行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする25年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

訃報 ”もも”さん、逝く

2010-01-31 00:37:55 | 資格・転職・就職

 このブログに、ときどきコメントを寄せて頂いていたハンドルネーム”もも”さんが、25日月曜日突然亡くなられました。まだ44歳という若さだったのに・・・。

 実は、”もも”さんは元行政書士であり、平成10年10月に私と同じ年に受験し、平成11年1月に合格した全国1965名の一人という、ある意味では同業だった方のみならず、受験合格者仲間の一人でもあった方なのですが・・・。

 27日の通夜に伺った時、ご同業でご主人のU先生は目を真っ赤に腫らして、

 「あまりにも突然の事だったので・・・」とおっしゃっていました。

 きっと、U先生は悪い夢でも見ていて、早く目が覚めて欲しい!と思っているはずです。

 それでも、賢明に弔問客に応対するU先生。

 果たして、自分であったらこんな対応は出来るだろうか。

 きっと、私ならば悲しすぎて、只々へたり込んでしまうと思います。

 平成18年5月1日の会社法施行日に、テレビ東京のワールド・ビジネス・サテライトで、新法施行の下で、株式会社設立手順を紹介する行政書士事務所代表としてご出演された数日後、

 「そうなんですよ!ダンナ、あのWBSに出演しちゃったんですよ。少しは、立派な名刺入れでも買ってあげようと思うんだけれど。中村先生、どこか良いお店教えて頂けない?」と、嬉しそうに私の事務所でお話しされていた時のお姿が目に浮かびます。

 ご夫婦揃って、海外旅行がご趣味であった”もも”さん、

 心より、ご冥福をお祈り申し上げます。 

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行政書士として、登録開業を考える前に!

2010-01-25 17:23:21 | 旬なお話

 本日、行政書士試験合格者に合格された全国6,095人の方々、おめでとうございます! また、残念ながら合格できなかった6万人余りの方々、努力すれば必ず合格しうる試験ですから諦めずに頑張って下さい!

 私が合格した年の合格者数が1,956人でしたから、単純計算すれば概ね3倍の方々が独立開業しようかと考えているとう事になるかもしれませんね。

 ところで、行政書士として登録し、独立開業しようと考えていらっしゃる方々へいくつか自問して頂きたい事があります。

 1.行政書士として、こうゆう事をしたい。こうゆう業務をするつもりだ。とのお考えは既にお持ちですか?

 2.行政書士として開業してから、どの程度の初期投資がかかって、どの程度の収入が見込めるか等のシュミレーションをしてみましたか?

 3.副業、或いは副収入があるか、又は見込めますか? 或いは、1~2年は無収入でも食べて行けるだけの十分な資金をご用意されていますか?

 4.行政書士という仕事を通じて、人の役に立ったり、社会貢献をしたいと思いますか?

 5.不正、不正義に対して嫌悪感を感じますか?

 6.”行政書士といえども商売であり、経済手段の一つに過ぎない”と言われる事に抵抗を感じますか?

 7.ご家族、或いはご友人の多くが、独立開業に賛同してくれていますか?

 8.最低3年間は経済的に苦労するかもしれず、それでも頑張れるとの覚悟がありますか?

 以上の質問に対して、すべてYESとの答えだった方は、かなり高い確率で開業は成功すると思います。

 それに対して、NOが一つでもある方々は、注意が必要です。特に4.5.6.がNOの方々は要注意です。

 4.5.6.のうち、二つ以上がNOである方には、先人の者としては入会はして頂きたくないと思います。

 また、1.2.3.7.8.が一つでもNOの方々も注意が必要です。もし、NOが三つ以上あるのならば、せっかく開業しても廃業に追い込まれる可能性が高いと思います。

 せっかくのご努力と、ご自身の人生を見誤らない為にも、今一度是非検証し直してみて下さい。

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LED電球を導入しました!

