営業や打ち合わせで、
初めて、相手先の会社さんを訪問される時、
皆さんは、普段着のままでは行かないでしょう!
それも安物のスーツではなく、普通は
仕立ての良いスーツを着用して行かれるかと思います。
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ところで、もし安い費用で会社を設立した場合、
我々プロは勿論ですが、会社謄本を見慣れたビジネスマンは、
費用をケチって作った会社だということを
簡単に見破ってしまう事をご存じですか?
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最近、9,980円とか4,980円とか、場合によっては、
実費のみで、手続報酬無料で会社を設立します!
なんていう広告を時々見かけます。
実際、ある税理士事務所に実費の21万円弱で設立
して貰ったという会社さんから、取引が伸び悩んでいる上に、
良い人材も採用できないという相談を受けました。
その時、資本金額の極端な低さと事業目的の記載が余りにも、
お粗末であることが原因ではないかと指摘し、
増資と事業目的の変更をオーナー社長にお勧めしました。
その費用は、増資、目的変更など登録免許税などの費用で、
結局は10万円程かかってしまいました。
つまり、最初の会社設立費用と併せると
30万円以上になってしまった訳で、
合計すると、かえって高い費用が掛かってしまったばかりか、
安っぽい会社、ケチな会社という
悪いイメージさえも作ってしまっていたのです!
その後、幸いにも会社の事業は順調に推移するようになり、
「やっぱり、変なところでケチると、却って高く付くんだね!」
とその社長さん、心底後悔されていたのが印象的でした。
つまり、安物のスーツで取引企業さんと接しても構わない事業なのか、
或いは、パリっとしたスーツを着用する必要のある事業なのか、
設立段階で良~くお考えになる必要がありそうですね。
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会社を安い費用で設立してしまうと、場合によっては
取引に支障が出たり、或いは、良い人材も確保できない
といったような、会社の成長に大きなマイナスとなることもある、
実際に本当にあった怖~いお話でした!