行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする25年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

国際派行政書士は、外国語が話せない?(シリーズ第2回)

2007-05-29 15:09:59 | 行政書士のお仕事

 昨日、六本木にある欧米系南米人の方が経営する会社に打ち合わせに行きました。こう書くと、きっと英語・スペイン語が飛び交っていて、映画のシーンに出てくるような外国のようだと想像されている方がきっと多いと思います。

 実は、会話はぜ~んぶ日本語です。また、チェックする書類ですが登記簿謄本、決算書などほとんどの書類は日本語なのです。なぁ~んだ、と、がっかりしないで下さい。卒業証書とか雇用契約など英語の書類も多少はあります。でも、この程度の英語の書類は、英語がペラペラである必要は全くありません。

 また、アジア系のレストラン経営者の方は、日本人かと間違えるような発音で、「先生、OOのXXです。お世話になっております!」と、ペラペラの日本語で電話してきます。

 てな訳で、実は、行政書士の国際業務では語学力はあまり必要ありません!本当にそ~なんです。事実、活躍されている先生方は、外国語があまり話せない方のほうが圧倒的に多いくらいです。逆に、通訳ができる程の語学力があって、失敗しているご同業の先生方が沢山いらっしゃいます。 

 理由は、簡単です。例えば、香港人のクライアントに「出張で知り合ったベトナム人のコンピューターエンジニアを雇いたいのですが、どうすれば良いのでしょうか?」と日本語で聞かれたら、皆さんならどうお答えになりますか?即座に、3つ4つのパターンでアドバイスできますか?もし、曖昧な受け答えをしたら、きっとクライアントの方はこう思うでしょう「この先生、知らないなぁ!他の先生を捜そう!」と。

 ですから、まずしっかりと日本語で対応できる、行政書士としての法令・政令等の知識がなければアウトです。ところが、飛び抜けて語学力のある方は、往々にして語学力に過信してしまう傾向があるからです。残念ながら、我々は通訳ではありませんから、入管法及び関連法令・政令の専門知識が無いのにクライアントにお答えすることなどできる筈がないのです

 カミさんに言わせると、私の英語は酷いスペイン語なまりで、文法も変だし、発音も下手な英語だそうです。但し、専門用語が多いので、なんとかなっているのだそうです。トホホホ、残念ながら・・・。

 てな訳で、国際派行政書士は、外国語が話せない?という、今回のシリーズでした。でも、外国語は話せた方が、確かにお得です!は~い(^_-)。

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今日は、日本ダービーのようです

2007-05-27 05:15:51 | 旬なお話

 今日は、日本ダービーとやらで、新聞のスポーツ欄は競馬記事で賑わっています。サラブレッドにとっては甲子園、或いはそれ以上のようなものなのでしょうか?年間約1万頭生まれる同期の競走馬の頂点に立てるレースなのだそうです。それも、出場できるのは、これ1回だけですから、ダービー馬というのは、運と実力が無いと勝てないと言われているレースなのだそうです。

 実は、私は、競馬観戦が結構好きでなのです。馬券はほとんど買わないので競馬ファンという部類には入らないかもしれません。サラブレッドが走るを見るのが好きな午年生まれのオヤジです。古くは、30年以上前のハイセイコーという人気馬がいた頃からサラブレッドが好きなのです。府中の東京競馬場、船橋の中山競馬場、ローカルの大井競馬場などの国内の競馬場から、メキシコ・シティーのラス・アメリカス競馬場、米国ロス・アンゼルスのサンタ・アニータ競馬場、パリのロンシャン競馬場などに実際に競馬を見に行ったことがあります。

 今は、仕事の関係でなかなか海外へ行く機会はありませんが、以前は逆に出張が多く、時間があれば、時として競馬場を覗いていたのでした。出張帰りのプライベートトリップでは、カミさんを連れて行くこともあります。カミさんは、競馬のことは何も分からず、今でも全く興味は無いのですが、競馬場は女性でもそれなりには楽しめます。15年前のロスのサンタ・アニータでは、たまたまお互いに数レース当たったものですから、リトル東京での食事と飛行場の免税店でのバッグがゲットできました。

