mail    info@officeaoyagi.com
       http://www11.ocn.ne.jp/~language/index.html

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任意後見の登記が完了しました!

2010-02-13 08:35:56 | 行政書士のお仕事

 先月末に契約した任意後見の登記が完了しました。登記は公証人や家庭裁判所を通じて行いますが、住所変更などがあれば、本人や任意後見受任者自らが郵送で変更登記をします。

 また、以下のように任意後見にかかわる登記事項証明書の発効を受けられます。2ページ目以降には任意後見人が代理する行為の目録が添付されています。それを必要に応じて官公署や金融機関に提示、提出することになります。

 但し、個人情報ですから、この証明書を取得出来るのは、本人や後見人、後見監督人、四親等以内の家族、或いは代理人などの職務代行者に限られますので、一般の商業登記簿謄本のような第三者による取得は出来ません。

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 この登記事項証明書は”任意後見”に関わる登記事項ですが、他にも後見、保佐、補助、後見命令、保佐命令、補助命令などの登記事項証明書もあります。

 成年後見制度については、以下の法務省民事局のHPにやさしく説明記載されていますから、興味のある方はご参考にして下さい。

 http://www.moj.go.jp/MINJI/minji_minji17.html

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任意後見人となりました!

2010-02-08 10:22:01 | 行政書士のお仕事
 先月、任意後見契約公正証書を作成し、任意後見人となりました。正確には、任意後見人となれる任意代理人となりました。  契約以前から、任意後見契約公正証書を作ることで合意していたのですが、特に痴呆症状も無く、元気であったので急ぐこともないと思っていたのですが・・・。

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 ところが、脳疾患により急遽入院したことで、急遽後見契約公正証書を作成することになりました。

 実際、病状が悪化して公正証書作成にまで至らないケースも多々あるそうです。

 定款認証などでお世話になっている顔見知りの公証人に、急遽相談し、委任範囲などを取り決めて、委任者などの印鑑証明書等の書類準備後に、委任者・受任者への契約書内容の説明・確認とその同意、並びに委任者・受任者の署名捺印の認証の為に病院にまで出張して頂きました。

 公正証書作成費用は、契約内容により多少異なりますが、受任者が1名の場合、正本、謄本代込みで一人あたり約三万円少々です。それに、署名押印の出張を依頼すると別途一万円の日当がかかります。

 また、本契約を公証人経由で登記する費用として、受任者1名につき別途約六千円ほどかかります。つまり、受任者が1名であれば、公証人に出張して貰ったとしても五万円ほどで足りると言うことです。

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 本当は、この代理権目録の1~3にあるような広範囲な代理権を受託することは、たとえ親子や兄弟の間でも望ましくありません。委託者と受託者との間に、絶対の信頼関係無しにこのような広範囲な代理権を受託することは避けるべきです。

 公証人によると、通常は保存行為のみとして、4~6以降の代理権に限定するような内容で契約を結ぶのだそうです。

 強固な信頼関係無しに、広範囲の代理権を受託することは、トラブルに巻き込まれる危険性が非常に高いと考えます。

 ですから、トラブル回避の最善策としては、出来る限り保存行為のみの代理権の受託に限定すべきなのです。

 それにしても、これだけの代理権を受託してしまった訳ですから、私の責任は重大ですね。身の引き締まる思いです。

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