2010-01-22 10:46:03 | 社会・経済

 エコポイントで得た、商品券でLED電球を買ってみました。エコポイント制度が無ければ到底買える値段ではありません。普通の電球の30倍、40倍もする値段ですから。

 今のところ40W、60W相当の電球しか無いのだそうです。

Img_201001201

 今までの電球は、3~4ヶ月毎に切れて交換していましたが、これは10年ほど持つそうです。もし本当に10年間持つのならば、価格的にはある程度ペイできる金額です。

 買ったのは60W相当の電球色の調光器対応タイプの電球です。これだと、消費電力が従来の60Wから8.3Wに下がると表示されています。

Img_201001202

 つまり、消費電力は13.8%となって、86%ほど電力消費量が下がる計算です。

 リビングに置いてある電気スタンドですから、使用時間と使用頻度が一番高い電球です。リビングのメイン照明の100Wの電球も消費電力4分の1の省エネタイプに変えましたので、どの程度電気代に変化が出るのかがちょっと楽しみです。

Img_201001203

 そんな事より、PC使う時間を減らした方が節電になるって?

 んんんん・・・、実はこれが一番の正解かも知れませんね

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駅前に飛行機?

2010-01-20 08:38:30 | まち歩き

駅前に飛行機が不時着?

Img_1125

 と思ってしまうような光景ですよね。駅前にこのように飛行機が展示してある駅って他に無いかも知れませんね。

 それもそのはず、この駅名は航空公園駅という駅名の駅なのです。

 ところが、西武新宿線の所沢駅のお隣の駅ですから、新宿から西武新宿線の急行電車で30~40分で着いてしまう、意外に近郊の駅なのです。

Img_1099 Img_1101

 所沢といえば、西武ラインオズの本拠地、タレントの所ジョージさんの出身地としては有名ですが、もう一つ有名な土地なのだだそうです。

 つまり、日本最初の飛行場ができた土地が、ここ所沢なのだそうです。

 所沢は東京から近距離にあり、雷が少なく、高圧線もないことなど飛行に適した場所であることから、1911年4月1日に日本初の飛行場として所沢飛行場が開設されたそうです。

 そして、5日後の4月5日、徳川大尉が操縦するアンリ・ファルマン機が、この所沢飛行場でおよそ800メートルの距離を10メートルの高さで飛行し日本で初飛行に成功したそうです。
 ちなみに、当日は早朝にもかかわらず、大勢の見物人がやって来て、食べ物屋台ができるほどのお祭り騒ぎになったのだそうです。

Img_1100 Photo

 所沢の知られざる歴史散歩道ですね。

 「平日、昼間っからお散歩とは良い身分ですね?」と言われてしまいそうですが、実は違いますよ! ちゃんと仕事で、さいたま地方法務局所沢支局に来たのでした。

Img_1096

 都内の法務局は離島を除けば支局、出張所のほとんど全部行ったことはありますし、また、横浜、川崎、藤沢、市川、千葉、浦和、大宮なども何度か行ったことはあります。しかし、所沢の法務局に行くのは、実は今回が初めてでした。

 この航空公園駅前からのメイン通りですが、市役所、警察署を始め、法務局や合同庁舎など、一見役所とは思えないような洒落たデザインの建築物が建ち並ぶ一風変わった地方官庁街です。機会があれば、是非一度お立寄を!

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英国の歌姫、スーザン・ボイルさんのギャラが1日500万円だった本当の理由?とは

2010-01-15 09:12:02 | 社会・経済

 最近は、とんと見たことの無い、年末のNHK紅白歌合戦である。

 この紅白の紅組の特別ゲスト?として歌ったのが、あの英国の素人歌手コンクールで惜しくも準優勝し、その後見事にプロ歌手としてデビューした、あの風貌とは裏腹の美声の持ち主であるスーザン・ボイルさんだったらしいのだが・・・。

 その彼女のギャラが1日500万円だったようで、巷間色々と物議を呼んでいるようだ。

 彼女を突然招聘して、それもNHKだけの出演に限定させ、さっさと帰国させたのは、あまりにもそっけ無いとのマスコミの酷評が目に付くが、在留資格のプロとして申し上げるのならば、さすが法令を遵守する国営放送局と申し上げたいのである。

http://npn.co.jp/article/detail/69609091/

http://warasoku.blog18.fc2.com/blog-entry-1282.html

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100111/tnr1001110848002-n1.htm

 なぜかって?