 12年前のパリのロンシャン競馬場にも、今の季節にカミさんを連れて行きました。コースが一望できる素敵なフランス料理店が競馬場内にあり、そこでフランス料理とシャンパンを頂きながら、競馬観戦しました。このロンシャン競馬場の良いところは、さりげなく席を立ち、レストラン内で馬券が買えるところにあります。馬券を買われる本物の競馬ファンの方々ならば奥様を連れての観光コースとしても決しておかしくありません。まして、同じフランスのシャンティ競馬場では「エルメス賞」なるレースがあり、あの馬具メーカーであったエルメスがスポンサーになっている競馬レースなのだそうです。エルメスの衣装を身につけたレディー達が多数来場するファッションショーのような華やかな雰囲気のレースなのだそうです。是非一度は行ってみたいレースですね!

 昔は、競馬新聞に赤鉛筆片手のよれよれのオジサン達の溜まり場だった日本の競馬場も、最近は親子連れや若いカップルの姿が当たり前になり、賭博場の面影は全く無くなった事は大変結構なことだと思っています。本来、競馬場は、本場英国でも王室や貴族達が来場するような社交場ですから、着飾って行くところなのですから。

 ところで、ハリウッド・スターのトミー・リー・ジョーンズが出演している、某缶コーヒーのコマーシャルの最新版は、宇宙人「ジョーンズ」が厩務員役になっており、かつての日本ダービー馬であるディープ・インパクト(ロンシャンでの凱旋門賞では勝てませんでしたが・・・)も出演していました。ちなみに、このコマーシャルのシリーズは、私の大のお気に入りのコマーシャルシリーズです。宇宙人「ジョーンズ」が、サラリーマンや宅配ドライバー、カラオケ店の店員として潜入調査して、地球人(日本人)を調査分析する設定のようなのですが、とにかくその宇宙人の鋭い観察力には毎回笑えます(^O^)。

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行政書士ってどんな仕事?(シリーズ第1回)

2007-05-25 02:49:18 | 行政書士のお仕事

 「行政書士って、どのようなお仕事をするのですか?」という質問を、ときどき受けることがあります。クライアントの皆様やご同業の方々は、当然ご存じの筈ですが、一般の方々にとっては中々に分かりにくいと思います。そこで、今後、折を見て、色々な角度からご紹介して行きたいと思います。

 さて、今回の第1回目は、開業したばかりのご同業の方々も多いようですから、私自身が今現在、どんな仕事をしているのかを、思い切ってこのブログでご紹介してしまいましょう!

 まず、直近に片付けた仕事として、

D1.昨日、有限会社を株式会社に移行する手続が完了しました。同時に、増資、株式の分割、取締役会・監査役設置や事業目的の追加なども行いました。

D2.一昨日は、東南アジア某国の会社の日本支店設置手続が完了しました。

D3.本日は、東アジアにある子会社の社員を日本本社で研修させるための在留資格認定証明書交付申請を東京入管に申請します。

 また、これから申請処理する案件として、

P1.日本のIT企業に勤務する東南アジア某国のエンジニアご夫婦の在留期間更新許可申請と変更許可申請(2週間以内)

P2.IT系外資企業が南アジア某国の新卒ITエンジニアを採用するための在留資格変更許可申請(今月中)

P3.南米日系人配偶者の在留期間更新許可申請(来月早々)

P4.南米日系人の永住許可申請(書類到着次第)

P5.南米系外国人の未成年の子の在留資格変更許可申請(来月早々)

P6.南米日系3世の在留資格認定証明書交付の再申請(詰めの段階)

P7.東京中心部での株式会社の設立手続(未定)

P8.東京東部での株式会社の設立手続(未定)

P9.神奈川西部での株式会社の設立手続(未定)

P10.南米日系人の国籍許可(来週申請)