 おそらく、スーザン・ボイルさんの日本入国時の在留資格、つまりビザはノンビザの関係から短期滞在、いわゆる観光ビザで入国している筈なのである。

 本来は、こういった歌手や俳優などは、「興行」の在留資格認定証明書を事前に東京入管より取得して、イギリスの日本大使館で「興行」のビザを発給して貰わなければならない。

 ところが、おそらくボイルさんの出演が決まったのは12月になってからの話であると想像できる。

 ところが、この在留資格認定証明書は、申請してから交付されるまで約1か月ほどかかるのである。たとえ、NHKが特別な配慮をして貰ったとしても、2週間はかかるであろう。

 その上、その在留資格認定証明書を英国に国際クーリエ便で送付したり、現地日本大使館で、「興行」の査証を受ける手続き日数も別途4~5日はかかろう。

 そうすると、下手をすると12月29日とか30日の来日に間に合わない恐れがある!

 さ~てどうしましょう! とNHKの担当プロデューサーは考えたはずである。

 観光ビザで入国して歌手の活動をすると、ボイルさんは不法就労、NHKは不法就労助長罪になってしまうのである。

 国営放送であるNHKが不法就労助長罪を犯したら、国会で追及されることは勿論、おそらくNHK幹部は、歴史と伝統のある年末番組であるこの紅白歌合戦の打ち切りを決断せざる得ないであろう。

 そんなリスクまで犯して、たかが素人上がりの外国人歌手を呼ぶことはなかろう、と幹部の編成局長さんあたりが言ったかもしれない。

 ところが、そこでプロデューサー氏曰く、

 「実は入管に相談に行きましたら、統括審査官なる責任者の人にこう言われたんですよ、局長!」

 「入管法では、確かに短期滞在資格、つまり観光ビザで入国して、歌手の活動をすれば、資格外活動となって不法就労となってしまうのですが、入管法第7条第1項第2号の基準を定める省令、いわゆる基準省令なるのものがあるそうでして・・・。」

 「まあ、いってみれば法律の一種なんですが、その省令の法別表第1の2の表の項の下欄に掲げる活動の1のイに次のよう書かれているらしいんですよ」

 【ただし、興行を行うことにより得られる報酬の額(団体で行う興行の場合であっては当該団体が受ける総額)が1日につき500万円以上である場合は、この限りでない。】

 「ですから、我々がボイルに支払うギャラが1日につき500万円であれば、短期滞在、つまり観光ビザで入国して歌手として活動しても問題はないと言うんですよ。今回の紅白歌合戦出演予算は、旅費、宿泊滞在費、通訳費などで150万円で、ギャランティーが250万円ですから、こういった費用込みでの500万円の報酬の契約をすれば、まったく問題は無いらしいのですよ!」

 「それと、他の民放のTV番組やラジオ番組などにその他の報酬を伴う出演を別途させなければ入管法違反にはならないと言われましたから、紅白終わったら、ちょっと観光でもして貰って、さっさと帰しちゃえば良いらしいですよ!」と入管に言われたどうかは、飽くまでも想像に過ぎないが、あり得ない話ではないのである。

 「てな訳で、予算は400万円ですが、ここは込み込みで500万円でOKを出して下さいよ!局長も、永田町や霞ヶ関から文句言われるご心配もまったく無い訳ですし!」なんて、プロデューサーが上司に言ったかどうかも、当然定かでは無い。

 まあ、こんな風に舞台裏のやりとりを想像してみると、紅白歌合戦も満更つまらない番組でも無いのである。

【お詫び】

 1日500万円以上の報酬の場合、在留資格「短期滞在」をもって本邦にて興行行為ができるように書いてしまいましたが、全くの間違いでしたので深くお詫び致します。

 但し、映画やCDの宣伝活動の為に「短期滞在」資格で来日して来る大物俳優や大物歌手が今でも多数おり、これらの俳優や歌手は日本国内では報酬こそは受領していないものの、実態として宣伝促進費として称して、高額な費用がプロモーター経由で支払われている現実があるようです。

 このように、「興行」の在留資格は、入管行政の中でも今もって極めて不透明で、不明瞭なところが多いことは過去のフィリピン人ダンサーと称して来日していたホステス達の例でも明らかです。

 更に聞くところによれば、短期滞在で入国してアルバイトをしているファッションモデルが未だに多数いることは公然の事実のようです。

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