P11.南米某国での訴訟の結果次第により、国籍案件の再申請などがあります。

 一方、審査の結果待ち案件は、

R1.欧州系企業が採用する新卒者の在留資格変更許可

R2.北関東にある企業が採用する新卒大学院生の在留資格変更許可

R3.IT系日本企業が招聘する某東アジアのITエンジニアの在留資格認定証明書交付

R4.北米日系人の永住許可

R5.南米日系人の永住許可

R6.東アジア系某国人の永住許可

R7.南米日系人の永住許可

R8.東アジア某国支店から日本の本店への本支店間の企業内転勤

R9.南アジア某国人の永住許可

R10.南米日系人の国籍許可

 その他として、顧問先からの電話、メールによる問い合わせがあり、これらは基本的には優先します。また、電話等による相談が、1日に2~3件あります。メールによる相談は顧問先、或いは進行中のクライアントから以外は、原則として受け付けておりません。但し、電話であれば”可”です。

 さて、この状況ですが、正直に申せば、”ひま”と言いましょうか、比較的に時間の余裕があります。ところが、これが2倍程の量になりますと、急に忙しくなります。また、3倍近くなりますと、夜11時頃まで事務所で働き、土日も出勤するようなはめになります。場合によっては、ご近所の同業に、一部作業の助けを求める事もあります。

 以上が、私が今現在扱っている行政書士業務の内容のご紹介と、その処理状況、進捗状況でした。

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飛行場の滑走路に信号と踏切が??

2007-05-23 02:42:02 | 海外事情

 久しぶりに、踏み切り待ちをしました。踏切が上がると思ったら、上がらずに反対側から電車が来ると、イライラしますよね。

 ところで、クイズです!「飛行場の滑走路に、信号と踏み切りがある所は、どこでしょうか?」

 日本ではありませんが、海外に少なくとも1カ所は本当にあるのです!それは、英領ジブラルタルの空港です。スペインの南端に、へばり付いている小島のような一角ですが、なぜかそこは英国領なのです。向かい側は、北アフリカのモロッコで、そこの岬の先端にあるセウタという町は、なぜかスペイン領です。地理上は、このジブラルタルとセウタを結んだラインの東側が地中海で、西側が大西洋です。

 ジブラルタルは、地中海の入り口にある天然の要塞のような感じです。広さは、一周してもせいぜい数kmしかないような所です。あのジョン・レノンがオノ・ヨーコと結婚した所としても有名です。免税地域ですから、免税品店とホテル&カジノで成り立っている町です。

 1996年、私が駐在していたのが、スペイン側のアルヘシラスという町で、このジブラルタルのお隣りでした。ほぼ毎週、ジブラルタルに、買い物やらミート・パイとビター・ビール(ラガー・ビールではないタイプ)を味わいに通っていました。

 スペイン側から、タクシーでボーダー近くまで行き、歩いて英領に入国し、山高帽のような帽子をかぶった警察官を横目に、2階建てのバスに乗り込みダウンタウンへ向かいます。その際、ジブラルタルの空港の滑走路を横断するのですが、飛行機が、離陸、着陸する時だけ、踏切が閉まって、滑走路が横断できなくなります。普通ですと、珍しい光景なのですが、日本へ帰国して、踏切で電車が通り過ぎると、逆に一瞬ですが、おや?って思っちゃうのですが・・・。

 結局、とどのつまりは、ビールが飲みたいだけなのです!但し、今はダイエット中なので、来週までお預けです。頑張ります!爺時計のようにはなりたくありませんから!

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爺時計

2007-05-22 00:50:32 | その他

 このブログの右側にある、河童のような”爺時計”、クリックされたことありますか? 耳が動いたり、鼻水が出てきたり、手を振ったり、足を動かしたり、褌が垂れ幕のよう降りてきたりと、ちょっと笑えます。

 何か、このOCNブログでは有名なキャラクターなんだそうで、プログラムのようなものを、コピーしたりして、けっこう苦労して??貼り付けた爺時計なのですが・・・。

 日曜の夜、自分のブログを見ていて、カミさんが覗きに来て、「これ何?」、「爺時計。こうしたら、いろいろな動きをするんだよ。ホラ!」と、見せたら、「な~んか、この爺時計にだんだん似てきたみたい」と言われれてガックリしてしまった週末でした。残念(>_<)!

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